空海法師の神社巡り

空海法師が今まで巡った神社を、実際に感じた御利益や見所、感想など交えて紹介。

調神社(つきじんじゃ)

2016-04-29 16:18:08 | 神社紹介
狛犬が兎
調神社


こんばんは、空海法師です。
今回は、埼玉県さいたま市にある調神社を紹介します。




所在地
埼玉県さいたま市浦和区岸町3丁目17-25

ご祭神
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
豊宇気姫命(とゆけひめのみこと)
素盞嗚尊(すさのをのみこと)

御利益
運気向上


第10代崇神天皇の時代、伊勢神宮斎主の倭姫命が、清らかな場所だったここに、神宮に献上する調物(つきもの=貢物)を納める御倉を建てたのが起源。

そんな云われがある調神社には、
なんと!七不思議がある。
今回は、これを紹介する。

あ、言っておくが、トイレにお化けが潜んだり、石像が動いたりしないので、ご安心を。(^o^)

じゃ、はりきって行ってみようか!

調神社七不思議
1. 鳥居がない!
境内へ伊勢神宮への貢物を運び入れる時に邪魔だからという説がある。


2. 松の木がない!
確かに写真にも写ってない。
素盞嗚尊が大宮へ出かけ、なかなか戻って来ないので姉神の天照大御神が「もうまつのはいや」といったから松もなくなった説がある。


3. 御手洗の池の魚は片目になる!
( ̄□ ̄;)!!
ちなみに、この池は今は枯れてないらしい。

4. 至るところにウサギのモチーフがある!
この神社の最大の特徴かも。
この神社には、古くから月待信仰があるようだ。十五夜や二十三夜を待つという月に対する信仰があるから神姫が兎。
狛犬ならぬ狛ウサギに始まり、社殿の彫刻にも…
で、境内に全部で何匹のウサギがあしらわれているかは、最大の謎のようだ。


5. 日蓮上人駒つなぎのケヤキ!
日蓮が難産の婦人のためこのケヤキに馬を繋いで祈ったところ、無事出産したので安産の守護神とされる。
しまったあ!写真ないわぁ…(-_-;)


6. 蝿がいない!
7. 蚊もいない!!
祭神が嫌うかららしいのだが…
確かに遭遇しなかったが、マジなのか?


てか、ここで私の思う不思議を語っていいですか?

この神社は、月の信仰があるのに、祭神が太陽神?
文献には月読社と記されているものもあるようだ。
月読といえば、天照大御神と素盞嗚尊と兄弟だ。しかし、月読命を祀る神社は圧倒的に少ないし、神話にもほとんど出てこない。
月読は、意図的に歴史から消されているんじゃないか?

理由はわからないが、月の信仰があるから、ツキがある。
だから、ご利益もツキ=運気向上。
七不思議を探しながら参拝し、ツキを手に入れることが出来たらいいですね(^o^)

多度大社(たどたいしゃ)

2016-04-08 22:43:39 | 神社紹介
天照大御神の第三子を祀る北伊勢大神宮
多度大社


こんばんは、空海法師です。
今回は、三重県の多度大社を紹介します。




所在地
三重県桑名市多度町多度1681

ご祭神
天津彦根命(あまつひこねのみこと)
天目一箇命(あまのまひとつのみこと)

御利益
五穀豊穣
漁獲の豊収
雨乞いの神
金属産業の神

公式サイト

この神社は、上げ馬神事で有名です。


境内入り口。
写真の左側に、神事で馬が登る坂がある。


坂の最後の段差。こりゃ凄いなヽ( ゜д゜ )ノ


神馬がいるよ。錦山(きんざん)というらしい。


ぬぬ!蹄鉄をあしらった絵馬があるぞ((゜□゜;))


境内には、こんな絵馬も!
うまくいく絵馬。語呂合わせにしては、良くできている!o(^o^)o


灯篭の模様
これは、茶釜に急須?
お茶に関係あるのかな?


