「夏、19歳の肖像」 島田荘司
お薦め度:☆☆☆ /
2006年8月10日読了
昭和60年に刊行された作品に、全面的に手を入れて、新裝改訂版として刊行されたもの。
作者のあとがきによれば、「表現力が下手クソなくせに、全體の流れは妙にリアルで老獪でさへある」とのこと。
確かにその通りかもしれない。
しかし、私は主人公の少年に同情する。
表現そのものが拙くても、作者のこの少年へのまなざしは熱い。
從つて、多少のことには目を瞑つて、少年に感情移入することができる。
少年と女性。
これは、ミステリーといふ枠を越えて、ひとつの物語として味はふことができる。
いつの世においても、少年にとつて女性はミステリーそのものなのだ。
お薦め度:☆☆☆ /
2006年8月10日読了
昭和60年に刊行された作品に、全面的に手を入れて、新裝改訂版として刊行されたもの。
作者のあとがきによれば、「表現力が下手クソなくせに、全體の流れは妙にリアルで老獪でさへある」とのこと。
確かにその通りかもしれない。
しかし、私は主人公の少年に同情する。
表現そのものが拙くても、作者のこの少年へのまなざしは熱い。
從つて、多少のことには目を瞑つて、少年に感情移入することができる。
少年と女性。
これは、ミステリーといふ枠を越えて、ひとつの物語として味はふことができる。
いつの世においても、少年にとつて女性はミステリーそのものなのだ。
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