Sky from a jewelry studio---

どんな時間を生きていても、誰の上にも広がるそら。

夏の終わりに得たものは....

2004-08-21 20:20:17 | diary
意味もなくこないだ遊びで書いたブレスレットの絵をアップしてみたり。(『ブレスレット』の綴り、合ってます???というか、これのどこがブレスレットなんだろう??)
台風のせいか、気候が秋めいてきて、気持ちもわくわく(秋の始まりが一番好きなんです。)しながらも、
同時に妙に静けさに包まれる。

うちの教室は基本的には自由予約で年中無休です。レッスンの予約がはいらないとお休みになるのですが、生徒さん達はうま~く、空いているスペースに予約をいれてくるので、なかなか予約の入らない日はないです。
なので、最近は疲れた風を装い、みんなの同情をかって、月に1~2日お休みにもっていく術(?)を身につけました。せこいよなあ~とは思うのですが。
そんなこんなで、毎日教室にいる私に季節感もなにもないのですが、逆に迎える生徒さん達から季節感をおすそ分けさせてもらってます。
ドアを開けて入ってくる生徒さん達のさぶそうな姿(冬)や、上着をコート掛けにかける瞬間(秋)とか、うだる顔・麦茶一気のみ(夏)とか...。今年の夏は、ちょっと夏休み気分を味わわせてくれる生徒さんがいました。

その人の本業は学校の先生なのですが、7月末、学校が夏休みに入ると同時に「もの作りに没頭する!」と、ここに2日に一回、朝から夕方まで来て彫金をし、その行き帰りの道中や、家ではレース編みをずうっとしていました。
で、ここで休憩をとっているときに、そのレース編みのスカートの進捗状況を見せてくれるわけです。
最初は5センチくらいだったのが、来るたび来るたびどんどん幅が増えて、おとといにはついにボタンとウエストベルトをつけたら出来上がりのところまできていました。
もちろん彫金のほうでもいいものをどんどん作っていってくれている人なのですが、そのスカートは「継続は力なり」という言葉を感じさせ、同時に「夏休みよく頑張ったで賞」的ご褒美を、つくったくれた彼女自身に与えるんだな、と思いました。

ものすごく、かわいいスカートだったので、欲しい~、とずっと思っていましたが、それも無謀なはなし。
あれは、途中で間違えたりしながらも、めげずに満員電車のなかでも編み続けた彼女にしか似合わないでしょうから。
それに、きっと、物体としてのスカート以上にカテとなる何かを、彼女は得ているのでしょうね。

もともと夏のようなカラッとしたラテン系のお姉さん。
彼女は昨日から学校の仕事が始まったので、今日は来ませんでした。
静かな一日。
私は横で見ているだけだったけれど、なんだか私のココロの夏も終わりつつあるような気がします。
(感化されやすいから 笑)

....そろそろ宿題片づけなきゃ(汗)。私の夏の終わりにはいつも宿題が待ちかまえています。

曇り時々晴れ(涼しかった。):(現在)T/27℃:H/72% レッスンしつつ、マリッジリング(女性分)のデザイン考える。男性分のワックス完成。