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存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

Kelly Moran / Bloodroot

2019-05-26 12:55:18 | album k


2017,3,24発売

続けてKelly Morganを聴いています。

1.iris 01:52
カリンバのような音色にピアノ
適当に掻き鳴らしたようで
素朴な音が残響して
心地よい

2.celandine 03:06
ローリングするように
カリンバというより鉦っぽい音とピアノがミニマルなループ
カリンバが別に鳴ってメロディーはどこかで聞いたことがあるような・・


3.freesia 02:22
一気に掻き鳴らして ループ
ピアノも別に呼応しながら
パースが落ちてきて シンセも鳴って

4.hyacinth 03:24
多い弦のギターを弦を開放で一気に鳴らしたような音
ずれている感じが心地良い。
音がしなる感じもある。


5.liatris 02:10
カリンバに音階の幅があって
ピアノと不思議な不安定な音も
オルゴールを聴いているようでもあり

6.bloodroot 03:27
カリンバっぽい音が多重録音された感じ
ピアノと重なって ズレて
ゆったり
徐々にピアノの音が大きくなって
やがて
フェイド・アウト

アルバムタイトル曲

7.calla 01:21
カリンバの音が勢いよく立って始まる
ピアノも
残響が徐々に小さくなって
楽器が入って
残響

8.statice 03:21
カリンバのようなハープのような擦れたような音
単音で鳴っている音に重なって
カリンバの音色でメロディー
低音のピアノ

9.aster 02:51
カリンバの音
硬質のピアノの音
サティっぽさもあるのか
残響

勢いよく音が鳴ったり止まったり
シンセが小さく鳴ったまま

10.limonium 02:01
不安な感じでカリンバがループ
低音のピアノ
擦れたようなカリンバっぽい音は
強めに

11.heliconia 05:04
一音一音カリンバはゆっくりと鳴り
ブーンとシンセの音

スチームっぽい広がり
静かなシンセの音がフェイドアウト


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KELLY MORAN / Ultraviolet

2019-05-25 11:07:46 | album k


2018、11,2発売


KELLY MORAN (ケリー・モーラン)

キーボード演奏、マルチプレイヤー、作曲家、プロデューサー。

Oneohtrix Point NeverのM.Y.R.I.A.D.ツアー(『Age Of』のリリースにともなって開催)でのアンサンブルに参加していた。ということで偶然耳にして心地よいので聴いている。

以下のインタビューはコピペ。

「私は森の中でうずくまっていた。風や動物の音を聞いていて、全てが響きあって私を取り囲んでいた」。
「私は自分自身にこう問いかけてた。“どうやったらこんな風に感じる音楽を作れるんだろう。自然で、強いつながりを感じて、寄り添ってくるような音楽を”」。

『Ultraviolet』はジャズやドリームポップ、クラシックな構成、ブラックメタル、暗闇と光、様々な要素が一体となった神秘的なアルバムとなっている。「自分のアーティストとしての表現のプロセスを再検証することで、自分を自由にする事ができた」とモーランは語る。

