公立相馬総合病院の研修医のブログ

被災地医療を支える公立相馬総合病院
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大学病院での研修の魅力

2017年01月14日 | 日記


センター試験に妖怪ウォッチが出たみたいですね。
それなら医師国家試験にはポケモンの光てんかんが出ると思った研修医名取です。
今年度の医師国家試験は2月11日、12日、13日の3日間です。

昨年のこの頃の私はグループで勉強をしていました。
他の人の勉強姿が励みになったり逆に息抜きになったりして皆で成績を上げました。
いま思っても最高のメンバーでした。
そして夜は走りに行きそのまま近くの銭湯でひとっ風呂浴びるのが一日のご褒美でした。
緊張感が増してくる頃かとは思いますが、自分に合ったストレス解消法で体調を崩さないように頑張ってくださいね。

ところで現在大学で研修している私の方ですが、当院とのギャップが凄いです。
いまの正直な感想では、大学病院というのは入局した若手の医者を育てる場所でしょうか。
入局していない研修医はどうしてもお客様になります。
そもそも私のような市中病院を選ぶ輩は大学病院よりも市中病院に魅力を感じているため、どうしても見方がネガティヴになってしまいます。

ですが、本当はそうではなく大学病院の魅力があるはずです。
大学病院での研修は研究室や医局に入る際のコネクション作りが第一かな…。
身も蓋もないのでそのような打算ではなく研修としての魅力を考えますと、
大学病院の利点は、特に大学の先生は教育熱心な方が多く質問すると親身に教えてくださいます。
新しい本なども紹介して貰えますし、新しい指標や指針も細かく知ることができます。
私もそういう「なんとかスコア」とか「なんとか分類」とか「なんとかアルゴリズム」とか「英語3文字」がじつは好きでした。
サマリーのまとめやカンファレンスの発表も細かくチェックされます……。
きちんとした知識の獲得は大学病院が一番でしょう。

それから都会にあるというのは一応魅力でしょうかね。
写真は相馬では見られない都会の夜景です。