巨人戦スポーツ解説

プロ野球の巨人戦の解説です。

2019年1月6日。1. 3人組に殴られ8千万円奪われる 赤坂

2019-01-06 19:08:50 | Weblog
    2019年1月6日


日本全国的に著名な神社
大國魂神社(東京都府中市)11/8済
大國魂神社(おおくにたまじんじゃ、新字体:大国魂神社)は、武蔵国の総社であり、東京都府中市に所在する神社。

東京五社の一社[注 1]。また、武蔵国の一之宮(一宮)から六之宮までを合わせ祀るため、「六所宮」とも呼ばれる。例大祭は、武蔵国の国府祭を起源とする「くらやみ祭」(東京都指定無形民俗文化財)である。
概要[編集]

史跡武蔵国府跡(国衙)

ふるさと府中歴史館
古代、国司は任国内の全ての神社を一宮から順に巡拝していた。この長い巡礼を簡単に行えるよう、各国の国府近くに国内の神を合祀した総社を設け、まとめて祭祀を行うようになった。当社はそのうちの武蔵国の総社にあたる。

当社は府中市中心部に鎮座し、「府中」の市名はかつて武蔵国の国府があったことに由来する。当社の境内地がかつての武蔵国の国府跡にあたり、境内地と市道を挟んで東側の市有地は「武蔵国府跡(武蔵国衙跡地区)」として国の史跡に指定されている。東側市有地は「武蔵国衙跡地区」として整備されており、柱跡が表示されて展示室が設けられている(「武蔵国府跡」も参照)と共に博物館「ふるさと府中歴史館」が設置されている。また、当社は府中宿の中心部近くにあり、大鳥居から武蔵国分寺や武蔵国分尼寺までの道が整備されていた。

当社の創建は景行天皇41年と伝えられ、源頼朝が妻の安産祈願をし、また源頼義と義家が奥州戦に向かう際に戦勝を祈願したなどの伝承がある。

境内は多くの社殿からなるほか、重要文化財の木造狛犬を初めとした文化財を多数伝えている。府中本町駅近くの市街地中心部に位置するにも関わらず木々に囲まれており、参道の馬場大門のケヤキ並木は国の天然記念物に指定されている。

例大祭は、東京都指定無形民俗文化財に指定されている「くらやみ祭」であり、関東三大奇祭の一つに数えられている。

スポーツ、

1. 来オフのメジャー争奪戦になりそうな意外な日本人選手とは?〈dot.〉
1/6(日) 10:00配信 、AERA dot.

来オフのメジャー争奪戦になりそうな意外な日本人選手とは?〈dot.〉

ヤンキースの田中将大 (c)朝日新聞社

 日米で数々の偉業を成し遂げた野茂英雄が1995年5月2日に衝撃のメジャーデビューを果たしてから23年余りの月日が流れた。イチロー、松井秀喜、松井稼頭央、松坂大輔、岩隈久志、青木宣親、ダルビッシュ有、田中将大、前田健太ら球界を代表する選手たちが続々と米国に渡り、今オフは西武のエース・菊池雄星がポスティングシステム(入札制度)による大リーグ移籍を目指している。侍ジャパンの4番に座るDeNAの筒香嘉智も契約更改の席で、来オフのメジャー移籍へポスティングシステム利用の容認を球団側に求めた。

【大リーグスカウトが注目するポスト・マー君は?】
.
 11月の日米野球で活躍したソフトバンクの柳田悠岐、西武の秋山翔吾も対戦した米大リーグ(MLB)選抜の首脳陣、選手から「良い選手だね」と賛辞の言葉を送られた。筒香、柳田、秋山と日本を代表する強打者たちについて、米国の実際の評価はどうなのだろうか。

 西海岸の球団スカウトは「筒香は評価が分かれるバッターですね。日本のパワーヒッターは米国で結果を残せなかったケースが少なくない。ただ打撃技術が高いので手元で動く球質に十分に対応できると思う。打率2割8分、20本塁打は残せるのではないでしょうか。秋山は青木に近いタイプのヒットメーカー。柳田はスピードとパワーを兼ね備えている。体格も米国の選手に見劣りしないし、大谷のような活躍をしても不思議ではない」と分析する。
.
 だが、このスカウトが数年前から最も重点的に調査している選手は筒香、秋山、柳田ではなかった。

「楽天の則本(昂大)ですね。今年で3年契約が切れるのでオフにメジャー挑戦する可能性が十分ある。三振奪取率も高いし、投げっぷりがヤンキースの田中を彷彿とさせる。昨季の成績はあまりよくなかったですが、評価が下がることはありません。多くの日本人投手がメジャーでも結果を残していることも有利に働いていると思います。来オフは争奪戦になると思います」。

 2年連続で沢村賞を獲得した巨人の菅野智之の評価はどうだろうか。

「菅野は能力的には申し分ないです。今すぐメジャーに来ても2ケタ勝利は勝てます。ただFA権を最短で取得するのも21年シーズンと少し先です。巨人がポスティングシステムを容認すれば則本以上の争奪戦になるでしょうけどね」日本人メジャーリーガーは野手より投手の方が活躍のイメージがわきやすいことが、評価基準にも影響しているかもしれない。(今中洋介)
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2. 来オフのメジャー争奪戦になりそうな意外な日本人選手とは?〈dot.〉
1/6(日) 10:00配信 、AERA dot.


