7月20日、ついにLIBRO池袋本店が閉店となってしまいました。
本屋さんのリアルストアで、一番お金を使ったのがこのリブロ。
コミックは当然のこと、建築や美術・デザイン関係から語学の専門書や辞書まで、たくさんの書籍を購入しました。
(私の記憶だと)合計額が1万円以上だと配送料無料で送ってくれるので、もう何度となく利用させてもらいました。
……が、そういうのは数年前までの話。
昔は『本は本屋さんで直接見て・触って買うべき! ネット購入なんてありえない!』派だったのですが、Amazonなどの“1冊から配送料無料”というのが定着しだしてから、ただでさえ荷物が多い私としては非常に嬉しく、また、事前予約も簡単にできること、そして何より、『買った本のメールによって、すでにその本を買ったか(予約したか)の確認がすぐにできる』ことが、大量買い……というか同じ本を下手すると2冊どころか3冊買いとかよくしていた私にとっては、もう本当に便利なものでした(……なのに、それでも今でもやっちゃうんですけどね(^◇^;))
駅からリブロに向かう地下道を昔は何度となく通ったものですが、今回久しぶりに通って愕然としたのが、『この地下道を通るのは何年ぶり……?』ということ。
それだけ、すっかり行かなくなってしまいました。
リブロだけでなく、本屋のリアル店舗自体、ほとんど行かなくなってしまいました。
今思うと申し訳ない……という気持ちもありつつ、けれども、ネット購入の便利さ、そしてKindleの手軽さを知ってしまった身としてはもう戻れない、というのが正直なところなんですよね……でも本当にごめんなさい。
今回の撤退は、別にリブロでの本の売上が減ったからとかそういう理由ではないと聞いてホッとしているのですが、でも本当にさびしく思います。
ここで買った書籍たちのおかげで、いろんなことを学びました。楽しませてもらいました。
こんなに私好みの本ばかりを扱うリアル店舗はもう2度と出会えないのかな……とも思います。
リブロ、という本屋さん自体は日本全国にあるようなのでこの名前がなくなるわけではないしそこまで悲しむ必要もないかもしれないのですが、多分、他の店舗だとまず行かないと思われるので。
しかしまぁ、このリブロのロゴを作成したのが某Kさんだと以前聞いたときビックリしましたけどねw
最終日とあって、カメラマンさんやインタビュアーの方もいらっしゃいましたね。
なんというか、もうなくなってしまったんだ、という実感がまだありません。
次は三省堂が入るのだとか?
書店という同じくくりの店舗でまだ良かったと思いつつ、やはりどうしても寂寥感がぬぐえません……。
LIBRO、というのはイタリア語等で“本”の意味。
最近は本を読む人が減っていると聞きますが、読書の楽しさを一度知ってしまったらまさしく一種の麻薬というか活字中毒というか、“読む”という行為をやめることができなくなるほど夢中になってしまうものです。
その「最初の1冊」を見つけられるのは、やはりネットショップだと難しく、直接手にとり、挿絵なども含め自分の好みのものを探す場所がやっぱりこういう“面白みのある書籍をたくさん置いている”本屋さんなのではないかと。
こういう場所がどんどん減っていってしまって、ますます読書人口が減っていってしまいそうで怖いです……。
でもまぁ、最近本屋さんに行かなくなってしまった私にはそんなことをいう資格はもうないと思いますが。
さて、話は変わり。
西武池袋といえば、屋上にある『かるかや』!
いつも行列ができていて大変ですが、運良くこの日は並ばずに購入できました。
でも私の直後から行列できてましたけどねw
いろんなことに思いを馳せた1日でした。