巨人戦スポーツ解説

プロ野球の巨人戦の解説です。

2018年4月25日。巨人対中日戦。20対4で巨人勝利。5割復帰!、

2018-04-25 22:10:11 | Weblog
     2018年4月25日中日戦。
#為替、108.82円。108.85円。109.10円。ユーロ、133.14円。133.05円。133.17円。
#ダウ、274024.13ドル。-424.56ドル。ナスダック7007.35。-121.24。
#前場、22134.17円。-143.95円。後場、225185.32円。-62.80円。
四国八十八ヶ所
高知県(土佐)の霊場。
第25番札所 宝珠山 真言院 津照寺4/25済
座標: 北緯33度17分16.1秒 東経134度8分53.7秒

山号
宝珠山

宗派
真言宗豊山派

本尊
延命楫取地蔵菩薩

創建年
(伝)大同2年(807年)

開基
(伝)空海(弘法大師)

正式名
宝珠山 真言院 津照寺

別称
津寺(つでら)

札所等
四国八十八箇所25番

津照寺(しんしょうじ)は、高知県室戸市室津町に位置する寺院。宗派は真言宗豊山派。宝珠山(ほうしゅざん)、真言院(しんごんいん)と号す。本尊は楫取延命地蔵菩薩。四国八十八ヶ所霊場の第二十五番札所である。
本尊真言:おん かかかびさんまえい そわか
ご詠歌:法の舟 入るか出るか この津寺 迷ふ吾身を のせてたまへや
歴史[編集]

寺伝によれば、大同2年(807年)に空海がこの地を巡錫した際、山の形が宝珠に似ておりこの地が霊地であると感得し、宝珠に合わせ、一刀三礼して延命地蔵菩薩を刻み堂宇を建立し開創したという。『今昔物語集』には当寺が「津寺」の名で登場し、本尊地蔵菩薩の霊験が語られている。それは、「地蔵菩薩火難ニ値ヒ自ラ堂ヲ出ルヲ語ル」とあり、本堂が火災に遭ったとき本尊が僧に身を変え村人に知らせ難を逃れたという逸話である。また、慶長年間(1596年 - 1615年)に土佐藩主山内一豊が室戸沖で暴風雨に遭ったとき、どこからともなく一人の僧が現れて船の楫をとり無事に室津の港に着けて立ち去った。衣から垂れた水跡を辿っていくと本寺の本堂の前で終わっていた。そこで本尊を拝観するとその姿が濡れており、本尊の地蔵菩薩が僧に姿を変えて船を救ったことを悟った。このことから本尊を楫取地蔵と呼ぶようになったという

1.巨人対中日戦【前橋】18:00
  20対4で巨人勝利。
先発、
【巨人】21吉川 光夫 左投。6回 宮國椋丞 #30 右投。 7回中川皓太 #41 左投。

【中日】22大野 雄大 左投。5回笠原祥太郎 #47 左投。 三ツ間卓也 #43 右投。
8回祖父江大輔 #33 右投。

【中日】
1 中 大島 洋平2 遊 京田 陽太 打游堂上直倫 、3 左 アルモンテ3 左 工藤隆人、
4 一 モヤ、投祖父江大輔、 5 右 平田 良介 6二 高橋 周平
7 三 福田 永将投谷元圭介一 阿部寿樹、8 捕 大野 奨太、 捕 木下拓哉
9 投 大野 雄大打松井佑介、投笠原祥太郎、三ツ間卓也 、三 亀澤恭平 .26

【巨人】
1 遊 坂本 勇人2 二 吉川 尚輝3 左 ゲレーロ投宮國椋丞、打立岡宗一郎、
4 三 マギー、走 田中俊太 、 5 一 岡本 和真6 右 亀井 善行投中川皓太、 、
7 中左 中井 大介8 捕 小林 誠司捕 河野元貴 9 投 吉川 光夫打中長野久義 #7、

