空海法師の神社巡り

空海法師が今まで巡った神社を、実際に感じた御利益や見所、感想など交えて紹介。

大掃除とお正月

2014-01-03 17:11:38 | 神社うんちく
今回は、お正月にちなんだお話を。
皆さんの家では、お正月を迎えるにあたり何をしますか?
年の瀬には、大掃除。
そのときに、鏡餅をお供えしたり、門松立てたり、玄関に注連縄したりしますよね?
これ、何のために行うのか、ご存知ですか?

大掃除は、年神様を家に迎える準備です。やはり、神様をお迎えするのに汚くては失礼なので、いつも以上に気合い入れて掃除するから大掃除なんですね。
私もこれを知ってからは、大掃除に対する趣きが変わりました。

そして、門松は年神様に来ていただく目印として、
注連縄は、清浄な場所を示すものとして飾ります。

次に鏡餅ですが、家にいらした年神様の依り代(よりしろ:神様が宿るためのもの)です。
そして、鏡開きしたお餅をみんなで分けるのですが、これを年神様の魂が宿ったものという意味でお年魂(おとしだま)といっていたのが、今のお年玉の起源のようです。

年神様の話を少々。
年神様は、大年神、御歳神、若年神などという名前で神社に祀られています。順に、父、子、孫という関係ですが、八岐大蛇を倒した素戔嗚尊(すさのおのみこと)が大年神の父親になります。
大年神は、稲荷神社の祭神である倉稲魂(うかのみたま)と兄弟で、
また、山の神など多くの神様の父とされています。

昔は一年という単位を稲を植えたり収穫したりする周期で捉えていたようです。稲の豊作を一年の初めに祈願したところから年神様の御利益は五穀豊穣と言われています。
また家にお迎えすることから家の守り神や、祖先の霊とも考えられています。

日本人は古来からありとあらゆるものに神様が宿ると考え、信仰の対象としました。
大掃除やお飾りも、そういった信仰の名残なんですね。


【質問】手水舎って、何て読むの?

2014-01-03 07:30:32 | 神社用語とよく聞かれる質問
【質問】手水舎って、何て読むの?

手水舎の読みは、
ちょうずや
です。

てみずしゃともいうらしいが、
私はちょうずや派。

神社の鳥居をくぐってすぐに、柄杓で手を洗う場所ありますね?
あそこのことです。


手水舎でも作法があります。

まず、柄杓いっぱいに水を汲みます。
そして、最初に左手にその水をかけて左手を清め、
柄杓を左手に持ち替えて、今度は右手にも水をかけて清めます。
また右手に持ち替えて、次は左手の平に水を貯めるようにします。
左手に貯めた水で、口をすすぎます。

…とここまでを最初に柄杓に汲んだ一杯の水で行ないます。
ま、水汲みが少なかったら、二杯以上でもいいでしょう…と個人的には思います。

あと口をすすぐと書きましたが、
中には抵抗を感じる人や、抵抗がある場合もあるでしょう。
また綺麗な水だからといって、うがいするようにブクブクするのもNG。
私は、左手に貯めた水で唇を濡らす程度としています。
もちろん、綺麗で飲める水だと書いてあれば、少し口に含みますが、その際も少し上品に吐き出すことを心がけています。

なんのためにやるか?
神社参拝は、簡単にいうと神様に会いに行くわけですよ。
そのためには浄められた身体でないと。
これは禊(みそぎ)の一種で、浄めの儀式なんですね。
手水舎での作法は、古事記や日本書紀といった日本神話に出てくる伊弉諾尊の禊(みそぎ)のシーンで行われたことを簡略化したものが、現在の作法ということらしいです。

神話を身近に感じる瞬間の一つですね( ´ ▽ ` )ノ

あけましておめでとうございますm(_ _)m

2014-01-03 07:10:38 | 日記
あけましておめでとうございます。

本日は日記を…

昨日、実家に帰ると、
玄関にこの置物が…


この置物は、京都十六社朱印めぐりという十六の神社で朱印頂いたらもらえる記念品なんです。
思えばこれが、本格的に神社めぐりするきっかけに…

この時の干支が午。
今年も午。
あれから12年…早いなぁ。そして懐かしい!
この時の体験は、神社紹介とは別に、体験談として近々連載しようと思います。
え?ハイライト?
そうだなぁ…
都合上、記念品もらう為には4日で十六社廻る必要あったのに、寝坊したおかげで、最終4日目に9つ廻ったことかな。あれはキツかったf^_^;

けど、色々と御利益はありましたね。
人生下降気味でしたが、色々上向きになって、今に至ってます。
今年はこの当時のピュアな気持ちを思い返しつつ、頑張りたいと思います。

しかし、やや飽きっぽい私ですが、こんなに長く続いた趣味は他にないですね。

では、みなさん。
今年もブログ共々、よろしくお願いします。m(_ _)m