休みが取れた祭日に学生のような映画のはしご。Ｄ・リンチ「インランド・エンパイア」。前作は確信犯めいた空気があったが、今回はもう完全インナーワールド。これは理解可能かどうかではなく、好きか嫌いかの世界。自分はこの空気感が好きなんだなぁ。「厨房で逢いましょう」はなかなかの佳作。セリフを少なくしＵＰを多用して役者の表情の微妙な変化で魅せる演出に好感。
週末は遅くまで社で仕事をしていたOとFとで23時過ぎから凪でメシ。当然だが餃子、ネギ焼き、炙り鯵、焼きラーメンなどのつまみでスタートし焼酎５杯、仕事の話が熱くなったところでラストオーダーになりシメの日替わり麺、バター風味のキノコ豚骨ラーメン。美味！話が終わらず何故かその後三宿の蕎麦屋で焼酎と田舎蕎麦。いくら麺好きでもこのハシゴはいかがなものか？ろくに運動もせずにこの食生活。この日もダメダメでした。明日はちゃんとしよう。
元全米サンボチャンピオンの牧師アーサーの話を聞きにいく。彼のファンキーでREALな話はいつも元気と癒しをくれる。「クワイエットルームによこうそ」の試写を観て「難しいテーマを笑いなどのオブラートで包みながらもウソがなくホントを真正面から描いているブラボーな映画」と気に入ってくれている。トークの中でもこの作品の話を日本全国でしてくれているようだ。彼のようなREALな人に認められる作品ができてうれしく思う。公開まであと一ヶ月。
「クワイエットルームにようこそ」の主題歌として松尾さんが熱望した日暮愛葉さんのバンドLOVES.の「Naked Me」のPVが完成。今回は映画に助監督として参加したSPOONの石橋が活躍。監督は松尾さん＋久保コレオさん。映画の主題歌ならではのアイデアがあるPVができた。久保さん、時間がない中でいい作品にしあげてくれてありがとう！
芝居を２本。昨日はジブリの森美術館横に設営されたテントで新宿梁山泊の唐版「風の又三郎」。扇風機が回り蚊取り線香が焚かれるテント内は独特の雰囲気。役者兼スタッフの方々がとても親切だった。今日は辻川さんと打合わせの後、青山円形劇場でイキウメの「散歩する侵略者」。イキウメはまだ2度目だが予想以上にすばらしかった！完成されたSFファンタジーであり、サスペンスであり、人間ドラマであり、多くのテーマが内包された作品だった。観劇後、作・演出の前川さんとちょっとおしゃべり。
昨夜は松尾さんの「キャバレー」の稽古場におじゃまして「クワイエットルームにようこそ」の主題歌「Naked Me/LOVES.」のPVの打合せ。久しぶりに阿部さんや紙ちゃんとも再会。松尾さんは復帰後でペースを取り戻すのに苦労しているみたいだが「今回は面白くなるよ～！」とイイ感じで安心。打合せ後は皆で制作部焼肉番長オススメの浅草「本とさや」へ肉もテグタンもかなり旨し。
週末、下北のCLUB QUEに『euphoria』というバンドのライブを聴きに行く。彼らはLIVE時に上映する映像やWebも自分たちで作っている。写真もなかなか良い。LIVEでは機材のアクシデントがあり「自分たちが到達したかったところに行けなかった。」と悔しがっていたが、そのぶんを差し引いても彼らの可能性とセンスは十分感じられた。http://www.euphoria-sound.com/
昨日は内幸町ホールへ落語好きのAさん夫妻と「桂雀々落語家生活３０周年」の３日目を聞きに行く。雀々師匠の高座を５年ぶりに拝聴する。落語自体が久しぶりだったがその圧倒的な芸に感動！「さくらんぼ（あたま山）」をその昔書いた人のブッ飛び具合を改めて認識。この超SFはスゴすぎる！Aさん夫妻オススメのゲストの立川談春もすばらしかった。
本郷のギャラリーヴァリエテ本六に村田朋泰さんの原画展示を見に行く。村田さんとしばしお話する。村田さんの世界はパペットアニメをはじめ「和み」と「ブラック」の同居が心地良くて大好きだ。何か一緒にできるといいなぁ。
主演は「運命じゃない人」の中村靖日と「仮面ライダー龍騎」の弓削智久。中村くんの実力は周知だが、弓削くんの役者としての存在感を改めて認識。要注目！しかも弓削くんが脚本を担当。これがまた初脚本とは思えない出来！資料をチェックすると結末は監督の意向で変更したらしいが、オリジナルの結末で観たかった。