1回表、1番、1.0.1.1.2.1.2フライ2番、0.1.0.2.1.2.フライ3番、1.0.1.1.2.1.3.1.3.2.四球4番、0.1.1.1.1.2.空振り三振。18球。
1回裏、1番、1.0.2.0.左二塁打2番、0.1.4ゴロ3塁3番、1.0.2.0.8ヒット1点4番、
 0.1.1.1.2.1.2.2.3.2.四球5番、1.0.1.1.2.1.2.2.4ゴロ6番、1.0.1.1.2.1..7フライ。
                                0対1。
2回表、5番、0.1.1.1.1.2.2.2.6フライ6番、8フライ7番、1.0.2.0.6ゴロ、27球。
2回裏、7番、0.1.1.1.1.2.、2.2.3.2.四球8番、0.1.1.1.1.2.4ゴロ併殺9番、1.0.1.1.1.2.、見逃し三振。
3回表、8番、0.1.8ヒット高い?9番、0.1.0.2.見逃し三振1番、1.0.1.1.1.2.2.2.4フライ2番、1.0.9フライ・。追加点!!。
3回裏、1番、1.0.2.0.3.0.3.1.四球策は?2番、1.0.1.1.1.2.、2.2.、6ゴロ2塁3番、1.0.1.1.
8ヒット1点4番、0.1.0.2.1.2.2.2.、3.2.四球5番、0.1.9フライ1.3塁6番、0.1.0.2.、1.2.2.2.9ヒット1点貴重、7番、0.1.6ゴロ。          0対3。
4回表、要注意3番、0.1.1.1.2.1.3.1.右二塁打真ん中?4番、1.0.2.0.6フライ5番、1.0.2.0.3.0.四球6番、0.1.1.1.1.2.2.2.、、3.2.7ヒット1点7番、0.1.1.1.2.1.6ゴロ
併殺。                           1対3。
4回裏、8番、1.0.2.0.3.0.3.1.四球9番、バント2塁1番、0.1.0.2.1.2.、、見逃し三振
2番、1.0.2.0.3.0.四球3番、1.0.1.1.2.1.右二塁打2点4番、0.1.8フライ。
 ゲレーロ4打点!!。                   1対5。
5回表、8番左ホームラン1点9番打松井佑介、0.1.0.2.1.2.2.2.見逃し三振1番、1.0.9フライ2番0.1. 3ゴロ。                  2対5。
5回裏、【笠原祥太郎】5番、1.0.2.0.2.1.3.1.四球6番、0.1.1.1.8ヒット無死1.2.塁7番中井、1.0.2.0.左二塁打2点8番、1.0.9ヒット1.3塁9番打長野久義、1.0.2.0..7ヒット1点1番、1.0.2.0.中ホームラン3点【三ツ間卓也】2番、0.1.1.1.1.2.空振り三振3番、1.0.2.0.2.1.2.2.3.2.見逃し三振4番、0.1.1.1.2.1.3.1.四球5番、1.0.左ホームラン2点6番、0.1.1.1.1.2.空振り三振。            2対13。
6回表、【宮國椋丞】3番、0.1.1.1.1.2.2.2.9ヒット4番、0.1.1.1.1.2.2.2.1ゴロ内野安打5番、1.0.1.1.6フライ6番、0.1.1.1.2.1.2.2.9フライ。
6回裏、7番、1.0.1.1.死球8番、死球9番、0.1.1.1.1.2.2.2.3.2.四球満塁1番、0.1.1.1.2.1.2.2.、、8ヒット1点【谷元圭介】2番、0.1.1.1.3ゴロエラー1点3番、0.1.0.2.1.2.2.2.3.2.6ゴロ1点4番、0.1.1.1.2.1.2.2.左二塁打2点5番、中二塁打1点6番、0.1.1.1.2.1.3.1.3.2.、、8ヒット1点7番、0.1.0.2.空振り三振。8番、1.0.1.1.フライ.                           2対20。
7回表、【中川皓太】8番、6ゴロ9番、0.1.1.1.1.2.0,6ゴロ内野安打1番、1.0.1.1.1.2.2.2.3.2.空振り三振2番打堂上直倫、6ゴロ。
7回裏、9番、0.1.1.1.2.1.9フライ1番、0.1.0.2.1.2.6ゴロ2番、1.0.1.1.4ゴロ。
8回表、3番、1.0.1.1.5ゴロ4番、0.1.8フライ5番、1.0.2.0.02.1.3.1.3.2.9フライ。
8回裏、【祖父江大輔】3番、1.0.1.1.1.2.2.2.3.2.6ゴロ4番、1.0.2.0.2.1.8ヒット代走5番、0.1.8ヒット6番、0.1.0.2.見逃し三振7番、1.0.1.1.1.2.2.2.5ゴロ。
9回表、7番、0.1.0.2.空振り三振8番、0.1.1.1.1.2.2.28ヒット.9番、9ヒット
1番打松井雅人、1.0.2.0..3.0.3.1.3.2.7ヒット1点2番、0.1.ゴロ。
                            4対20。


戦評
4月25日(水)巨人 vs. 中日 5回戦

巨人は初回、ゲレーロの適時打で先制する。その後は、3-1で迎えた4回裏にゲレーロの3打席連続適時打が飛び出すなど、終わってみれば17安打で20得点を挙げた。投げては、先発・吉川光が今季初勝利。敗れた中日は、今季初先発の大野雄が誤算で、救援陣も崩壊した。

責任投手/本塁打
勝利投手、[ 巨人 ] 吉川光 (1勝2敗0S)

敗戦投手、[ 中日 ] 大野雄 (0勝1敗0S)

セーブ、[ 巨人 ] 中川 (0勝0敗1S)

本塁打、[ 中日 ] 大野奨1号(5回表ソロ)、高橋1号(9回表ソロ)
           [ 巨人 ] 坂本勇1号(5回裏3ラン)、岡本5号(5回裏2ラン)