於葺門(おぶきもん)
本殿前の門。この先は特に雰囲気が変わる。
門自体も、何か重厚感あるね。(^o^)


本殿には、天津彦根命が祀られる。
横には小さな滝と清流があるよ(^o^)


別宮の一目連社。
天目一箇命が祀られる。


この2つは、隣り合うような、向かい合うような感じに建ち並ぶ。
珍しいねo(^o^)o


上げ馬神事があるせいか、境内に入ると馬に関するものが多い気がした。
神馬がいたし、
絵馬も種類があって、蹄鉄をあしらったものや、うまくいく絵馬などあり、今年は午年だったか?と錯覚に陥った(^^;
本殿横の清流は、静かに流れている。

ご利益の五穀豊穣、漁獲豊収、雨乞い、金属産業…
一見、関係なさそうに見える?
実は全てに水が関連している。
綺麗な水こそが、この神社の根源な気がします。
水が綺麗なところって、凛とした雰囲気ありますよね。
本殿と別宮は、多度両宮と呼ばれますが、その周りは特に気持ち良かったo(^o^)o


元伊勢皇大神社(もといせこうたいじんじゃ)

2016-03-27 16:59:51 | 神社紹介
ピラミッドと噂される日室ヶ嶽を揺拝できる
元伊勢皇大神社


こんばんは、空海法師です。
今回は、内宮の元宮と言われる、元伊勢皇大神社を紹介します。



所在地
京都府福知山市大江町内宮字宮山217

ご祭神
天照皇大神(あまてらすすめらおおかみ)

御門神社
天岩戸で天照大御神を護ったトヨイワハマド神を祀る厄除け神の本宗。
竹で造られた社殿が珍しい。ヽ( ゜д゜ )ノ


カネの鳴る石
御門神社のそばにある。
叩くと金属音がする不思議な石
叩いて金が…儲かったらいいなぁ。(^o^)


本殿と黒木鳥居
元伊勢豊受神社と同じだが、寂しい感じはしない。


こちらの龍燈の杉は樹齢2000年
燃えたことがあるらしく痛々しい姿だが、生きている。生命力を感じるね(^o^)


こちらも末社が多く、本殿を囲む


元伊勢豊受大神社より社殿が新しく見える気がする。


日の出の奇麻知
…って、なんだ?(-ω- ?)
でもま、レイラインを示しているのはわかったよ。
ちなみにここは、近畿の五芒星の一角なんだよ。
現在の伊勢神宮とのエネルギー的な関連を想像させる。


日室ヶ嶽
綺麗な円錐形の山で、日本のピラミッドとされている。この山がこの神社の神体山。
この場所から揺拝する。


太陽と山が、逆光で綺麗に撮れない(^^;



元伊勢豊受大神社より参拝客は多い。
やはり内宮への参拝客は、こちらでも多いようだ。
でも混雑してるわけじゃないから、参拝しやすい。
静かで厳かな雰囲気がある。
日室ヶ嶽は、写真より実物はもっと綺麗だ。
この山の山頂に夏至には陽が沈むという。
そこに、古代より太陽神を祀る信仰の場所という神聖さを感じさせる…
そんな神社でした。o(^o^)o

元伊勢豊受大神社(もといせとゆけだいじんじゃ)

2016-03-21 00:39:25 | 神社紹介
神聖な雰囲気を感じる外宮の元宮
元伊勢豊受大神社


こんばんは、空海法師です。
今回は、元伊勢豊受大神社を紹介します。



所在地
京都府福知山市 大江町天田内60

ご祭神
豊受大神(とようけのおおかみ)

御利益
衣食住
産業の神

入り口を見る限り、こじんまりした感じがあるが…


いきなり階段が!
しかも結構登るのか?( ̄□ ̄;)!!


