誰もがびっくりする女性を口説く戦略!
時は遡り、私が中学生の頃の話‥‥
私は友人のてっちゃんから、恋の相談をうけた。
てっちゃんは学校の帰り道の公園で、毎日のようにすれ違う犬の散歩をした女の子に恋をしたのだ。
早速とその話しを聞いた僕と、当事者であるてっちゃんで帰り道にその彼女の事を拝みに公園へと向った‥‥
公園にさしかかると、彼女は愛犬とボールで遊んでいた。
「なるほど‥‥ナイスミドル!」
中学生だった僕はナイスミドルの意味は解らなかったけど、取りあえず言って見た。
しかしさすが我が友!恋した彼女は物凄くビューティフルだ!
と、同時にてっちゃんの恋したお相手は私の想像を遥かに超えたハードルの高さでもあった、何故なら相手は明らかにお嬢様と呼ばれる生き物だったのだ。
我々は早速、行き着けの駄菓子屋のゲーセンコーナーで作戦会議を行う事にした‥‥
彼女に対するてっちゃんの『愛』それは半端なものではないのは確かだ、しかし彼女から見た僕らの見た目はヤンキーだ、『ス』をつけて『ヤンキース』なら野球選手だが、とてもそうは見えない我々の風貌に駄菓子屋のババァも踏まえ戦略会議は難航を極めた。。。
しかし考えれば考える程にてっちゃんの彼女への思いは募るばかり‥‥
ここでてっちゃんはある決断を発表した。
「俺‥‥リーゼント辞めるわ‥‥」
その言葉に駄菓子屋のババァは「あんたからリーゼント取ったら何が残るんだいっ!」といった。
普段ならそんなこと言ったらババァを半殺しにしているところだが、その時ばかりは僕もババァに同調をした。
(しかし、てっちゃん‥‥そこまで思い詰めていたとは‥‥)
僕はてっちゃんの足繁く決まっているリーゼントヘアを見つめながらふと思った!
「ん‥待てよ‥‥」
その時だ!てっちゃんの恋する気持ちがそうさせたのであろう、物凄いアイデアが僕の五感を駆け巡り、脳に達した。
僕の体には一休さんの血が流れているのでは!と疑わざる得ないくらいの閃きだ!
「い、い、い犬っ、そう犬だよ、てっちゃん!」
なにもいきなり彼女にアプローチしなくても、まずは犬と仲良くなればいいのだ!
そうすれば彼女だって‥‥
見た目はヤバイけど、犬が好きって事はきっといい人なんだわこの人大作戦だ!
うまくいけば彼女の愛犬を通じ『間接キス
』これも夢じゃない!
早速その翌日、作戦決行の日がやって来た!
気分を乗せる為にその日は朝からてっちゃんのことを、『愛犬テツ』と呼ぶことにした。
授業の合間でも僕が「ほれっテツっ!」と言ってボールを廊下に投げるとてっちゃんは、嬉しそうに猛ダッシュで拾いに行き、頭を撫でてやると「くぅ~ん」と甘えてきた。(完璧だ!)
給食の時間などは手を使ってはいけないという課題も楽々クリアー!(これも恋のパワーだ!)
周囲や先生は最初気持ち悪がったが、事情を話すと皆が協力をしてくれた。
僕はこの時、協力してくれる皆に対し『人間ってあったかいなぁ』と涙が出そうになった。。。
さぁ、いよいよ下校だ!
公園に近づくとてっちゃんは何かをモグモグ食べている、聞けばそれは犬の餌とのことだ!(てっちゃん、そこまでして‥‥)
確かに犬の餌を食べておけば、そのニオイで犬がまとわりついてくるだろう(さすがてっちゃん、嫌っ!愛犬テツ‥‥)
なにを食べたのか覗きみたところ、捨てられた缶には『猫まっしぐら』と書いてあったが、そんなことはどうでもいい。
さぁいよいよ公園の中に突入!