バッテリー
中日バッテリー
大野雄、笠原、三ツ間、谷元、祖父江 - 大野奨、木下拓。
巨人バッテリー
吉川光、宮國、中川 - 小林、河野。

2. DeNA対広島戦。【横浜】18:00
11対5で広島勝利。
先発、
【DeNA】48京山 将弥 右投。
【広島】17岡田 明丈 右投。
【広島】
1 遊 田中 広輔 .250 2 二 菊池 涼介 .255 3 中 丸 佳浩 .329
4 左 松山 竜平 .264 5 一 バティスタ .269 6 三 安部 友裕 .264
7 右 野間 峻祥 .250 8 捕 會澤 翼 .400 9 投 岡田 明丈 .167
【DeNA】
1 中 神里 和毅 .250 2 遊 大和 .221 3 左 筒香 嘉智 .246
4 一 ロペス .297 5 三 宮﨑 敏郎 .296 6 右 梶谷 隆幸 .000
7 捕 嶺井 博希 .261 8 投 京山 将弥 .000 9 二 倉本 寿彦 .254

戦評
4月25日(水)DeNA vs. 広島 5回戦

広島は1点を追う2回表、菊池と松山の適時打などで一挙6点を奪い、逆転に成功する。続く3回には、松山の3打席連続となる適時打などで3点を加えた。投げては、先発・岡田が今季3勝目。敗れたDeNAは、宮本のプロ初本塁打などで5点を挙げるも、序盤の失点が響いた。

責任投手/本塁打
勝利投手、[ 広島 ] 岡田 (3勝0敗0S)

敗戦投手、[ DeNA ] 京山 (3勝1敗0S)

セーブ

本塁打、[ 広島 ]
          [ DeNA ] ロペス6号(1回裏2ラン)、梶谷1号(2回裏ソロ)、宮本1号(7回裏ソロ)
バッテリー
広島バッテリー
岡田、今村、一岡 - 會澤。

 DeNAバッテリー
京山、平田、三嶋、エスコバー、砂田、三上 - 嶺井、戸柱。

3.ヤクルト対阪神戦。【松山】18:20
4対2で阪神勝利。
先発、
【ヤクルト】45ハフ 左投。
【阪神】54メッセンジャー 右投。
阪神
1 二 上本 博紀 .296 2 中 俊介 .050 3 右 糸井 嘉男 .279
4 一 ロサリオ .257 5 左 福留 孝介 .328 6 遊 糸原 健斗 .286
7 三 大山 悠輔 .175 8 捕 梅野 隆太郎 .136 9 投 メッセンジャー .222
【ヤクルト
1 中 青木 宣親 .250 2 一 坂口 智隆 .317 3 二 山田 哲人 .260
4 左 バレンティン .236 5 右 雄平 .364 6 遊 西浦 直亨 .381
7 三 川端 慎吾 .206 8 捕 中村 悠平 .219 9 投 ハフ .000

戦評
4月25日(水)ヤクルト vs. 阪神 4回戦

阪神は1-0の3回表、大山の適時打でリードを広げる。その後、1点差で迎えた7回には、ロサリオと糸原の適時打で2点を追加した。投げては、先発・メッセンジャーが7回1失点の好投で今季4勝目。敗れたヤクルトは、9回に2点差まで追い上げるも及ばなかった。

責任投手/本塁打
勝利投手、[ 阪神 ] メッセンジャー (4勝1敗0S)

敗戦投手、[ ヤクルト ] ハフ (0勝3敗0S)

セーブ、[ 阪神 ] ドリス (0勝1敗8S)

本塁打、[ 阪神 ]
          [ ヤクルト ]

バッテリー
阪神バッテリー
メッセンジャー、桑原、ドリス - 梅野。

 ヤクルトバッテリー
ハフ、原、風張、中尾 - 中村、松本。

4.楽天対ロッテ戦。【楽天生命パーク】18:00
7対3でロッテ勝利。
先発、
【楽天】11岸 孝之 右投。
【ロッテ】12石川 歩 右投。
ロッテ
1 中 荻野 貴司 .300 2 右 平沢 大河 .333 3 二 中村 奨吾 .307
4 一 井上 晴哉 .250 5 三 鈴木 大地 .219 6 左 清田 育宏 .293
7 指 福浦 和也 .216 8 捕 田村 龍弘 .288 9 遊 藤岡 裕大 .197
【楽天
1 右 岡島 豪郎 .305 2 遊 茂木 栄五郎 .233 3 三 ウィーラー .253
4 指 アマダー .227 5 一 銀次 .175 6 二 藤田 一也 .293
7 左 フェルナンド .400 8 捕 嶋 基宏 .184 9 中 島井 寛仁 .000

戦評
4月25日(水)楽天 vs. ロッテ 4回戦

ロッテが連敗を5で止めた。ロッテは2点を追う3回表、藤岡裕の適時打と荻野の2ランで逆転する。その後は同点を許すも、延長10回に荻野と井上の適時打などで勝ち越しに成功した。投げては、4番手・内が今季初勝利。敗れた楽天は、打線が4回以降は3安打無得点と振るわなかった。

責任投手/本塁打
勝利投手、[ ロッテ ] 内 (1勝1敗2S)

