ティルケドゥンガで昼食を済ませ、再び歩き始めました。
今日の目的地はウレリ 2120mです。
この場所から543mの標高差は、高尾山より低いと思いながら登ってゆきました。
道に鶏が遊び、梨の花に似た白い花が午後の陽射しに輝きました。
左手から伸びた尾根を正面にして、谷が左右に分け入ります。
右の谷がダラウンティ・コーラ本流で、左の谷がゴレパニを源流とするブルンジ・コーラでしょう。
村の中に一本道が続きますが、ガイドなしのトレッキングですから、常に地図を確認し続けます。
GH(ゲストハウス)が並ぶ村に道が続きます。
カエンカズラ(Pyrostegia venusta)に飾られたGHをみかけました。
ティルケドゥンガの直前までは林道歩きでしたが、この辺りから山歩きの雰囲気となってきました。
村を外れ、道はゆるく谷に下ってゆきます。
ティルケドゥンガまで、村を迂回する道に車の轍を見たのですが、この辺りまで来ると、周囲を見渡しても林道らしきものが見当たりません。
暫く進むと、ダラウンティ・コーラを跨ぐ吊り橋に出ました。
橋の上から上流を望むと、原生林が両岸を覆っていました。
吊り橋を渡った先に、長く続く石段が待っていました。
ロバの首に揺れる鈴の音を聞きながら石段を登り続けます。
吊り橋から先、ロバ以外に荷を運ぶものはいないようです。
1時間程も登って振り向くと、ティルケドゥンガ村が見下ろせました。
林道が村を迂回しながら山腹に続き、今居る尾根に林道は届いていません。
林道の周囲に階段畑が広がり、村人の営みの様子を語っていました。
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