明日はちゃんとしよう・・・

今日もダメダメでした・・。芝居と映画と音楽と。
ほぼ備忘録、リアルタイムじゃないけどね。

『歌わせたい男たち』@紀伊國屋ホール

2008年03月23日 | Weblog
伊賀さんに薦められた永井愛作&演出の芝居の再演。ある意味「パンク」な芝居だった!
都立高校の卒業式の保健室が舞台だ。「君が代」を歌わない教師となんとか歌わせたい校長と、その間で苦しむ新任の女性音楽教師が「君が代」の伴奏のピアノを弾くことになるのか・・・。
この芝居にはいくつくかテーマが内包されている。 政治的な状況への告発、職を失っても自分の良心に従うか体制に従うか、という人間の生き方の問題、など。
「君が代」をめぐるおかしな解釈や論理のすり替えや、歌わない人を犯罪者のように扱う理不尽な強制と罰則など、それ自体の事実が客観的に見ると思わず笑ってしまう喜劇の様相を呈している。全体を告発調ではなくコメディとして仕上げているところがすばらしい。
また役者陣の力量もすばらしく特に歌わない教師の近藤芳正さんはハマリ役という感じだった。
http://www.nitosha.net/stage/index.htm