敗戦投手、[ 楽天 ] 福山 (1勝1敗0S)

セーブ

本塁打、[ ロッテ ] 荻野2号(3回表2ラン)
           [ 楽天 ] アマダー4号(3回裏ソロ)

バッテリー
ロッテバッテリー
石川、大谷、シェッパーズ、内 - 田村。

 楽天バッテリー
岸、ハーマン、松井、福山、高梨 - 嶋。

5.日本ハム対オリックス戦。【札幌ドーム】
4対1で日本ハム勝利。18:00
先発、
【日本ハム】39高梨 裕稔 右投。
【オリックス】27アルバース 左投。


【オリックス】
1 中 宗 佑磨 .212 2 遊 安達 了一 .227 3 右 吉田 正尚 .286
4 一 マレーロ .243 5 指 ロメロ .211 6 三 小谷野 栄一 .292
7 左 T-岡田 .271 8 二 大城 滉二 .203 9 捕 若月 健矢 .267
【日本ハム】
1 中 西川 遥輝 .222 2 右 大田 泰示 .245 3 左 近藤 健介 .400
4 一 中田 翔 .238 5 指 アルシア .286 6 三 レアード .208
7 二 松本 剛 .125 8 捕 清水 優心 .200 9 遊 中島 卓也 .255

戦評
4月25日(水)日本ハム vs. オリックス 4回戦

日本ハムは7回裏、レアードと清水の適時打で待望の先制点を挙げる。1点リードで迎えた8回には、2死二三塁の好機から中田の2点適時二塁打で貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・高梨が9回1失点完投で今季初勝利。敗れたオリックスは、打線がつながりを欠いた。

責任投手/本塁打
勝利投手、[ 日本ハム ] 高梨 (1勝1敗0S)

敗戦投手、[ オリックス ] アルバース (2勝1敗0S)

セーブ

本塁打、[ オリックス ]
           [ 日本ハム ]

バッテリー
オリックスバッテリー
アルバース、吉田一、黒木、比嘉、海田 - 若月、伏見。

  日本ハムバッテリー
高梨 ― 清水。

6.ソフトバンク対西武戦。【ヤフオクドーム】
12対6で西武勝利。18:00
先発、
【ソフトバンク】44バンデンハーク 右投。
【西武】47カスティーヨ 右投。
【西武】
1 中 秋山 翔吾 .329 2 遊 源田 壮亮 .309 3 二 浅村 栄斗 .300
4 一 山川 穂高 .333 5 捕 森 友哉 .375 6 三 外崎 修汰 .319
7 左 栗山 巧 .370 8 指 メヒア .167 9 右 金子 侑司 .135
【ソフトバンク】
1 二 本多 雄一 .292 2 右 上林 誠知 .274 3 中 柳田 悠岐 .333
4 一 内川 聖一 .214 5 指 デスパイネ .194 6 左 グラシアル .308
7 三 松田 宣浩 .197 8 遊 今宮 健太 .148 9 捕 甲斐 拓也 .245

戦評
4月25日(水)ソフトバンク vs. 西武 3回戦

西武が5連勝。西武は3回表、山川のグランドスラムと外崎の2ランで一挙6点を先制する。5点リードで迎えた6回には、山川の3ランなどで再び6点を奪った。投げては、先発・カスティーヨが今季2勝目。敗れたソフトバンクは、先発・バンデンハークが10失点と振るわなかった。

責任投手/本塁打
勝利投手、[ 西武 ] カスティーヨ (2勝1敗0S)

敗戦投手、[ ソフトバンク ] バンデンハーク (2勝2敗0S)

セーブ

本塁打、[ 西武 ] 山川8号(3回表満塁)、外崎3号(3回表2ラン)、
山川9号(6回表3ラン)
           [ ソフトバンク ]

バッテリー
西武バッテリー
カスティーヨ、野田、榎田、伊藤 - 森。

 ソフトバンクバッテリー
バンデンハーク、岡本、高橋礼、田中、二保 - 甲斐、高谷。


スポーツ、

1. 衣笠氏、監督もコーチもしない「理由」 ぎりぎりの本音に感謝
4/25(水) 8:10配信 、スポニチアネックス


衣笠氏、監督もコーチもしない「理由」 ぎりぎりの本音に感謝

2013年3月のWBC準決勝翌日、オパスワンのワイナリーにて

 ◇“鉄人”衣笠祥雄さん死去

 【スポニチ本紙記者が語る衣笠さんの素顔】 お疲れさまの乾杯ができないまま訃報に接することになった。2014年8月、スポニチに掲載していただいた「我が道」の構成を担当させてもらった。

【写真】1979年8月1日の巨人戦、西本聖のシュートを左肩に受け倒れる衣笠選手

 「9月に入ったら打ち上げをやりましょうね」

 脱稿後、こう話してから衣笠さんと連絡が取れなくなった。TBSの野球解説もキャンセル。どうやらがんで入院されているらしい。明けて15年1月、いただいた手紙には「8月26日からお酒、タバコと全く縁のない病院生活を余儀なくされて参りました」とあった。

