自分はもう大人の年齢になってしまいましたが、
小さい頃も今でも
「こんな大人にはなりたくない」
なんて思います。
バイトしてるときに来る客や
街中で見かける人など、
そう思うときは様々ですが
自分がこの歳になると
「この人もきっと色々あってストレス溜まってるんだろうなぁ。」
とか、むしろ同情することが多いです。
しかし、
二日ほど前、
心の底から「人間として腐ってる」と思う人がいました。
できることなら二度と顔を合わせたくないですが、
そうも行かないようです。
その人は学科の教官なので。
この前、学科を受けたとき
その教官の授業でした。
授業の内容は『交通事故』。
教官「年間、一万人以上の人が交通事故で亡くなっています。
今、イラクで戦争をやっていますが、一万人も死んでませんから、
コレは相当な数ですね。」
ここまでは良かったのですが
教官「交通事故は戦争とは違いますからね。
戦争は人を殺していいんですから。
それよりも事故で人が死んでる訳ですから、
みなさん気をつけないといけませんよ。」
お前はアホか。
戦争やろうが何やろうが
人を殺していい訳あるかい。
ミトコンドリアからやり直して来いや。
しかも笑いながら話してましたからね。
戦争は沢山人が死ぬし殺されるし、
とても良いことだとは言えません。
それでも戦争が起こってしまうのは、
これだけの種類の人間が生きている上では
「しょうがない」と言わざるを得ない部分もあるでしょう。
しかし、戦争は
人を殺していいという免罪符では決してないはず。
なのに
彼は見たところ50代だとお見受けしますが…
ニュースを見てないのか。
新聞を読んでないのか。
戦時中の記録フィルムを一度も目にしたことがないのか。
「こんな大人になりたくない。」
「こんな大人がいる世界に住みたくない。」
「こんな大人に教えられたくない。」
その場で席を立とうかと思いましたが、
その教程はその人の担当らしく
避けて通れそうにないので
仕方なく席を立てずにいました。
そんな自分も悔しいですが。
この人はきっと
自分が一番正しいと思ってる種類の人間なんだと思います。
人の考え方は沢山あって、
私自身が言うことがなんでも
一番正しいとは言えないんです。
でも、この人の言ったことは間違ってる。
とても遺憾を感じながら
ぶつける場所が無かったので
ココにひっそりと認めてみました。