01. Autowave
ハープのような、カリンバのような弦が緩み気味のギターを鳴らすように始まる。
低音のシンセはシンフォニックな要素もある。

02. Helix
先行シングル曲
カリンバがエコーがかかった感じ
ハープの要素も入って
弦を弾くスピードが速まり
低音で流れるシンセが次第に大きくなって
幅のある音 透明感のある音

変えることが出来ない大きな流れの中にいて
ソワソワする感じがする
繰り返されるループの中で少しずつ変化していって


03. Water Music
カリンバっぽい音 途切れ途切れに鳴って
かぶり気味に鳴り始めて ピアノも入って
シンセの音色
リズムが変化して

逆回転するような音


04. Nereid
長めの曲
滝から落ちてくる水のように次々とハープっぽいカリンバっぽい音が演奏される
エレクトロニカっぽいシンセの音色に重ねて
次々と鳴るカリンバっぽい音

05. In Parallel
徐々に鳴っている カリンバっぽい音が大きくなってくる
反響に合わせてシンセの音色も重なって
ゆったりとしたシンセの滑らかな変化 エレクトロニカっぽいシンセに
ピアノ
風が吹いて波が立ったり消えたり

割と激しくハープを鳴らして
低音のシンセ


06. Halogen
カリンバの素朴な音色
残響も
ピアノが時折鳴って
カリンバの音は無作為に鳴ってる感じもする
ノイズとメロディーの境界を行ったり来たりしてる感じで心地よい

07. Radian
ピアノとカリンバの一音一音が重なって始まる
裏で細かく揺れながら鳴っているシンセの音

低音のシンセ
弦をかき鳴らすような音とピアノ

ミニマルっぽい




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Kendrick Lamar / To Pimp a Butterfly

2019-03-31 10:17:37 | album k
Kendrick Lamarのサード・アルバム

2015,3,24発売

「DAWN.」は輸入盤なので、グルーヴしかわからないけれど
今回は日本盤にして、和訳を読みながら聴いてみた。
これが、歌詞を読みながら聴くのはけっこう、エネルギーが要るアルバムだ。
しかし、和訳がないとスラング的な要素も解りにくくて、ラップの内容を重視する人には日本盤がお薦めです。

最初は何も見ないで聴いていた。やはりケンドリック・ラマーのアルバムの音やグルーヴは心地よい。

多くのミュージシャンが参加しているけれど、ほとんど知らない。

歌詞カードの最初に 点字

CDをケースから外すと 蛾 の絵
青葉市子の「qp」と重なった



1. Wesley's Theory [feat. George Clinton& Thundercat]
レコードのプチプチ
Boris Gardiner(1973年)「Every Nigger is a Star」を冒頭でサンプリング。
George Clinton、Kendrick Lamar、Thundercat、Dr.Dreなどラップで次々と
ファファファファファンとなる感じが一つのグルーヴを作っている
エレクトロニカな音も
YMOの「増殖」の「NICE AGE」の一部を感じる


2. For Free? (Interlude)
アルト・サックスで始まる
激しめのドラムス
ジャズっぽさもあるグルーヴはとても魅力的♪
早口のラップ

3. King Kunta
「The Roots」のクンタ・キンテ
黒人奴隷で逃亡防止のために足首を切断された。
クンタ・キンテとラップ界でキングとなっているケンドリック・ラマーを重ねて
未だに続く黒人に対する抑圧的な世界
黒人男は負けはしないぜ

TEI TOWAの曲(「Funkin' For Jamaica」)でも鳴ってる鉦っぽい音
低音でベース的な音
銃声も入ってる。ギターや女性バック・ヴォーカルも
ノリ良く スクラッチも入ったラップなんだけど、教授の「RIOT IN LAGOS」を聴きたくなるんだなー。

4. Institutionalized [feat. BILAL,Anna Wise,Snoop Dogg]
ケンドリックのラップの部分から始まる
BILAL&Anna Wiseの部分ではブーン、ブーン、ブーンと飛行機の飛ぶ音を擬音で

ストリートで学び、なりたいものになった。努力が伴わないとダメだ
行いを改めなければ何も変わらない(このフレーズは佐野元春の「インディヴィジュアリスト」のようだ。

ストリングス、ドラムス、シンセがずれていく感じで良い。

5. These Walls [feat. Anna Wise]
指クラップ
女性のうめき声、ピアノ
4beatドラムにエレクトロニカ的な音色がうねる(BE MY BABY 吉川&布袋のイントロのようだ)

6. u
男性の叫び声 お前を愛するのは難しいを6回

ピアノとうっすらトランペットの音とは別に
息つく暇もなくラップ

途切れて
曲調もラップ仕方も変わって

7. Alright
途切れ途切れで始まるラップ
「Happy」のファラレル・ウィリアムスも参加
流れるようなラップ
楽器の音が消えて
語り

8. For Sale? (Interlude)
oh o oh o oh
深い息
(これは前曲の最後の歌詞 ルーシー(悪魔)の邪心に取り囲まれて、俺は走り出した
の続きと解説にある)
ラップの曲とは違って
シンセの音に 爽やかな流れを伴う

語り

9. Momma
不意に始まる
母なるアフリカがテーマの一つになっているようだ

鉦の音、細かく刻むバチの音
ピアノ、トランペット、シンセ

ドラッグや銃や性に関するものも含めて
ラップの歌詞は汚い言葉も多い

演奏だけになると激しいジャズのように盛り上がってくる
ラップが入って加速しながらF.O.

