エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

日米に操られる “オキナワ”

2020-11-05 08:33:52 | “アイヌ文化”関連

・・・ 沖縄県の近代史 ・・・

◎ 1872年(明治5年)明治政府が 琉球藩 を設置(琉球王国は滅亡)           

◎ 1879年(明治12年)廃藩置県により琉球藩 ⇒ “沖縄県” ~66年間

◎ 1945年(昭和20年)世界大戦の敗戦により 沖縄 および 日本 がアメリカ軍(GHQ)の占領下に置かれる。

◎ 1972年(昭和47年)アメリカから 日本へ “沖縄返還” 
                                 アメリカの統治期間 ~27年間    
                
◎ 2020年(令和2年) 現在まで 日本の “統治期間” ~114年間
              アメリカの “基地使用期間” ~75年間      

沖縄県の日本統治は、琉球人にとって幸せだったのか?
 
明治政府により 琉球王国 が滅ぼされ、日本の同化政策を受け入れた結果、第二次世界大戦でアメリカ軍に侵略され、多くの犠牲者を出した挙句、“GHQ” の支配下に置かれたのです。 不運としか、思えません。 唯一、“日本帝国・軍国主義” から解放された幸運はあったかも知れません。 しかし 再び日本に返還され、何の “メリット” があったのでしょうか? ロシア・中国・北朝鮮 の “盾” として、“オキナワ” は “軍事基地” にされたのです。 “日米安保条約” を結び、日本防衛の “要” になると喜ぶのは 日本政府だけです!   

私は、沖縄県へ行った事がありません。 新聞やテレビで情報を知るだけで、勝手な憶測で意見を述べる立場では無いと思っています。 だだ、昨今の “沖縄米軍基地問題” について、アイヌ民族 の苦悩を知る 北海道人 として 一言 沖縄県(琉球民族)に、エールを送らずにいられないのです!

徳川幕府は 約260年間、“琉球王国” との交易を認めるものの、侵略を許して来なかったと思います。 それが 大政奉還(明治維新)以降、新政府軍(官軍)は急速に軍国主義に走った。 1869年(明治 2年) 蝦夷を侵略し、“北海道” を獲得しました。 1872年(明治 5年)琉球王国に侵攻し、琉球藩を設置した。 それから 7年後(1879年)、廃藩置県により “沖縄県” を日本の統治下に置いています。 そんな大義は、あるのでしょうか?

◎ 普天間基地に配備された「オスプレイ」 


今 “沖縄” は、“普天間基地” ⇒ “辺野古基地” の移転問題で揺れています。 また、オスプレイが主体の “ヘリパット基地” にも、県民の多くが反対しています。 国の防衛の為、沖縄県が犠牲になるのは、仕方がないのでしょうか? 日本における米軍基地が、沖縄県に 70%以上集中する事に、不平等を感じないのでしょうか? このままだと 第二次世界大戦以降、アメリカ軍(GHQ)が “沖縄” を 統治した時代と変わりません!

◎ 1945年 日本を統治した “GHQ” 肖像画家「浅野 勉」作


なぜ 日本は沖縄県民を “差別” するのか? 元々、日本人では無いからです。 琉球人を、日本人と認めていないのです! つい最近(2007年・土人保護法廃止)まで “アイヌ人” も 琉球人” も、先住民族と認めず “土人”(自立できない土着民=侵略者の勝手な言い分)として扱って来たのです。 琉球人を日本人に 同化させると、“千年の歴史” も “土地” も “資源” も 収奪できると、軍国主義下の政府が考えたのでしょうか? これこそ、“植民地支配” です!
  
沖縄県民 は、百年以上 “日本” にも “アメリカ” にも、侵略 および 軍事基地 の為、“居住権&人権” を奪われて来ました。 それは、近代史において明らかになっています。 
国連は「先住民族が収奪された土地や資源の原状回復と補償」を 決めています。 当然、沖縄県も該当します。 しかし、日本政府の対応では埒が明きません。 国連すなわち、世界に訴える冪です。 “独立” の名の元に!              

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