道はゴレパニへ続いています。
今朝出発したナヤプルの標高が1050mで、ゴレパニが2853mですから二日かけて1800mを登ることになります。
一日の標高差は900m程なので、奥多摩のハイキングコースを歩くようなものです。
とは言っても、秩父や奥多摩の景色とはスケールが違います。
川を挟んだ斜面に、数十段以上はあろうかと思う段々畑が谷底へと連なっていました。
トレッカーが歩く道は登山路ではなく、元来は山村で暮らす農民達の生活道なのです。
ナヤプルを出発してから約3時間半、標高1577mのティルケドゥンガに到着しました。
この村で昼食を摂ることにしました。
通路の突き当たりのレストランの二階に席を確保しました。
その席から、登って来た道が見下ろせます。
村では、家々の間の路地のような道を登って行くのです。
窓の下の畑にジャガイモなどが栽培され、田圃らしきものも見えています。
レストランのメニューはどこでも同じようなものですが、標高が高くなるにつれ、値段も少しずつ高くなってゆきます。
ここのメニューは
ダルバート330Rs
卵、野菜チャーハン300 Rs、
卵、野菜麺300 Rs、
トマトチーズスパゲッティ350Rs
チョコレートプディン260Rs
といったところです。
トレッキング中のレストランの食事代は、酒さえ飲まなければ一食500Rsを越えることはありませんでした。
今回私はダルバートを注文しました。
豆スープのダル、炊きご飯のバート、それに野菜のおかず、漬物などが一つの皿に盛られています。
この店では小麦粉を薄く焼いたチャパティーが付いていました。
ダルバートを頼むと、野菜のおかずとご飯はお代わり自由です。
しかし、私はダルバートを食べてお代わりをしたことがありません。
60歳を過ぎてから、そんなに多くは食べられなくなりました。
食事を終えて外に出ると、ピンクのブーゲンビレアが石垣を飾っていました。
これも熱帯の植物です。
この辺の標高で水が確保できれば、農作物の栽培に不自由はないだろうと思います。
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