olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

習い事で伸ばすべきは「非認知能力」

2020-11-25 | 教育よもやま話
今日のnewsweek日本版LINE記事より。

・・・本題に入る前に、ひとこと。
記事の中で、バレエが「個人で行うこと」と
分類されているのですが、
いやいやいや、違うでしょう!
バレエは完全にチームプレイ
「集団の習い事」ですよね。
コンクールという特殊な状況以外は。


非認知能力。ありましたねー。
ヘックマン!出てきましたねー。


newsweekの記事では、非認知能力を
チャレンジ精神、協調性、粘り強さ、自制心、
コミュニケーション力など、
知識や技能を習得したり、物事を成し遂げたり、
良い人間関係を形成するために不可欠な力の総称で
「心の知能指数(EQ)」や「ソフトスキル」
とも呼ばれます。 」
とまとめています。


この記事を読んで、
自分の子どもが小さい頃、
つまり、
「これから習い事をどうするか」と
考えていた頃のことを思い出しました。

何を習うか、
誰から習うか、
いつから始めるか、
どんなスタンスで取り組ませるか、
親がどこまで関わるか・・・などなど、
自分の趣味や「子育て観」がモロに出ますから、
それなりに悩み考えたなー。

とりあえず、一旦始めたら
ちょっとやそっとではやめない
という覚悟もあったので、
気軽ではなかった。

・・・とは言うものの、けっきょくのところ
流れのままに
思ってもみなかったことを
始めることになったんですけどね。






ついでに、習い事は長く続けるべきことについて。






子どもが中2になった今も、
幸いなことに
どれもやめずに続けています。

決して(地方限定でも)トップ争いに
加わるような子ではありませんが、
どれも楽しく続けています。

とにかくお気楽な子なので
人に言えるほどの練習はしませんが(ため息)、
細く長く続けているというだけで、
年齢なりの、そこそこの技量は
身についてきているようではあります。

毎日のテキトーな練習の仕方を見ていたら、
正直、腹が立つこともあるけれど、
地道な毎日のトレーニングが絶対的に必要な
これらの習い事を
約8年にもわたって続けているだけでも
すごいと思わなきゃいけないのかもしれない。
私は、できなかったもの。

しかも、ピアノもチェロもバレエも、
全て、「型」をしっかり叩き込まなければ
お話にならないクラシック

それに、合奏やバレエ舞台は、
全員が全体の調和を考えて
ピタッと揃うことが求められ、
そうして皆で一つの美しいものを作り出す芸術。

根が奔放で、
束縛や押しつけを嫌い、
学校では
「人と違うことが誇り!」的な態度を貫くこの子が、
よくここまでやってきたもんだと思います。

(学校で求められる理不尽な協調と、
芸術で求められる
必然性のある調和とは全然違う
ってことなんだろうな・・・)


“コツコツ努力する根気強さ、
失敗を恐れずチャレンジする精神、
仲間と助け合う心、
あきらめない忍耐力、
プレッシャーに負けない精神力、
チームの一員としての責任感、
コーチやサポートしてくれる人への感謝心。

集団の習い事を通して得られる非認知能力は、
子どもの人生をより豊かなものへと
導いてくれるはずです。 ”


たしかに、どれも、習い事によって
ある程度培われているような気がする。
(凹凸はあるけどね)

(個人の要素が強いピアノでも、
「仲間と助け合う」「チームの一員」以外の要素は
十分に得られると思う)


正直なところ、もう少し続けてほしい。

ようやく、
出来ても出来ていなくても
「楽しい楽しい♪」の自己満足に浸れた
ヨチヨチ基礎レベルではなく
(技術的にも、意識の上でも)
「芸術性の追求」の意味に
少しは気付けてきたところ。

もうすぐ14歳。
発達上、今までとは違うステージに入ります。
芸術のなんたるかを考え、
それに必要な技術を得るには
どうしたら良いかを考え、
「今より上」を目指して続ければ
得られるものは大きいと思う。

息子は、幸い、
今のところ、どれもやめる気はないようです。

やらせて良かったなぁ。

振り返れば、
親の心が折れそうになったことは
幾度も幾度も・・・それこそ毎日毎日あったけれど、
なんとか踏ん張って続けさせて良かったなぁ。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (candycandy)
2020-11-27 09:56:50
こんにちは。

soratomboさまのブログ、もうそれが「1冊の本」のようで、遡っても読ませていただいております。

「非認知能力」私にとっても興味深いテーマです。
非認知能力を伸ばすには、昔ながらの「自然の中での友達との外遊び」と聞きますが、残念ながら、私の住むエリア(自然の少ない都会)、時代の流れでそれができず、少しでもその代替になれば、と「ピアノ」「囲碁」「剣道」「スイミング」を幼稚園からはじめました。
今年からは(小5)、中学受験のタイトなスケジュールのため、ピアノ以外をお休みしておりますが💦

こうやって書き出すと、集団でするものが少ない(笑)ですが、やはり、どんなことも、soratomaoさまのおっしゃるように「続ける」ことが重要だと痛感しております。

どんなことも10年やれば、そこそこになる、20年続ければ、強みになってくれる、と。

何かに一流とよばれるような「成果」を出すには、全てを捨てて、ひとつの道にまい進している、と周りを見ていて感じます。
そのやり方もまた、素晴らしいと思います。

ほどよく色んなことを続ける道、ただひとつの道を磨く道、どちらの道を選ぶにしろ、とにかく「続ける」って大切だと感じています。

ブログ、いつも楽しみにしてます❤️
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candycandyさま (soratombo)
2020-11-27 10:48:09
こんな独り言の垂れ流しのようなブログを読んでいただき、恐縮です。ありがとうございます!

お気持ち、分かります。
私も、子どもと森遊びとか大好きだったんですが、あっという間にジャングルでのサバイバル的になっちゃうので、出来なくて・・・(笑)子育ての中で、実家周辺に戻りたいなぁと思うことも多かったです。

ピアノ、囲碁、剣道、スイミング。どれも魅力的な習い事ですね!

思うに、個人的なアクティビティでも、集団でのアクティビティでも、学ぶ子は多くを学ぶし、学ばない子は学ばないような気がします。(身も蓋もない言い方ですが・・・)
先生の指導やその子の取組み方が違うのかな・・・?そして、長く続けるか否かも重要なファクターですよね!

ひとつの道に邁進するスペシャリストは素晴らしいけど、生涯に渡り、いろいろ楽しむジェネラリストもまた素晴らしい!という意見にも賛成です!

息子さん、受験なんですね。それもまた一つの成長の契機。そしてきっと、受験が終われば、またいろいろな活動を再開されることと思います。これからの成長が楽しみですね!
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