10. Hood Politics
エレクトリック・ギターとヴォコーダーのかかったラップ
ループする中で
ラップ

オバマ大統領は黒人の立場に立ってるように見えても、そうはなっていない
民主党や共和党の政治家たちもギャングの対立する勢力ぐらいのもの

音が抑えられて
語り

11. How Much A Dollar Cost [feat. Ronald Isley]

1ドルの真の代価は?
ホームレスの男とのやり取りの中から生まれる思い
ラップ

ピアノと叩くようなリズム音
シンセ

12. Complexion (A Zulu Love) [feat. Rapsody]

リズム、コーラス、ギターの弦の音、スクラッチ
流れるようなラップ

肌の色は関係ない 感じている心は皆同じさ
ドイツのナチズムや南アフリカのアパルトヘイト
人の支配
その中で肌の色が薄い黒人はハウス・二グロ、より黒い黒人はフィールド・二グロとして扱われて支配されてきた。
白人に性的に支配されて、目の色が緑や青の黒人が生まれて・・・
映画を観ても、白人と黒人の見方が表れている
誰も気にせずに裸足の赤ん坊のように生きていけない

世の中は良いように見えない

黒人社会で生きている人とそうでない人とでは、ケンドリック・ラマーのラップの受け取り方は大きく違うし、本質的な匂いや本能的な理解は簡単ではないなと思った。

13. The Blacker The Berry
全てはブラック、ブラックはいらない、全てはブラックがいい

リズムと迫ってくるラップ

俺は2015年最大の偽善者
この曲を最後まで聴けばあんただって同意できるさ

アメリカ社会の外部の人間にとっては新しい視点となるのかもしれない

14. You Ain't Gotta Lie (Momma Said)
長い間勉強したって間違った勉強したら意味がないぜ

俺に好印象を与えようと尋ねる

俺とリラックスするのに嘘なんてつかなくてもいいんだぜ

コンプレックスを並べるラップの呼応が印象的

最後は街の雑踏の音

15. i
雑踏の続き
叫び声
ギター
ラップからロック・サウンドへ
I love myselfという合いの手が心地よいメロディー

雑踏の中
マイクで話す
アカペラのラップ

16. Mortal Man
魅力的なメロディーとコーラスで始まる
ベースとシンセとドラム
ラップ

マンデラの亡霊、俺のフロウが彼の人種差別撤廃の遺産を押し出して行けたらと願う
どんなことがあっても、まだファンでいてくれるかい?

アカペラのラップ

声がメインだけど
フォーンとピアノとドラムが入って 掛け合い

女性の鼻歌

最後の青虫の話
青虫と蝶

冒頭に書いた絵は蛾ではなく蝶なのか?

