エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

「クレージーキャッツ」と「ドリフターズ」

2021-07-01 08:16:19 | 芸能・アイドル
私の年代で お笑いグループ と言えば、何と言っても「クレージーキャッツ」です。 テレビスターの 魁 として、華々しい活躍を遂げています。 日本テレビの「シャボン玉ホリデー」では、演奏・コント・ギャグ で人気を集め、一時代を築いた実力派 コメディアン です。 売れたレコードは「五万節」「ゴマスリ行進曲」「スーダラ節」「ハイそれまでヨ」「アッと驚く為五郎」など、数限りなくありました。
昭和 62年から 10年で 30本以上の 映画 を製作したり 紅白歌合戦 にも出演しています。 リーダー「ハナ 肇」の キャラクター が目立っていましたが、やはり スター は「植木 等」だと思います。 ボーカルとして、声量が豊かで 活舌が良いのが、魅力的でした。 グループ全員が 遅咲きで 美男子がいない為、若い女性のファンは少なかった様です。 「ザ・ピーナッツ」と「ハナ 肇」のコントは、まるで 美女と野獣 の雰囲気でした。
 
日本が高度経済成長期「クレージー映画」は、時代を反映し人気がありました。 「植木 等」が主演の作品は、どれも 痛快 で 笑えました。 私は、盆 や 正月 大半の映画を観ています。 「無責任シリーズ」「日本一シリーズ」「時代劇シリーズ」等 しかし、内容が素晴らしいとは、お世辞にも言えません。 単なる 社会風刺の娯楽映画 でした!  

◎「クレージーキャッツ」
左から「犬塚 弘」「桜井 センリ」「ハナ 肇」「谷 啓」「安田 伸」「植木 等」

「クレージーキャッ」は 進駐軍キャンプで、ジャズ演奏を軍人に披露する優秀なバンドマンでした。 それでも、アメリカ人には受けなかった様です。 ある日、演奏の合間に「谷 啓」の後頭部を「ハナ 肇」が、洗面器で叩いたのですから、軍人は「クレージー」と大爆笑。 当時のバンド名「キャバンキャッツ」から「クレージーキャッツ」に、改名しています。 その後 コメディアンの方向に、マイナーチェンジ しています。

ドリフターズ」は「クレージーキャッツ」の 弟子 です。 同じ「渡辺プロダクション」で、厳しく育てられた様です。 特に リーダー「ハナ 肇」は、「ドリフターズ」の「いかりや 長介」「加藤 茶」「仲本 工事」の芸名も、独断で決めたと言うのですから、当時の 師弟関係 が分かる気がします。 「 8時だよ!全員集合」の企画も「クレージーキャッツ」が たてたのですですから、偉大な 先輩達 です。

「クレージーキャッツ」は 10年ほどで、おのおの 俳優 や 音楽家 としてグループを離れて活躍しています。 「植木 等」「ハナ 肇」「谷 啓」「犬塚 弘」は 俳優 として、晩年は渋い(立派な)仕事をしたと思います。 

残念ながら「クレージーキャッツ」も「ドリフターズ」も 生存者が少なく、今観たいと思っても 録音・録画 に限定されます。 「 昭和 は 遠くなりにけり」でしょうか? 我が 昭和 も、風前の灯火 です!