山の中腹にある自宅から15分ほど坂を驅け降り、さらに平地を5分ほど歩くと公園につく。
この公園、出來た當初は私も行つたし、近隣住人たちも多く足を運んでゐたやうだ。
調べてみたら、出來たのはもう10年も前だつた。
私がこの公園に來るのも10年ぶりといふことになる。
時の流れの速いことよ。
いまは人も少ない。
年輩の夫婦、子供連れの夫婦、初老の男性がひとりベンチに佇む。
そして初老の男がシェービングフォームの入つた小さなザックを肩にかけ、手にはカメラを持つて逍遙してゐる。
まあ、平日の午前であれば、人出が少ないのもやむを得ないだらう。
よくわからぬ建造物。
雨宿りするには良ささうだが・・・
公園の前の道を挾んで向かひにある建物。
この中にはガーデニングのショップと、市役所の出張所がある。
ちなみにこの公園は寶塚市が作つたもの。
財政破綻目前の寶塚市が、よくぞこんな公園を作つたものだと、皮肉ではなく感心する。
確か、この公園はイギリス庭園だつたと思ふ。
樹木の刈込みかたなど、きつとイギリス風なのだらう。
これなど、一見すると四阿風なのだが、屋根や梁の下の造作などは洋風のやうな氣もする。
先程の用途不明の建築物と違つて、こちらには申し譯程度のベンチが備へられてゐる。
せつかくなので、ベンチに腰掛けてみた。
梁の下のアーチ状の造作がいい感じ。
なんだか長崎にありさうな雰圍氣。
子供の頃、UFOの着陸跡とかいふ寫眞を見たが、こんな感じだつた。
イギリス庭園は大昔にUFOが着陸した跡をもとに作られたのが起源だつたのかも?
よくわからぬが、これもイギリス風なのか?
たかが手すりに金かけてるよなあ。
花壇。
いまは寂しい限りだが、春になると色とりどりの花が咲いてゐたやうに思ふ。
顏が怖い。
特に右側の顏。
イギリス風には見えないのだけれど。
不思議な髮型。
キリスト教が廣まる以前の土着の神さまだらうか?
蟹のやうなこの髮型、ただものではない。
<使用カメラ:Canon PowerShot G11>
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