【昔の手帳から】 ５月３０日

【１９８０年】（１囘生）

エノサワに手紙
17:30 家庭教師


金曜日。
エノサワは高校１年と３年の時の同級生で豫備校も一緒だつた。
歸省すると必ずと云つてよいほど、麻雀をしたり飮みにいつたりしてゐた。
その彼から前日手紙を貰つた。
たぶん、私が、ふられたことを手紙に書いたのではないかと思ふ。
その返事が前日の手紙かもしれない。
で、この日、その手紙にさらに返事を書いたといふことなのだらう。
私は、女にもふられ、ろくに大學の講義にも出席しない、ろくでもない人間だが、少なくとも友達だけはいい友達を持つたと思ふ。




【１９８１年】（２囘生）

ＤＰ小寺 休講
塾


土曜日。

手帳の記載によると、１コマ目は心理學實習（一谷）となつてゐるが、そんな講座を登録した覺えはない。
たぶん、一度も出席してゐないのではないだらうか。
２コマ目は、とつても大事なドイツ語初級。
本來は１囘生で修得してゐるべき單位だけに、２囘生で初級を受講してゐる學生はさうさう多くはない。
なので、なんとか２囘生のうちに單位を取りたいと思つてゐた。
そのためには、出來るだけ出席するか發表するかしておかなければならない。
この日は、そのドイツ語初級講座が休講だつた。

この年の土曜日の塾は、小５の理科と中２の英語。