goo

鈴鹿山脈を借景として

2012-03-21 20:00:29 | 愛知、三重 梅の花旅

 津から隣接する鈴鹿市国分町の菅原神社へ向かいました。

 

 事前調査で、特徴ある梅園とは思えなかったので、期待しませんでしたが、着いてみると、枝垂れ梅が見事なピンクの林を成していました。

 

 

 入場料無料で、枝垂れ梅をゆったりと鑑賞できます。

 

 しかも枝垂れ梅は350本とのことで、枝垂れ梅で有名な結城神社よりはるかに数が多いのです。

 

 これらの梅は氏子や参拝者の方々が、結婚や子供の誕生、志望校の合格などを記念して植樹したもので、市民手作りの梅林です。

 

 梅には寄贈された方々の名が付されていました。

 

 

 菅原神社の御神体は平安後期に作られた菅原道真像で、県の文化財に指定された、歴史ある神社なのです。

 

 参道の周囲は朴訥な雰囲気で、境内に甘酒などを振舞うテント掛けの茶屋があるのみで、簡素で素朴な趣に好感が持てました。

 

 

 

 菅原神社を後に、鈴鹿から四日市へ向かいました。

 四日市で最初に訪ねたのが南部丘陵公園です。

 広い公園なので、駐車場で梅園の位置を確認して歩き始めました。

 (梅園のすぐ下にも駐車場があり、観梅のときは北側の駐車場を利用すると便利です。)

 

 ご覧のように、鈴鹿山脈の方向に向けた斜面で、紅白の梅が一面に花を咲かせていました。

 

 

 園内の掲示板に、次のような記載を認めました。

 

 「かって、この辺りの里山は荒廃していました。1981年笹川の住人 後藤長六さんが同志を集い、ボランティアで樹木と花木の植裁や育成活動を開始し、現在は地域住民や児童子供達との交流の場となっています」

 

 四日市にも、郷土のために無償で汗を流す人々がいます。

 

 

 三重県で最後に訪問した梅林が不動梅林です。

 

 

 この梅林は25年ほど前から四日市市桜台の住民の方々が梅の実の収穫を目的に育成している私有地の梅林です。

 

 桜台小学校の、東名阪自動車道を挟んだ向かいの山の斜面に梅林が広がっていました。

 

 山の中腹辺に、小さな鵯岡白滝不動が祀られ、振り返れば梅林の向こうに残雪の鈴鹿山脈が望めました。

 

 今回の「花の旅」は、愛知県と三重県の計28ヶ所の梅林を訪ねましたが、景色の美しさではこの梅林が一番でした。

 

 

※ 他の記事へは 愛知、三重 梅の花旅  index をご利用頂くと便利です。

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。