毎年11月の第3木曜日はボージョレ・ヌーヴォーの解禁日。
今年はけふがその日だ。
ワインを賣つてゐる店では、事前に豫約を受け付けてゐて、解禁日に屆けてくれる。
我が家にも夕方、宅配便で屆いた。
ボージョレ・ヌーヴォーにもピンからキリまであるらしい。
私が豫約してゐたのは、もちろんキリのはう。
1本あたり1500円ほど。
6本屆いたうちの1本を拔栓した。
それが上の寫眞のもの。
グラスに注ぐと、その色でヌーヴォーだとわかる。
色が普通の赤ワインと較べると薄いのだ。
ひとくち口に含むと、味はひも薄い。
正直云つて、美味いとは思へない。
しかし、グラスを重ねるにつれて、このワインの良さがわかつてくる。
確かに、例へば2005年あたりのボルドーなどと較べれば、複雜な味はひには缺ける。
まるでブドウの果汁にアルコール分が加はつたかのやう。
でも、それだけに若さといふかフレッシュさといふか、果實味そのものが味はへる。
これはこれで、樂しめると思つた。
殘りの5本、肩のちからを拔いて、氣樂に味はひたいと思ふ。
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