黒木鳥居という。
樹の皮をはがないで作っている鳥居のことなんだが、珍しいようだ。


本殿と4つの別宮(土之宮、多賀之宮、風宮、月宮)と37の末社からなる


別宮の4社は、伊勢にもありますね。
伊勢の場合は、月宮は月夜見宮と書いて、外宮の近くにあります。
これも伊勢と似てますね。(^o^)

末社は、下の写真のように並んで、本殿を囲むようにコの字形になっているんです。


神明造りという社殿。
伊勢と同じ造りだが、伊勢の社殿は、こんなに間近で見られないが、こちらは近くで見ることが出来る。o(^_^)o


この造りは、昔の倉が原型とも言われる。
確かに倉と言われるとそう見える。歴史の教科書かなんかで見た形だね。
神道の信仰には、稲作は欠かせない存在ですからね。影響はあるよねo(^o^)o

龍燈の杉
節分の日に龍が灯りをともしにくると言い伝えられる御神木で樹齢は1500年らしい。立派な杉だ(^o^)


さて、この神社は、何となく見た目寂しく感じた。
静かだからかな?
寂れてるような感じだからか?
黒木鳥居が、そう感じさせるのか?
しかし、それはあくまで見た目の話。
居心地はすごく良い。
それに、参拝客は多いわけではないから、ゆっくり参拝出来るのもいい。
でも、入れ替わりに人はやってくる。
神聖という言葉がふさわしい。
いい雰囲気の神社ですね(^o^)

椿岸神社(つばきぎしじんじゃ)

2016-03-14 18:39:43 | 神社紹介
全国の天之鈿女命の総本宮
椿岸神社


こんばんは、空海法師です。

先日、椿大神社に行った記事を書きましたが、今回はその別宮である椿岸神社を紹介します。


所在地
〒519-0315 三重県鈴鹿市山本町1871(椿大神社境内)

ご祭神
天之鈿女命(あめのうずめのみこと)
太玉命(ふとだまのみこと)
天之児屋根命(あめのこやねのみこと)

御利益
鎮魂の神
夫婦円満の神
縁結びの神
芸能の神

椿大神社公式サイト
椿大神社公式サイト内椿岸神社ページ

今回から、段落組変えてみた。

椿大神社側から来ると、鳥居をくぐらないのだが、神社としての参道はやはり先に紹介した石の鳥居かな。
そして、この赤い鳥居。


さて、別宮といっても、椿大神社の境内にあります。
椿大神社の祭神、猿田彦大神と
椿岸神社の天之鈿女命は夫婦です。
仲良く同じ境内に祀られています。

ん?仲が良いなら同じ社に祀らないのか?(-ω- ?)
伊勢の猿田彦神社でも、境内に別に神社があるが…何か意味があるのだろうか?

それはともかく、夫婦だから
ご利益も夫婦円満に縁結びです。
こちらの社殿で、結婚式をする人は多いようですね。
私も参拝した時に、式に遭遇しました。(^o^)


なんかこう、ちょっと霞みかかった幻想的な雰囲気の社殿が、なんとも厳かだ(^o^)

もう1つ、鎮魂のご利益がありますね。
これは、天岩戸開きの際に天之鈿女命が踊ったことに由来します。
それにより天照大御神が岩戸から顔を出した。
これは弱った太陽が力を取り戻す様を表しているといいます。
ん?鎮魂って、鎮めるために行うのでは?
私もそう思っていましたが、本来の鎮魂とは、活力を取り戻すことをいうらしい。

この天之鈿女命の舞いは、現在の神楽の原型とされていて、このあたりから、技芸の神ともいわれます。
故に境内の扇塚には、芸道を志す方が古くなった扇、茶筅や筆など芸道に用いる道具を感謝の心を込めて納めているのだとか。


そうそう忘れちゃいけないポイントがあります。
社殿の横に「かなえ滝」という滝があります。こちらの滝も参拝しよう!
小さいが、気持ちいいよ。o(^o^)o
しかも、この水は万病に効くと言われています。
柄杓で手水の作法にて口に含んでみようo(^o^)o


天気のせいもあるが、朱色が印象的で幻想的な雰囲気の神社でした(^-^)/