仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

家犬か、おまへは! ( D80 & 18-50mm )

2007-05-07 19:13:58 | 或る日の柴犬・穗高
穗高のお蔭で、家の中がよりいつそう汚くなつた。


さういへば、こやつが家の中にゐてるやうになつたのはいつだつたか・・・
調べてみたら、 4月12日以來 であつた。
そろそろ1ヶ月にもならうとしてゐる。
そもそもの發端はといへば、首輪の下の皮膚が炎症を起してしまひ、首輪を外す必要があることだつた。
首輪を外しても、おとなしいワンコならいいけど、穗高はやんちや。
どうしたつて、何かで拘束しておかないといけない。

で、仔犬の頃、喰ひ千切られて使はなくなつた「ハーネス」といふものを思ひ出したのだつた。
しかし、大人になつても穗高はハーネスがイヤなやうで、器用にからだを捩ぢつて、喰ひ千切る。
つまり、外で飼つてゐたら、フリーになつてどこかへ出掛けてしまひ、揚げ句の果はクルマに轢かれて座敷の敷物となるのが目に見えてゐる。
從つて、皮膚の炎症が治つて、毛が生え揃ふまでは、家の中で飼ふしかないといふわけ。
ちなみに、いま穗高がつけているハーネスは「6代目」ハーネスである。
「5代目」は、先日、たうとう喰ひ千切られてしまつた・・・

ご覽のやうに、家の中には穗高が喰ひ千切つた紙や布、クッションの中身などが散亂してゐる。
明日は急遽、我が母が私の樣子を偵察にくるといふことで、先程から、嫁はんがバタバタと片付をしてゐるやうだ。

家にゐると、我々人間と一緒なので、生活サイクルもワンコ獨自のリズムではなくなる。
それでストレスが溜まるのか、はたまた、いつも我々の顏が見えるので甘えたいのか、いづれにせよ、よく吠えるやうになつた。
意思表示の手段であることはわかるが、これでは、日本犬としての凛々しさが損なはれてしまふ。

まだ完治はしてゐないものの、そろそろ首輪をつけて、庭犬に戻つて貰ふ時期が近づいた。
穗高くん、きみの我が儘はもう通用しなくなるから、その覺悟をしておきたまへ!




ストレス發散には運動するのがいちばんだ。
私もよく云はれるのだが、私の場合はともかくとして、穗高には無理矢理にでも走つて貰つてストレス發散して貰はなければ!



若いクセに、少し走ると、すぐに戻つて來て休憩する。
しかも、嫁はんが「犬かはいがり」して、おやつをやるものだから、なかなか走り出さなかつたりする。
困つたものだ・・・



で、尻を追ひかけて走らせると、こんどは遙か彼方で座つて、戻つてこない。
しかたないので、「犬撫で聲」で呼び戻す。
もちろん、おやつ付き。
走つて戻つてくる現金な穗高くん。




<使用カメラ> : Nikon D80
<使用レンズ> : 「Sigma 18-50mm F2.8 EX DC MACRO」


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