エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

“クジラ” 食べますか?

2020-08-05 08:36:32 | “現代医学の功罪” 関連

2年前(2018年)、政府は国際捕鯨委員会( IWC )を脱退し、日本近海の商業捕鯨を再開しました。 なぜ 1972年、国際捕鯨委員会と結んだ“捕鯨禁止”の約束を破棄したのか? 不可解です! 「日本の水産業者(漁師)を守る為」それでは 世界に対する説明になっていません。 「昔から 日本人は、魚やクジラが好きだから」と言っても 説得力がありません。 日本政府の方針は、世界の流れに逆行するだけでなく、人々の命や健康を蔑ろにするものです。 汚染された大海には、メチル水銀・PCB・ダイオキシン・ベンゼン・・・、高濃度の重金属が水中に浮遊し、海底に沈殿しています。 食物連鎖は、プランクトン→魚類→鯨類→人間と、魚貝類の汚染は確実に広まっているのです。 日本は過去に、“メチル水銀”による“水俣病”(公害)を生んだ“負の歴史”があります。 政府は「忘れた」と言うのでしょうか?            

戦中戦後 安くて旨い鯨肉を、日本中で大量消費したのは事実です。 牛の数十倍ある“クジラ”ですから、貧しかった日本人の胃袋を満たしてくれる優れた食料でした。 しかし 国際捕鯨委員会の規制で、全面捕鯨禁止(一部調査捕鯨のみ承認)され、ほぼ市場から鯨肉は姿を消しました。 国際社会は、クジラやイルカの捕鯨を認めていません。 知能が高い海洋生物として、人類との共存の道を模索しているのです。 それ以上に、メチル水銀に汚染されたクジラやイルカの食用を抑止し、健康被害(水銀中毒)を食い止めているのです!


下のイラストは、摂取に注意を要する魚介類の名称と、“メチル水銀”の数値を示しています。 重金属である“メチル水銀”は、大半が排泄されず体内に蓄積されます。 WHO(世界保健機関)によると、体内に 50ppm以上蓄積されると、脳障害が起きると警告しています。 バンドウイルカやコビレゴンドウを、80グラム摂食するだけで、危険なレベルに達します。 メカジキ・ツチクジラ・マッコウクジラも、わずか 80グラム食べると危ない領域に至ります。 問題は「たまに食べる」ではなく「食べ続ける」ことです。 このイラストを見て 貴方やご家族は、クジラやイルカ(および大型魚)を好んで食べますか? 

◎ 食物連鎖で大型魚ほど水銀含有量が高い。(16年前のデータ)

                     

米国・英国・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・ノルウェー・デンマーク などは、鯨類や魚類の暫定摂食規制量を設けています。 特に 妊婦や幼児については、摂食制限を告知しています。(例:マグロは1ヶ月に100グラム以下) そんな規制は、果たして日本にあるのか? 回転寿司の店舗に、魚の含有水銀量など掲示しているのを、見た事がありません! 「ご存知でしょうか?」 日本で生まれる子供の200人に1人が、メチル水銀が原因とされる“自閉症”(脳障害)を患っている事を! 乳幼児が、メチル水銀に汚染された魚介類を、直接 食べたのではありません。 妊婦が知らず知らずのうちに、汚染された食品を摂取した結果、母体内感染で“自閉症”が伝播するのです。 「日本は海洋立国なので、海産物による多少のリスク(病気)は仕方がない」 こんな考えは、貧しい国の言い訳でしかありません!       

和歌山県太地町は、400年以上前からクジラやイルカの“追い込み漁”を、生業とする歴史があります。 当然の如く、クジラやイルカの消費量は、全国平均より数倍 多い様です。 その結果、メチル水銀の体内蓄積量は、男性で4,5倍・女性で4倍の様です。 そのデータは、当然 厚労省にある筈です。 それを承知で 国際捕鯨委員会(IWC)を脱退し、日本近海の捕鯨を再開する“国策”が理解できません!

日本は、“魚貝類”の宝庫です。 身近にある食料として“海産物”を重宝するのなら、世界に先駆け“海洋汚染”を食い止める必要があります。 今 問題になっている“マイクロ・プラスチック”にしても、海洋立国・日本が率先して浄化に動かなければ、将来 すべての“海産物”が汚染されます! 

◎ 海岸に打ち上げられたプラスチック塵は“氷山の一角”

   


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1 コメント

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鯨の肉 (keelongkeelong)
2020-08-05 12:11:01
前にHome Partyした時、一人の友達が何時もクジラの料理を持ってきた。
よく分からないけれども、なんだか魚類の料理より、妙に肉の感じでしょがなく、
どうして好きな理由が私では解らないですが、きっと本人としてNiceところは
あるんでしょうね! (๑´ڡ`๑)
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