
「割烹はらだ」 を出て、寺町二條にある 「BAR CALVADOR (カルバドール)」 へ。
寺町二條といへば、私の好きな作家、梶井基次郎の「檸檬」。
さすがにあの八百屋はもうないやうだ。
「カルバドール」の場所がわからず、店に電話して訊ねた。
すると、目の前にあるコンビニの隣のビルの2階だといふ。
これは知らなければわからない。
ドアは何の變哲もないが、中の空間は素晴らしい。
そのギャップに驚かされる。
さすがに有名なバーだけにほぼ滿席で、私が入つてからまもなく滿席となつた。
外から架かつてくる電話に、「申し譯ありません。ただいま滿席でして・・」と斷る高山さん。
その状況を見て、長居をしてはいかんと思ひ、カクテル2杯で切り上げた。
カルバドスを使つたカクテルと、甘夏を使つたカクテル。
さういへば、店名のカルバドールはカルバドスではなくてスペイン無敵艦隊のカルバドール號に由來すると伺つた。
レパントの海戰とかアルマダの海戰だとか、高校の世界史で習つたなあ。
カップルでも、男一人でも似合ふ、いい店だ。
ただし、お子さまには來て欲しくない、大人の店である。

なんの變哲もないシンプルなドア。

カルバドールといふ名前のカルバドス。
これでカクテルを作つて頂いた。

甘夏のカクテル。
柚のカクテルのヴァリエーションだとか。
<使用カメラ:Canon PowerShot G11>
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