『どん底』＠シアターコクーン＆『物語が、始まる』＠REDシアター

先週から今週末に芝居を２本。
シアターコクーンは先日CFに出演してもらった黒田大輔くんの出演しているケラさんの力作。http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/08_donzoko/index.html
ゴーリキーの戯曲を読んだこともなく昔映画で観たことがある程度の知識だったが黒澤明の映画と大筋はかわらず。ケラさんにしてはオーソドックスな作りだが、キャストが沢山いるのに芝居が進むにつれてそれぞれのバックボーンやキャラクターがはっきりしてきて、各キャラクター同士が影響し合っている様はすばらしい構成だった。また段田安則の演技力、江口洋介の存在感etc・・役者陣が旨く活かされていた。
大人計画の伊田さんにばったり会う。もちろん猿時さんも富川くんもよかったです！

赤坂レッドシアターは吉住さんに呼んでいただき月影番外地。http://www.rup.co.jp/information/tsukikagebangaichi.html原作川上弘美、脚本千葉雅子、演出木野花というまさに女性が発信する芝居。女性ならではの視点というか感覚に気付く部分がいくつかあった。辻修さんはいつもキャラクター先行の役が印象に残っているが、今回は終盤での＊＊＊の演技を観てその実力派ぶりを確認できました！

『ハンティング・パーティ』試写

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先日映画情報サイトの「シネトレ」の公認ブロガー試写に呼んでいただいた。
ここ数年、めっきりハリウッド映画を観る機会が少なくなってしまったが
リチャード・ギアとテレンス・ハワード主演の今作はなかなか侮れない作品だった。
紛争後のボスニアで戦争犯罪人を追うジャーナリストの話なのだが
内容は⇒http://www.huntingparty.jp　http://huntingparty.at.webry.info/
ジャーナリスティックでスリルに満ちた内容なのだがユーモアもたっぷり盛り込まれて
エンタテインメントしているのである。うーむこれがハリウッドの余裕なのか・・。
以前ここにも書いた『大統領暗殺』と『TAXI TO THE DARK SIDE』にも通じるテーマも含まれている。
まぁよーく考えてみるとビン・ラディンだって本気で捕まえようとしてたらとっくに捕まってるハズだよなぁ・・・。

5/10（土）よりシャンテ シネ、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー

『バーム・イン・ギリヤド』＠シアターモリエール

先日新宿のシアターモリエール（お初でした。）にロバート・アラン・アッカーマン氏の舞台を観にいった。普段あまり観ないタイプの舞台だけど、クワイエットに出てくれたアーノルドの水野顕子さんと伊賀大介さんからのご案内。NYのダイナーに集まる若者達の群像劇。とてもエネルギッシュな舞台だった。ただ日本人の僕にはどうしてもスンナリ受けとめきれないオフブロードウェイのスタイルと実力があるのに活かされていない役者がいたのはちょともったいない部分も・・・。
３０人もの登場人物のキャラクターを見事に表現した伊賀さんの衣装は本当にすばらしかった！
またもやキャスティングの山内さんに遭遇（笑）
http://www.thecompany-t.com/index.html

松尾スズキ+サモアリナンズ『洞海湾』＠スズナリ

今やコクーンや青山劇場サイズの松尾スズキの芝居がこのサイズの小屋で観られるのも贅沢だが、キチンとこのサイズ向けを意識して作られているところはさすがです。思い出せないくらいの小ネタやギャグの連続。
松尾さんと武沢宏くんの共同脚本。武沢くんも才能あるなぁ。アーノルドの解散は寂しいけど、もっといろいろ書いて作ってほしいです！
サモアリはこれにて休止ということでカーテンコールではちょっとウルウルしてしまったが今回のプロジェクトに松尾さんや長坂さんの男気も感じられて気持ちがよかった。
終演後、武沢くんと飲み。終電を逃してしまったためもう一軒。そこへ千木良ちゃんと野間ちゃんが合流して結局朝まで。昨日もダメダメ・・・。
http://www.samoari.com/

力作！ポツドール『顔よ』

昨日は吉住さんに無理を聞いてもらい本多劇場へ。
人間顔じゃないという言葉があるが、人間顔なのである。
生まれ持った顔の美醜をめぐるストーリー。エゴ、暴力、セックス、同時進行、シンクロ・・。
やっぱり三浦大輔はズゴイ。とにかくリアル。チ○コもマ○コもそのまんまの直球勝負。これ程リアルな「今」の台詞の応酬はなかなか観られない。
練られた構成とみっちり積まれたであろう(？)稽古に拍手！
伊賀さんに早速報告。
偶然会った守屋監督とSPA！の田辺氏と飲み。
http://www.potudo-ru.com/

川西純監督とコケ寿司

４/１、何か面白いウソをついてやろうと毎年画策するのだが、気がつくとエイプリルフールは終わっている・・・マーフィーの法則みたいなもんですな（古っ！）
４/３～４は川西監督とロケ。とても素敵なクライアントで和やかな現場。川西監督のより良い上がりを追求する姿勢と的確で計算された演出方法を垣間見て、うれしくなると同時に川西作品のクオリティの高さに納得。
桜のきれいな公園や懐かしい小学校の校舎など数枚写メを撮ったけど、一番のインパクトは北区中央公園文化センターの正面のナゾの看板。
「寄らんしょ」も？だが「コケ寿司」も？？？
一番のナゾは看板があるのに肝心のお店が見当たらないこと。
ナゾの寿司の横に置かれたコーヒーのディスプレイを想像すると・・。