宇宙船地球丸

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温室効果ガス地球温暖化説の嘘(その31)=京都議定書は直ちに破棄すべきだ!

2008-03-23 07:21:23 | 環境教育
 「宇宙船地球丸」の管理人スパイラルドラゴンです。今日は、2008年3月23日です。本日は、2005/12/21に発行された「サマータイム制導入に反対する」 vol.166を転載します。

(以下転載)

【サマータイム制導入に反対する】 vol.166 2005/12/21 発行者:media

http://archive.mag2.com/0000144953/20051221212203000.html?start=580

◎温室効果説に対する疑問(その30)

 サマータイム導入の論拠となっている温室効果(による地球温暖化)説に対する疑問を述べるシリーズの第30回目です。

●科学報道に演出は必要か?

 前回の続きで、11月1日放送のNHK・ニュース10の検証です。
 テーマは、温暖化による海面上昇がもたらす深刻な影響です。
 前回は前半の砂浜侵食(海岸線後退)の話だったわけですが、ここだけでも視聴者を惑わす演出、それもトリックが用いられていました。

 そこで、みなさんに問いたいのです。
 はたして、真の科学の報道に演出なんて必要でしょうか?

 それが真の科学なら、演出なんて必要ないと思うのですが…。
 堂々と、ありのままを報じればいいでしょう。
 そうではないから、演出(トリック)が必要なのではありませんか?

 NHKは演出が過ぎますね。
 それも、擬似科学的に数字を多く用います。
 昨晩(20日)のクローズアップ現代でも、屋外からの騒音対策に満足している人が100%!なんて、とても信じられないようなアンケート結果を報じていました。
 おいおい、それなら、なんで騒音公害訴訟なんてもんがおきたりするんだよぅ?
 ま、テーマが「室内騒音」でしたから、そっちの方が問題になっているのだということを強調したかったのでしょうが、それでも嘘はいけませんよね。
 特に、数字の嘘は。

 数字を使って、煽る…
 これ、最近のNHKの十八番のようです。


●まるでオカルト教団の説教

 キャスターのコメントも、悪趣味でしたね。
 さかんに不安や恐怖を煽ってました。

 まずは、有働由美子キャスター。
 「温暖化の影響と見られる現象がジワジワと起き始めているのですが…」とくる。
 あれ?、確証済みの事実ではなくて、「と見られる現象」だったの?
 それはともかく、疑うことを知らない人には、「ジワジワ」なんて表現は、不気味に聞こえるでしょう。
 明らかに不安を煽る言い方です。

 お次は、今井環キャスター。(レディー・ファースト?)
 「なかなか変化が目に見えにくいですからね」ときた。
 これまた、不気味に聞こえるコメントですね。
 であると同時に、“お前らには見えていないのだ!”という軽蔑的感情を感じさせられるコメントでもあります。

 とにかく、この二人のコメントを聞いていると、まるでオカルト教団の説教を聞かされているかのようです。
 自分の意思なのか?、それとも指示によって言わされたものなのか?

●世界的シナリオって何?

 さて、後半の部分に話を移しましょう。
 内容は、海面上昇によって液状化現象がおこり、その影響が内陸部にも及ぶ…という恐怖についてです。
 で、番組では、もし海面(水位)が80センチ上がった場合のシミュレーション結果が報じられていました。

 おそらく、シミュレーション自体は信用できるものなのでしょう。
 ですが、ここで素朴な疑問がわいてきます。
 なぜ80センチ上昇なの?

 実は、後半に話が移る前に、国際的な温暖化のシナリオでは百年後には88センチも海面が上昇することになっているという主旨の話が挿入されていたのです。
 なるほど、それなら80センチの海面上昇という設定も理解できますね。

 でもさー、本当に88センチも海面が上昇するの?
 その根拠は?

 シナリオって、誰が書いたのよ?
 そもそも、シナリオって、ドラマのような作り物の世界の概念じゃないの?

