【昔の手帳から】 ８月２５日

【１９８０年】（１囘生）

御茶ノ水。穗高。Ｐ３
丸善で中島にcome across。

月曜日。
御茶ノ水に行つた。
おそらくは神保町まで足を伸ばして古書街をひやかしたのだと思ふが、手帳に記載がない。
手帳に記載されてゐるのは、例によつて喫茶「穗高」。
１年前の樂しかつた時間を反芻してゐたらしい。
「穗高」のすぐ近くに丸善がある。
本來は洋書を渉獵するべきなのだらうが、私は普通の文庫本。
ここで偶然、高校３年の時の同級生、中島に出會つた。
わざわざ英語で書いてゐるところなぞ、かはいいものだ。



【１９８１年】（２囘生）

シェール 「地球への追放者」
メーターワイヤー（Z400 FX のもの）、故障

火曜日。
前日は「宇宙船ピュルスの人々」、この日は「地球への追放者」と、どうやらシェールづいてゐたらしい。
前々日盜まれたメーターワイヤーだが、前日とりあへず買つた「Z400 FX」のものが、やはり１日で故障してしまつた。
前日、本來の「Z400 Ltd」のものを注文して置いたので、翌日には入荷する豫定。
あたりまへと云へばあたりまへだが、同じカワサキのＺでも、LtdとFXでは部品の互換性がないやうだ。
生産效率から見ればメーターワイヤー位同じものを使へるやうにしておけばいいのに、と思ふ。



【１９８３年】（４囘生）

稻毛の「あかざ」で母親と酒

木曜日。
場所も状況も覺えてゐないが、母親と酒を飮むなんて、格好いい。
でも、稻毛で飮んでゐるといふのが氣にかかる。
私はまだクルマの免許を持つてゐない。
クルマで行つたとすると運轉したのは母に相違なく、でも、その母は一緒に飮んでゐる、と。
まあいいや、深く考へるのはやめやう。
どうせ時效だし。