最後は突然終わる

Kamasi Washingtonがストリングスのアレンジで参加




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熊木杏里 / 光の通り道

2019-03-24 00:22:10 | album k
2012,2,22発売

熊木杏里10th anniversary作品
一時期、売り切れ状態が続いていた。
やっと手に入れてフルで聴いている

年齢を重ねて変化していく感じが良いです。

番匠谷紗衣ちゃんが熊木杏里をカバーしていたので、初めて聴くようになって、ほとんどのアルバムを聴いてきた。
彼女を通さなかったら聴いてなかったなあ・・



01. 光の通り道 ~prologue~
武部聡志のピアノで始まる
熊木杏里のヴォーカル
のみ

02. シグナル
バンドの演奏が入って

好きと嫌いで奏でたメロディーは
大人になって歌えなくなってく

変化するシンガーソングライターの苦悩を感じる歌

03. Love letter ~桜~
同じ未来を一緒に見られない 今日離れ離れになる
また一緒に笑いたい
色んな事を忘れない

切ない 時間は淡々と過ぎていく季節の中で
そのことを上手く表現している曲

ふと口ずさみたくなる 桜 桜

04. 「がんばります」
ピアノのメロディー
間奏のアコースティックギター

必要なものは 親からもらった 私 そのもの それだけ

生きてきて、乗り越えて、何かを失ってるかもと、戸惑ったり
人目を気にしなくていい

誰への言葉でもない ひとりつぶやきます「がんばります」

しみじみと良い曲♪

05. 今日になるから (テレビ朝日系「土曜ワイド劇場」エンディングテーマ)
ピアノで始まる。シンセ、ストリングス。

ありがとう ひとりで泣かないでいてくれたから いま私はあなたの胸になれた

愛する気持ちが笑顔へと続いているから乗り越えていけるよね
やがて未来が 今日になるから

しっかりとした優しい曲

06. 羽
ピアノ
バンド演奏にオルガン

誰もあなたを責めたりはしていない

あなたはあなただけにある光になればいい

うまくいくときもあれば、いかないときもある
生き方もいろいろあるけど どう羽を上手く動かして生きていくかは
自分次第

07. お祝い (セディナCMソング)
ピアノとヴォーカル

私の人生の中にあなたが来てくれたお祝

二人が人生で作り出すのものが良いものにしたい
という、しっかりと未来を見据えて前向きで強い意志を感じる歌

間奏からストリングスが入って来て
高まっていく

08. A day in my life
バンド演奏で

ほんの少しでいいから 明るい未来を信じて行きたい
悪あがきだっていいんだよ

ほどほどに元気出る

09. wonder land
歌とピアノで始まる

冒険の空へと 今すぐ行こうよ

新しい世界の入り口に立ってる

背中を押す感じだけど、ちょっと不思議な歌。

10. 願いの糸
ピアノ
ファルセットは擦れ気味で
一言一言に音が乗っていて

願いの糸 をどう紡ぎ出していくか

熊木杏里風の魅力的な歌詞
良いなあ


11. オルゴール
ピアノとヴォーカル

ピアノの残響と歌声の間が良い

やさしい悲しみがあなたを包んで

ねぇ 人は懐かしい知らない愛を 心のどかにしまっているの オルゴールみたいに

12. 心のまま
心のまま 感じてごらん
裸のまま 立ってごらん

熊木杏里の歌声が微妙な音程の変化のときにとても魅力的に感じる

13. 光の通り道 ~epilogue~
インスト
ストリングスとピアノ


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KENNY BURRELL / Midnight Blue

2018-12-11 22:10:28 | album k
TEI TOWAが名盤として挙げていたので試聴している間にじっくり聴いていた感じ。
このアルバムは初めて聴いている。
1963年に録音されている。
ラテン・アンド・ブルース・テイストのジャズ
こんな名盤を?
と言われる方もおられるのでしょうが、出会ったことがラッキーかもしれないと思っています。

Kenny Burrell(g)
Stanley Turrentine(ts)
Major Holly(b)
Bill English(ds)
Ray Barretto(conga)
;Rec.1963-1-8




01. Chitlins Con Carne
コンガからノリ良く始まる
ホーンの響きに渋いギターの音色
なるほどー
ジャズとラテンか

02. Mule
ベースがどーん
ギターが鳴り
フォーンの渋い音色に聴き入る
ゆったりとしたテンポになって終わる

03. Soul Lament
ギターの音色がブルースそのものに感じた
フォークっぽさもあるのかな?

04. Midnight Blue
アルバム・タイトル曲
タイトでポップ

05. Wavy Gravy
ギター
ちょっとずつ上がって行く感じ
フォーンの唸る響き

06. Gee Baby Ain't I Good To You
軽いタッチでギター
ドラム
ベース
音が心地よい♪

07. Saturday Night Blues
ジャズだなあ
ドラムとフォーンの独特なグルーヴ
一瞬止まるような

08. Kenny's Sound
テンポが速く


09. K Twist
ベースが効いている
ギターの音色とドラム



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