来オフのメジャー争奪戦になりそうな意外な日本人選手とは?〈dot.〉

ヤンキースの田中将大 (c)朝日新聞社

 日米で数々の偉業を成し遂げた野茂英雄が1995年5月2日に衝撃のメジャーデビューを果たしてから23年余りの月日が流れた。イチロー、松井秀喜、松井稼頭央、松坂大輔、岩隈久志、青木宣親、ダルビッシュ有、田中将大、前田健太ら球界を代表する選手たちが続々と米国に渡り、今オフは西武のエース・菊池雄星がポスティングシステム(入札制度)による大リーグ移籍を目指している。侍ジャパンの4番に座るDeNAの筒香嘉智も契約更改の席で、来オフのメジャー移籍へポスティングシステム利用の容認を球団側に求めた。

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 西海岸の球団スカウトは「筒香は評価が分かれるバッターですね。日本のパワーヒッターは米国で結果を残せなかったケースが少なくない。ただ打撃技術が高いので手元で動く球質に十分に対応できると思う。打率2割8分、20本塁打は残せるのではないでしょうか。秋山は青木に近いタイプのヒットメーカー。柳田はスピードとパワーを兼ね備えている。体格も米国の選手に見劣りしないし、大谷のような活躍をしても不思議ではない」と分析する。
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 だが、このスカウトが数年前から最も重点的に調査している選手は筒香、秋山、柳田ではなかった。

「楽天の則本(昂大)ですね。今年で3年契約が切れるのでオフにメジャー挑戦する可能性が十分ある。三振奪取率も高いし、投げっぷりがヤンキースの田中を彷彿とさせる。昨季の成績はあまりよくなかったですが、評価が下がることはありません。多くの日本人投手がメジャーでも結果を残していることも有利に働いていると思います。来オフは争奪戦になると思います」。

 2年連続で沢村賞を獲得した巨人の菅野智之の評価はどうだろうか。

「菅野は能力的には申し分ないです。今すぐメジャーに来ても2ケタ勝利は勝てます。ただFA権を最短で取得するのも21年シーズンと少し先です。巨人がポスティングシステムを容認すれば則本以上の争奪戦になるでしょうけどね」日本人メジャーリーガーは野手より投手の方が活躍のイメージがわきやすいことが、評価基準にも影響しているかもしれない。(今中洋介)
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3. 中日・根尾 入寮もテレビ持ち込まず「見ないので」 プロでも野球漬け
1/6(日) 15:08配信 、スポニチアネックス


中日・根尾 入寮もテレビ持ち込まず「見ないので」 プロでも野球漬け

トークショー後、ドアラと記念撮影する根尾(右)と梅津

 中日の新人5選手が6日、名古屋市中川区の「昇竜館」に入寮。ドラフト1位・根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)は「見ないので」とテレビを持ち込まなかったことを明かした。「今後も買う予定はありません」ときっぱり。文字通り「野球漬け」の生活を送る。

【写真】指名あいさつに同席した根尾の父・浩さん、母・実喜子さん

 入寮前には同2位・梅津とエディオン名古屋本店で行われたトークショーに参加。「エディオンさんで購入させていただいた空気清浄器を持ってきました」とオフィシャルスポンサーへの気遣いも忘れない優等生ぶりを披露した。

 この日は注目ルーキーの入寮とあり、テレビカメラ15台、報道陣約70人がナゴヤ球場に詰めかけ、周辺には大勢のファンも根尾見たさに駆けつけた。
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テレビカメラ 、 エディオン 、 空気清浄器 を調べる

4.

5.