 開幕すると野球解説の仕事を再開。球場で会うと「もう少し待ってね。そのうち必ず」と打ち上げの約束を覚えていてくれた。骨折しても試合に出続けた鉄人。必ず病魔に打ち勝つと思っていた。

 13年3月、WBC準決勝で日本がプエルトリコに敗れた翌日、カリフォルニア州ナパにあるオーパス・ワンのワイナリーにご一緒させていただいた。そんなご縁もあって「我が道」に「引退後、監督もコーチもしなかった理由」を書いてもらえるようお願いした。その答えは――。

 「いったん現場を離れて世の中に出ると、いろんな人間関係がある。世渡りのうまい人がいれば、得意じゃない人もいる。ユニホームうんぬんは自分がしゃかりきになってどうこうできる問題じゃない」

 活字にできるぎりぎりの本音だった。ありがとうございました。もう乾杯はできませんが、今夜はワインで献杯します。(永瀬郷太郎・特別編集委員)

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2. 「背中で語る」浅村と「モノを言う」秋山、強力・西武打線を引っ張る二人のリーダー
中島大、2018年4月25日(水) 10:00

西武打線をけん引する浅村(写真左)と秋山。互いに開幕から好成績を残し、強力な両輪となっている

西武打線をけん引する浅村(写真左)と秋山。互いに開幕から好成績を残し、強力な両輪となっている【写真は共同】


 27年ぶりの開幕8連勝を飾り、球団新記録の本拠地開幕9連勝を継続中。エースの菊池雄星が球団11年ぶりとなる開幕投手4戦4勝を記録し、18日の北海道日本ハム戦からは球団初となる4試合連続9得点以上を挙げるなど、埼玉西武が景気のいい数字を並べている。4月24日時点で15勝4敗、2位・福岡ソフトバンクに4.5ゲーム差をつけて、10年ぶりの優勝に向けて絶好のスタートを切った。

 菊池と同じく多和田真三郎も4戦4勝と勝ち星に恵まれている一方、チーム防御率はリーグ4位の4.02。ここまでの快進撃は12球団トップの得点数118が示すとおり、強力打線によるところが大きい。

「バッティングは水物なので、調子に乗らずに頑張ります」

 4月22日に行われた千葉ロッテ戦の後のヒーローインタビューで浅村栄斗がそう語ったように、打撃は調子や相手投手の出来に左右されがちだが、まだ19試合終了時点とはいえ12球団トップのチーム打率2割8分9厘、リーグ2位のロッテ(84点)を30得点以上引き離すほどの圧倒的攻撃力の秘訣(ひけつ)はどこにあるのだろうか。

1番〜6番まで全員が打率3割以上

浅村(写真右)は3割バッターに囲まれる現状に『打たないといけない』とより強く思うという。これも打線がつながる相乗効果の一つだ

浅村(写真右)は3割バッターに囲まれる現状に『打たないといけない』とより強く思うという。これも打線がつながる相乗効果の一つだ【写真は共同】

「3割バッターに囲まれながらやっていたので、自分自身はちょっとやりづらいというか、『打たないといけない』とより強く思っていました」

 22日の試合後、浅村は相乗効果を口にした。この日のラインアップでは1番・秋山翔吾から6番・外崎修汰まで6人全員が打率3割以上。個人能力が高いのはもちろん、明確な役割分担が打線の破壊力を高めている。

 12球団トップの7本塁打を記録する山川穂高は、好調の秘訣をこう話した。


「前後にいいバッターがいて、つなぎの意識を最初から持っていたら僕は受け身になるので、まずは攻めていく。一番いい結果を求めて、ホームランを打てる球をまず持って、それが来なかったときの選択肢を何個か持って打席に入っています」

 山川同様、初球からフルスイングを繰り返していく5番・森友哉はリーグ2位の打率3割7分5厘。6番・外崎は強いスイングを心がけつつ、「凡打でも犠牲にならないといけないときもあるし、1本必要なところは食らいつく。時と場合によって、気持ちも考え方も変えてやっています」。若手がのびのびと自分の持ち味を発揮し、チームに勢いをつけている。

打者として深みを増す浅村

若手時代からの豪快さに加え、臨機応変さも身につけた浅村

若手時代からの豪快さに加え、臨機応変さも身につけた浅村【写真は共同】

 そうした土壌をつくっているのが、二人のチームリーダーだ。

 現在の辻発彦監督が率いる以前の西武は、「各打者の能力は高いが、ただ振り回すだけ」と指摘されることも少なくなかった。それが今季「つながる打線」に変わる上で、キャプテン・浅村の果たす役割は大きい。

「とにかく自分が必死にやることによって、周りもそういう姿を見ていると思うので、そう意識してやっています。それ以外は別に、キャプテンとしてという意識はあまりないですね。秋山さんもいますし、引っ張る選手はいっぱいいて、そうやっていただいているので。僕はやりやすいようにやらせてもらっています」

 決して多くを語るタイプではない浅村は、いわゆる「背中で引っ張るリーダー」だ。

 4月18日、0対8から“奇跡の逆転勝利”を飾った日本ハム戦で1点を追いかける9回、先頭打者の源田壮亮が出塁すると、続く浅村は初球にセーフティバントの構えを見せた。そして6球目を速い球足のライト前ヒットで一、三塁とし、その後の逆転劇につなげている。

 若手時代、無心でフルスイングを繰り返すばかりだった浅村は、豪快さという持ち味を残しながらも臨機応変につなぎの役割も果たすことで、打者として深みを増している。


10年勝てていない空気を壊す!