すると‥‥
我々は見てはいけない光景を目の当たりにした
彼女は大学生風の男と肩を寄せ合い愛犬を連れ歩いていたのだった‥‥
その日以降、愛犬テツは『狂犬テツ』となり学校や街で大暴れしたのであった。。。
byピンチマン
時は遡り、私が中学生の頃の話‥‥
私は友人のてっちゃんから、恋の相談をうけた。
てっちゃんは学校の帰り道の公園で、毎日のようにすれ違う犬の散歩をした女の子に恋をしたのだ。
早速とその話しを聞いた僕と、当事者であるてっちゃんで帰り道にその彼女の事を拝みに公園へと向った‥‥
公園にさしかかると、彼女は愛犬とボールで遊んでいた。
「なるほど‥‥ナイスミドル!」
中学生だった僕はナイスミドルの意味は解らなかったけど、取りあえず言って見た。
しかしさすが我が友!恋した彼女は物凄くビューティフルだ!
と、同時にてっちゃんの恋したお相手は私の想像を遥かに超えたハードルの高さでもあった、何故なら相手は明らかにお嬢様と呼ばれる生き物だったのだ。
我々は早速、行き着けの駄菓子屋のゲーセンコーナーで作戦会議を行う事にした‥‥
彼女に対するてっちゃんの『愛』それは半端なものではないのは確かだ、しかし彼女から見た僕らの見た目はヤンキーだ、『ス』をつけて『ヤンキース』なら野球選手だが、とてもそうは見えない我々の風貌に駄菓子屋のババァも踏まえ戦略会議は難航を極めた。。。
しかし考えれば考える程にてっちゃんの彼女への思いは募るばかり‥‥
ここでてっちゃんはある決断を発表した。
「俺‥‥リーゼント辞めるわ‥‥」
その言葉に駄菓子屋のババァは「あんたからリーゼント取ったら何が残るんだいっ!」といった。
普段ならそんなこと言ったらババァを半殺しにしているところだが、その時ばかりは僕もババァに同調をした。
(しかし、てっちゃん‥‥そこまで思い詰めていたとは‥‥)
僕はてっちゃんの足繁く決まっているリーゼントヘアを見つめながらふと思った!
「ん‥待てよ‥‥」
その時だ!てっちゃんの恋する気持ちがそうさせたのであろう、物凄いアイデアが僕の五感を駆け巡り、脳に達した。
僕の体には一休さんの血が流れているのでは!と疑わざる得ないくらいの閃きだ!
「い、い、い犬っ、そう犬だよ、てっちゃん!」
なにもいきなり彼女にアプローチしなくても、まずは犬と仲良くなればいいのだ!
そうすれば彼女だって‥‥
見た目はヤバイけど、犬が好きって事はきっといい人なんだわこの人大作戦だ!
うまくいけば彼女の愛犬を通じ『間接キス

早速その翌日、作戦決行の日がやって来た!
気分を乗せる為にその日は朝からてっちゃんのことを、『愛犬テツ』と呼ぶことにした。
授業の合間でも僕が「ほれっテツっ!」と言ってボールを廊下に投げるとてっちゃんは、嬉しそうに猛ダッシュで拾いに行き、頭を撫でてやると「くぅ~ん」と甘えてきた。(完璧だ!)
給食の時間などは手を使ってはいけないという課題も楽々クリアー!(これも恋のパワーだ!)
周囲や先生は最初気持ち悪がったが、事情を話すと皆が協力をしてくれた。
僕はこの時、協力してくれる皆に対し『人間ってあったかいなぁ』と涙が出そうになった。。。
さぁ、いよいよ下校だ!
公園に近づくとてっちゃんは何かをモグモグ食べている、聞けばそれは犬の餌とのことだ!(てっちゃん、そこまでして‥‥)
確かに犬の餌を食べておけば、そのニオイで犬がまとわりついてくるだろう(さすがてっちゃん、嫌っ!愛犬テツ‥‥)
なにを食べたのか覗きみたところ、捨てられた缶には『猫まっしぐら』と書いてあったが、そんなことはどうでもいい。
さぁいよいよ公園の中に突入!
すると‥‥
我々は見てはいけない光景を目の当たりにした

彼女は大学生風の男と肩を寄せ合い愛犬を連れ歩いていたのだった‥‥
その日以降、愛犬テツは『狂犬テツ』となり学校や街で大暴れしたのであった。。。
byピンチマン
テツの一生でした。
お終い