6月14日、ヒースローのホテルで朝4時半に目が覚めました。
昨晩は9時前に就寝しましたから、睡眠時間は十分です。
目覚まし時計を5時半にセットしましたが、全く必要ありませんでした。
いよいよ、イギリス周遊ドライブの始まりです。
期待と不安に胸が高鳴ります。
今日は早目の行動開始を予定していたのです。
ロンドン近郊の通勤ラッシュを予想し、その前に郊外へ抜け出そうと考えました。
最初の目的地をカンタベリーに定め、5時に車のハンドルを握りました。
ナビに導かれ、市街地の道路から高速道路に入ります。
イギリスは、自動車専用の高速道路は無料です。
イギリスでは、全ての道路にM4、A3、B400といったアルファベットと数字を組み合わせた番号が付されます。
Mはモーターウエイ(高速道路)、Aが都市間を結ぶ幹線道路、Bが市街地やその他一般道という基準で命名されます。
それぞれの最高時速がMは70マイル(112キロ)、Aが60マイル(96キロ)、Bが30マイル(48キロ)ですが、市街地などでは、Aも40マイルに制限される場所があります。
車はヒースロー市街を抜け、M25に入りました。
対向車線ではロンドン市内に向かう車で渋滞が始まっていました。
ナビの画面には、頻繁に、下の写真のような警告が示されました。
一番最初の時は、周囲の車に注意を払って運転している最中に、「ATTENTION(注意)」の文字だけ目に入ってきたので、かなりビビりました。
道を間違えたのか、スピードを出しすぎたのか、何に対するATTENTION「注意」なのかを確認する余裕がなかったのです。
しかし、2~3度標示されると、「スピード監視カメラが近づく」ことがATTENTION「注意」と理解しました。
しかもこの標示は、丁度道路の分岐点(ラウンドアバウト)あたりで示されることが多く、周囲の車や進行方向に気を取られる時にナビの地図を隠しますので、まったくもって運転の邪魔です。
そのうち、この警告画面を指でつつくと、すぐに消えることが分かり、苦にならなくなりましたが、イギリスをドライブすると、どの地域でも、この「注意」画面が頻繁に標示されました。
つまり、スピード違反はイギリス全土で厳重に、監視カメラによってチェックされるようです。
ちなみに、この監視カメラにスピード違反が記録されると、警察から高額の「罰金請求書」が届くそうです。
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