秋山(写真後方)は外崎をはじめとした若手に負けぬよう成績を残し続けている

秋山(写真後方)は外崎をはじめとした若手に負けぬよう成績を残し続けている【写真は共同】

 円熟味を増すキャプテンとともにチームを引っ張るのが、30歳の秋山翔吾だ。

「うちのチームは若い選手が出てきているので、みんな思い切ってプレーした上で、『ここは』というところでは会話をしないといけない。オンとオフではないけど、ダメなものは言う。でも、ずっとカチカチってやっているとチームとしてまとまらないと思うので、僕をいじってくれてもいい。僕自身は、『若手に言えるような成績を残し続けないといけない』というモチベーションもあります」

 1番としてリードオフマンを務める秋山は、過去10年優勝できなかった呪縛を解くべく、自身の振る舞い方を考えている。

「誰かがダメなときは誰かがカバーする。助けてもらったと思う人間が次に頑張ることで、チームとして成り立つと思う。そういうのの先頭の方がいいじゃないかと。自分の成績を残すことだけを考えているのであれば斜に構えていてもいいけど、それではチームにならない。僕のことをうっとうしく思っている後輩もいると思いますよ。でも10年勝てていなかったら、そういう空気を壊す人間が出てこないといけない」

 浅村と秋山に引っ張られるチームのなかで、34歳の元キャプテン・栗山巧も20日のロッテ戦で決勝タイムリーを放つなど、勝負所で力を発揮している。10年前の優勝を知る栗山は、現チームの強さをこう説明した。

「先頭打者とかツーアウトからでも一緒ですけど、誰かが塁に出てつながっていったらビッグイニングになるのではという期待をみんなが持ちながら、点が離れてもやっている。それはここ最近に限ったことではなくて、何年も前からずっとやって来たことの積み重ねが結果として表れていると思います。あきらめずにやる」

 かつて強かった頃の遺産を引き継ぎ、かつ若手の勢いも加えていく。二人のリーダーにけん引されるチームは、ただ打ってつなぐだけではなく、外崎と金子侑司がリーグトップの7盗塁を記録しているように足を絡めることもできる。

 多士済々による十人十色の個性が相乗効果となって膨れ上がり、多彩な色がチームとして一つになる。そうして西武打線は他球団を圧倒する攻撃力を発揮している。 

3. 日本ハム・清宮の成長に大きな存在は荒木2軍監督
4/25(水) 15:00配信、サンケイスポーツ


日本ハム・清宮の成長に大きな存在は荒木2軍監督

荒木監督(左)と戦況を見守る日本ハム・清宮

 【球界ここだけの話】

 腹腔内の一部に炎症がみられる「限局性腹膜炎」を発症した影響で、開幕1軍を逃した日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実高=が、徐々に本領を発揮し始めている。

 3月12日から同24日まで入院し、同25日に練習を再開。4月10日のイースタン・リーグ、西武戦で2軍デビューを果たすと、17日の楽天戦で2軍初安打、20日のロッテ戦で2軍初アーチを含む2本塁打を放った。入団以降ケガや病気に苦しみながら成長を遂げる黄金ルーキーを、厳しくも温かい目で見つめているのが、今季2軍監督に就任した荒木大輔氏(53)だ。

 「まだ、教えなければいけないことが山ほどある。まずは一社会人として評価されないといけない。その手助けをコーチを含めて(2軍首脳陣)全員がやっている」

 清宮と同じ早実高出身。調布リトルで世界一を経験し、甲子園には5季連続で出場。鳴り物入りで1983年にヤクルトにドラフト1位で入団した当時、その人気は清宮の比ではなかった。荒木氏が通るところ常にファンが殺到した。今ほど警備が厳重ではなかった時代。身の危険を感じたこともあったという。

 そんな環境でも自分を見失わずに、1年目から1軍を経験(15試合登板)。入団3、4年目には開幕投手も務めるなど、右肘を痛めるまでは主戦投手として活躍した。東京北砂リトルで世界一を経験し、甲子園で1年時に2本塁打を放つなど、自身と同じように子供の頃から注目され続けてプロの世界に入ってきた清宮を、冷静に見つめることができる数少ない存在だろう。