 これでは、SFの世界ですよね。
 空想科学的社会主義の世界です。
 つまりは、文マルの世界ってこと。

●またまた確定値

 88センチというのは、予想値でしょう。
 でも、それにしては、変です。
 科学的な予想値なら、値に「プラス・マイナスいくら」という幅があるはずです。
 なのに、確定値とは。

 要するに、これは、株価予想と同様のやり方で得た予想値だということです。
 つまり、きちんと科学的な解析で得られた値ではないということです。
 だったら、こんな数字は、無意味でしょう。

●無意味なシミュレーション結果

 たとえシミュレーション自体がまともでも、前提となっている仮定・設定が空想なら、得られる結果も空想にすぎません。
 そんなシミュレーション結果は、無意味です。

 ニュース10で報じられた、海面上昇による液状化のシミュレーションも、その設定自体が空想なのですから、それによって得られた結果も空想にすぎません。
 報じる時は、そのことをきちんと説明すべきでしょう。

●仮定が事実になってしまう科学

 ところが、呆れたことに、NHKニュース10は、これを科学的事実、すなわち、避けられぬ運命であるかのように報じたのです。
 これは、まずいんでないかい?
 「もしこうなら、こうなる」という報じ方なら問題ないのですがね。
 ニュース10の報じ方は、そうではありませんでした。

 80センチの海面上昇は、仮定にすぎません。
 ところが、NHKの手にかかると、これがいつの間にか事実になってしまうのです。
 この“仮定が事実になってしまう”という特徴は、まさしく文マル科学の特徴です。
 文マル科学の世界では、仮定や仮説というものと、事実とが、ゴチャゴチャになっていることが多いのです。

 もはや正体は明らかでしょう。

●ゲーム脳化するNHK

 NHKは、作り物の世界と、現実の世界との区別がつかなくなってしまってますね。
 いわゆる広い意味での二次元コンプレックスです。
 つまり、イカレテるってこと。
 ゲームのやり過ぎで、作り物の世界と、現実の世界の見境がつかなくなり、とんでもない犯罪に走ったりする若者たちと同じです。

 そういえば、昔、NHK出版から「ゲーム脳の恐怖」とかいう本が出版されたことがあったと思うのですが…
 ゲーム脳になってるのは、当のNHK自身じゃないの?

●学芸化するNHK

 作り物の世界を賞賛するは、学問ではありません。
 学芸です。
 NHKは学芸化しているわけです。

 そういえば、今年、涙の告発記者会見を行った番組チーフ・プロデューサーだかは、学芸大学の卒業じゃなかったっけ?
 NHKの表現力は、凄まじいですね。
 でも、表現の世界は、事実を探求する世界ではないですよ。
 学問(科学)と学芸とを混同されては困ります。

●前半の存在意義

 こうしてみると、なぜ、前半で、砂浜侵食の原因を海面上昇だけのせいにしたのかも、理解できるでしょう。

 内陸部にまで及ぶ液状化現象を、避けられない運命と信じ込ませるには、88センチ海面上昇というシナリオを事実と信じ込ませなくてはならない。
 つまり、海面は絶対に上昇し続けるのだと信じ込ませなくてはならない。

 そのためには、海面上昇を強く印象付けるネタがあればいい。
 そんな彼らのニーズにピッタリだったのが、砂浜侵食だったというわけです。
 もっとも、実際には、ダムの建設による土砂供給量の減少が主たる要因なのですがね。
 でも、素人は、そこまで気付かない。
 ならば、これは使える!
 これで行きましょう!…てなわけです。

 これが、みなさまのNHKのやり方です。

●理科ではなく社会科だった?

 この日(に限ったことではないのですが)の報道は、お世辞にも科学と言えるものではありません。
 あまりにも酷いので、もう一度、録画してあったDVDをチェックし直してみたところ、バックで解説してたのは、なんと、社会部のアンチャンでねーの。(ぶたまげたーなんて、古い?)
 あれ~?、科学文化部とかじゃないの~?
 温暖化問題は、科学ではないのでしょうかね?

 そういえば、今日の新聞のテレビ欄を見てみると、NHK教育の午後3時から放送の「地理」で、「温暖化する地球」なんてゆーの、やってたみたいです。
 そーか、理科の概念ではなくて、社会科の概念だったんだー。
 そういえば、社会科のセンセーには、反米サヨが多かったっけ。(笑)

発行者:media( mediawoutagau@yahoo.co.jp )
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(転載終わり)

スパイラルドラゴン拝


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