エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

郷土のヒーロー「北の湖」

2020-07-20 08:35:02 | 旅行・地域

2015年11月20日、元横綱「北の湖」相撲協会理事長が、62歳で亡くなりました。 最期にテレビで拝見した時、現役時代より痩せている事に驚きました。 訃報を聞いたのは、その数か月後でした。 あれだけ強靭だった肉体が、還暦まもなく“ガン”で逝くとは思いませんでした。 心より お悔やみ申し上げます。

◎「北の湖」の現役時代 強過ぎて嫌われた時期もあった“横綱” 

我が家から「北の湖」の生家(壮瞥町)まで約15キロですので、正に地元の“ヒーロー”でした。 子供の頃から、“北の怪童”と呼ばれ目立った存在で、“相撲の道”を志したのは当然です。 13歳で“三保が関部屋”に入門時し、17歳11ヶ月で”十両”・18歳7ヶ月で“幕内”・19歳7ヶ月で“小結”・20歳7ヶ月で“大関”・21歳2ヶ月で“第55代・横綱”と、孤高の“力士”でした。 最年少横綱・優勝24回の内、7回の全勝優勝を遂げています。 それほど強かった「北の湖」が、呆気なく“直腸ガン”で他界した! 運命なのでしょうか? 

昭和時代、北海道は“相撲大国”でした。 先代「若乃花」・「千代の山」・「大鵬・「北の富士」・「北の湖」・「千代の富士」・「大乃国」・「北勝海」・・・ 横綱・大関 以外にも実力ある力士が大勢いました。 正直言って、誰を応援していいのか分からない程、個性的な力士が多かった。 そんな中、急速に頭角を現わした「千代の富士」が、人気の面で“ダントツ”だったと思います。 35年前 相撲界の“スーパースター”が「北の湖」の人気を希薄にしてしまったのかも知れません。 その「千代の富士」も、61歳で“ガン”で亡くなっています。 “ガン”は、命を縮める恐ろしい病気なのか? 高度先進ガン医療(抗ガン剤治療)は、鍛えた肉体・元力士に“効果がない”と痛感しました! 現役の力士ではないと言え、郷土の“ヒーロー2人”を失ったのは、返す返すも残念です。

◎ 壮瞥町に建つ「北の湖 記念館」


「北の湖の出身地である有珠郡壮瞥町について、少々ご紹介します。 壮瞥町は、洞爺湖の湖畔を4割ほど管轄する町です。 また 第二次世界大戦の最中(1943年)、当地の麦畑が突然“噴火”し、隆起した“昭和新山”が有名です。 今でも、噴煙を上げ続ける標高“393m”の“低い山です。 主要産業は、農業でリンゴ・ナシ・ブドウ等の果実生産も盛んです。 昭和新山は、日本一新しい“活火山”として知られていますが、麓には小さな観光地があります。 「クマ牧場」・「有珠山ロープーウェー駅」等があり、冬には珍しい“雪合戦世界大会”が、毎年行われます。 地理的には、洞爺湖温泉街から東へ5キロ程です。

◎「昭和新山」は、草木も育たず 雪も解ける 活動中の“火山” 

   


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