 そんな荒木氏からみると、清宮には“甘さ”があるという。「まだまだ準備が足りない。行き当たりばったり、出たとこ勝負という面がある。野球は準備のスポーツだからね」。己を知り、相手を知って、心身ともに100%の状態でグラウンドで対峙(たいじ)するのがプロの世界だけに、物足りなく見える。決して特別扱いすることなく、プロとは何かを清宮に伝えようとしている荒木氏の存在は大きい。(片倉尚文)

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二ユース、

1. ふるさと納税で減収 東京で悲鳴「保育園できない」
4/24(火) 17:33配信、テレ朝 news

All Nippon NewsNetwork(ANN)

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 「ふるさと納税」制度が始まって今年で10年目を迎える。総務省のまとめによると、大都市で税収が軒並み減り、東京都では2017年度の減収額が約460億円となっている。思わぬ税金の減収に行政も対応を迫られている。

 ふるさと納税が始まってから早10年。年々利用者は増え、2016年度には2800億円を突破。ただ、ふるさと納税が増えるほど困っているのが東京だ。東京23区の区長からなる特別区長会によると、今年度の減収額は23区で約312億円に達する見込みだという。なかでも最大の減収となりそうなのが世田谷区だ。その額約40億円。
 世田谷区・保坂展人区長:「(規模によるが)保育園だったら十数園開くことができる金額。もう40億円というと、かなりの影響が区政のなかで出てきます」
 年々、増加する減収に保坂区長はふるさと納税制度の抜本的な見直しが必要だという。一方で、約5億円の減収が予想される葛飾区では…。
 葛飾区政策経営部協働推進・田邊和廣担当課長:「ふるさと納税の市場を税の回収ということだけではなくて(葛飾区を)日本全国に知って頂きたい。そういった目的で今回、ふるさと納税を行っています」
 ふるさと納税に積極的だ。実は葛飾区、一世を風靡(ふうび)したモンチッチの工場があったことからモンチッチが街の至るところで見られるのだ。区は限定品を用意するなど多くの商品を返礼品としている。

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2. がん招く肥満、原因一部解明 北大の研究グループ 予備軍細胞の排除機能低下
4/25(水) 6:03配信 、北海道新聞


がん招く肥満、原因一部解明 北大の研究グループ 予備軍細胞の排除機能低下

肥満によるがん発生のイメージ

 肥満になると、がんになりやすくなる―。統計学的に知られていた事実について、北大遺伝子病制御研究所の研究グループは24日、原因の一部を解明したと発表した。肥満状態のマウスに抗炎症剤のアスピリンを投与して脂肪細胞の炎症を抑えると、がん細胞の発生そのものが抑えられることも分かり、研究グループは「がんを発症する前の人に、予防的な治療を行える道が開けるかもしれない」と話す。

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 研究グループによると、肥満が膵臓(すいぞう)がんなどの発症確率を高めることは統計学的に示されていたが、原因は分かっていなかった。

 研究グループはこれまでの研究で、がん細胞が発生するかなり前の段階で「がん予備軍の細胞」が周囲の正常な細胞層によって押し出され、体外に排除される仕組みを証明していた。

 今回は「肥満になると、この仕組みが働きにくくなるのではないか」との仮説を立て、検証した。

 実験では高脂肪の餌を与えてマウスを太らせ、「がん予備軍の細胞」をさまざまな部位に発生させた。すると、膵臓と小腸で「がん予備軍の細胞」を体外に押し出す仕組みが抑制され、体内に残った。特に膵臓では増殖し、1カ月後に小さな腫瘍の塊になった。

 「がん予備軍の細胞」は、その細胞内のミトコンドリアの機能が低下し、体外に排除されやすくなる。しかし、脂肪が増えると、ミトコンドリアの機能が低下せず、体外に排除されにくくなることを確認した。
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北海道新聞

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3.「彼はなぜ車を暴走させたのか」市民の命奪った暴力と動機の謎、 多文化共生都市トロントに衝撃
巣内尚子 | ジャーナリスト

犠牲者を追悼するために集まったトロント市民(写真:ロイター/アフロ)


 カナダ・オンタリオ州トロント市で4月23日(現地時間)、バンが歩道に乗り上げ暴走し、10人が死亡、15人が負傷した。この車を運転していた男はその後、地元の警察に逮捕された。容疑者はなぜ車を暴走させたのか。移民が多く住む多文化・多民族都市として知られるトロントを震撼させた今回の事件。犯人の動機に注目が集まっている。

■移民が人口の47%に上るトロント、「テロ」を当局が否定

 事件は4月23日の午後1時半ごろに発生。白いバンが歩道を暴走し、歩行者を襲った。その後、警察はバンを運転していたアレク・ミナシアン容疑者(25)を逮捕した。

 事件の起きたトロントは多数の企業が集まる商都。トロント大学といった世界的に高い評価を得ている大学もある。

 この都市のもう一つの特徴は市民の多様性だ。カナダの2016年人口調査(センサス)によれば、トロントの人口は約269万人で、うち「移民」に分類される人は全体の47%を占める126万6000人に上る。「移民」に分類される人の中では、出身国別で多い順に中国(約13万1500人)、フィリピン(約11万8800人)、インド(約7万9200人)、スリランカ(約5万2900人)、イタリア(約4万5500人)となっているが、さらに多様な出自を持つ人がこの都市に暮らしている。多文化・多民族都市であるトロントにおける人々の共生のあり方は、外国人の人口が増加傾向にあり、既に外国人技能実習生や留学生が各種産業を支えている日本にとっても、興味深いところだろう。

 このように多様な背景を持つ人たちが暮らすトロントで起きた今回の事件をめぐり、ネット上では「これはテロではないか」といったうわさが流れた。

 しかし、トロント警察のマーク・サンダース警察長は23日夜に開かれた記者会見で、ミナシアン容疑者について「いかなるテロリスト・グループとも関連づけることはできない」と述べ、テロ組織との関連を否定した。また、ラルフ・グッデイル公安・非常時対応準備相は同日、「現時点での情報に基づけば、(事件は)国家の安全保障に関連するものではないようだ」と述べている。(4月24日付Toronto Sun、4月24日付CTVニュース)

■メディアが出自や宗教に関する”うわさ”を検証

 事件に関する真偽不明の情報がネットを中心に流れる中、注目されるのが、BuzzFeed Newsによるミナシアン容疑者に関するうわさを検証する4月24日付の記事「We're Tracking All The Rumors About Toronto Van Attack Suspect Alek Minassian」だ。

 
 この記事では、ミナシアン容疑者についてのネット上に出回っている様々なうわさを検証し、警察やそのほかの当局により事実であると証明されていない情報は「確認されていない」、警察や法執行機関など公的機関が認めた情報は「真実」、警察や法執行機関など公的機関が誤りであることを証明した情報は「誤り」として分類した。

 
 例えば、同容疑者について「中東出身者」や「イスラム教徒」「シリア出身者」といったうわさがネット上に出ているというが、これらのうわさは「確認されていない」とする。この記事が配信された時点では、警察やミナシアン容疑者の家族は、同容疑者が属する民族や宗教に関してコメントを出していないという。

 カナダは多数の移民を受け入れてきた歴史的経緯がある。最近でも難民を受け入れており、様々な背景を持つ人が暮らし、この多様性がこの国のダイナミズムを生んでいるとも言える。

 他方、移民への差別もあるほか、「反移民」を掲げる組織もある。さらに2017年1月29日にはケベック州の州都ケベックシティで、地元ラバル大学の男子学生がモスクを銃で襲い、6人が犠牲になる事件が起きている。この男子学生はフランスの極右政党・国民戦線のマリーヌ・ル・ペン党首や米国のドナルド・トランプ大統領を支持していたほか、反イスラム感情を持っていたという。

 一方、トロントで起きた事件について、すぐにそれをテロや、特定の宗教/民族に結びつけることは危険だ。様々な可能性は排除できないとはいっても、安易に根拠のない情報を流布することは、特定の宗教や民族に属する人々に対する否定的なイメージを生じさせる懸念がある。カナダのみならず、多くの国・地域で、今回のような事件にどのように向き合えばいいのかが、問われている。

■容疑者の投稿の意味とは、元同級生の証言

 カナダ社会を揺るがす事件を起こしたミナシアン容疑者とは、いったいどのような人物なのか。

 CBCニュースなどによると、ミナシアン容疑者は2011年から2018年にかけノースヨークに立地するコミュニティカレッジ「セネカカレッジ」に在学していたという。また「グレーター・トロント・エリア」の一角を成すオンタリオ州南部のリッチモンドヒルに住んでいたとされる。

 事件後に話題となっているのが、ミナシアン容疑者によるフェイスブックへの投稿だ。同容疑者はフェイスブックに「incelの反逆は既に始まっている」などと記述したメッセージを投稿していた。このメッセージには、エリオット・ロジャー(Elliot Rodger)を称える言葉も記載されていた。

 「incel」は不本意ながら独身生活をおくるフラストレーションを抱えた男性を指すという俗語。一方、エリオット・ロジャーは2014年にカリフォルニア州アイラビスタで銃撃事件を起こし6人を殺害した人物で、女性への一方的な恨みなど女性嫌悪的な考えや自身の生活に関する不満などから犯行に走ったとみられている。また人種差別的な考えも持っていたという。

 
 ミナシアン容疑者の人柄については、かつての同級生がコメントしている。トロント市北部のThornlea Secondary Schoolで容疑者と同級生だったアリ・ブラフさんは、CBCニュースのインタビューで、「私たちはコンピューター・サイエンスのクラスが一緒で、2人とも2011年に卒業しました」と説明。さらに「彼に親しい友人がいたかどうかはわかりません。彼が友達の輪の中にいたことは一度も見たことがないです。でも彼が廊下にいるのを見かけたら、私たちはいつも彼に話しかけたり、Hiと声をかけたりしていました」と話した。

 SNSへのメッセージと同級生の証言。これが示すものは何なのか。

 4月24日23時(現地時間)時点では、ミナシアン容疑者がどのような動機で事件を起こしたのかは分かっていない。(了)

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