二ユース、

1. 3人組に殴られ8千万円奪われる 赤坂
1/5(土) 18:30配信、日テレNEWS24


Nippon News Network(NNN)

[ 前の映像 | 次の映像 ]

5日午後、東京・港区赤坂で会社員の男性2人が3人組の男に頭や顔を殴られ、現金約8000万円が入ったバッグを奪われる強盗事件があった。3人組の男は現在も逃走している。

事件があったのは港区赤坂の路上。警視庁によると、5日午後2時前、3人組の男が27歳と29歳の会社員の男性2人に後ろから近づき、いきなり頭や顔を殴ったり羽交い締めにしたりしてケガをさせ、現金約8000万円が入ったキャリーバッグを奪ったという。

男性2人は古物商で、客のもとに貴金属を買い取りに行く途中で、多額の現金を運んで歩いていたという。3人組の男は現金を奪った後、そのまま逃走していて、警視庁は強盗致傷事件として行方を追っている。

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2. レーダー問題「国際世論戦」の様相 韓国が8カ国語で映像制作へ
1/6(日) 11:51配信 、聯合ニュース


レーダー問題「国際世論戦」の様相 韓国が8カ国語で映像制作へ

国防部が公開した映像=(聯合ニュース)

【ソウル聯合ニュース】遭難した北朝鮮の船舶を捜索する過程で発生した韓日間の「レーダー問題」が国際世論戦に発展しそうだ。韓国国防部関係者は6日、海軍の人道的救助活動を威嚇した日本の不当な行為を海外に知らせるため、日本語や中国語など計8言語の映像を制作して公開すると伝えた。

 同部は既に、海上自衛隊の哨戒機が韓国海軍の駆逐艦から火器管制レーダーの照射を受けたとする日本の主張に反論する映像(韓国語版と英語版)を動画投稿サイト「ユーチューブ」の同部チャンネルに掲載している。

 同映像の再生回数と書き込みは爆発的に増えている。これに加え多くの言語で制作した映像を公開すれば、国際的な話題性が高まるのは必至だ。

 国防部は海軍駆逐艦が海上自衛隊の哨戒機に向け火器管制レーダーを照射していない事実を世界に知らせることに力を入れる方針だ。同部高官は「既に公開した韓国語版と英語版のほか、日本語、中国語の映像も制作している。さらに、フランス語、スペイン語、ロシア語、アラビア語もつくっている」と説明した。

 国防部は4日に公開した映像で、「広開土大王艦(駆逐艦)は正常な救助活動をしており、わが軍が海上自衛隊の哨戒機に向け火器管制レーダーを運用(照射)していないという事実は変わりない」と説明した。新しく制作する映像はこうした立場が強調されるという。

 また、海上自衛隊の哨戒機が韓国駆逐艦まで500メートルの距離まで接近し、上空150メートルで威嚇飛行をしたことも訴える。

 国防部は「当時、乗組員は騒音と振動を強く感じるほど、威嚇的だった」と強調する。

 国防部の映像公開以降も、日本側の立場に変化はみられないが、韓日国防当局は今回の「レーダー問題」に対する協議の必要については同意している。

 韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官と河野太郎外相も4日の電話会談で、当局間の協議によって意見の食い違いを解消していく必要があるとの見解で一致した。

 ただ、いつ、どこでするかを巡り、駆け引きが続いているとされる。韓国側はソウルで早急に開催したいとの立場だが、日本は東京での開催を求めているようだ。

 韓国政府関係者は「韓国側が実務協議の開催を主張し続けているため、日本側が応じざるを得ないとみているが、まだ明確な動きはない」と話した。 
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3. 2019年登場「ポルシェEV」は勢力図を一変させるか?
1/6(日) 11:00配信 、現代ビジネス


2019年登場「ポルシェEV」は勢力図を一変させるか?

写真:現代ビジネス


2019年後半に「ポルシェEV」こと「タイカン」が登場予定。テスラは「モデル3」の生産を増強させ、他メーカーも各社EVに力を入れる。果たしてポルシェのEVは勢力図を一変させるのか? 自身長年のポルシェオーナーで、自動車業界のプレミアムブランド戦略に詳しい『マツダがBMWを超える日』の著者・山崎明氏が鋭くレポートする。

2019年登場「ポルシェEV」は勢力図を一変させるか?

写真提供 ポルシェ ジャパン株式会社

従来のオーナーとは違う層から予約殺到?

 2019年後半、ポルシェは電気自動車(EV)「タイカン」を発売する予定である。既存のモデルをEVにコンバートするのではなく、最初からピュアEVとして開発された車である。

 プロトタイプの「ミッションE」は披露されているが、まだ市販モデルのスタイリングは公開されていない。モーターの出力は600馬力を超え、最高速250km/h、0-100km/h加速が3.5秒、0-200km/hも12秒以下という、ポルシェの名にふさわしい高性能を備えるスポーティな4ドアセダンになる見込みだ。航続距離は500kmとEVとしては長く、生産は年2万台が計画されている。価格は8万ドル程度(約900万円)からになると思われる。

 しかしポルシェと言えば、高性能かつエモーショナルなエンジン音が魅力の大きな部分を占めるはずで、はたして高性能といっても、音の全くしないポルシェなど売れるのだろうか。実際、筆者の知り合いのポルシェユーザー仲間の間でEVが話題になることはまずなく、ほとんどのポルシェユーザーは内燃機関の熱い息吹が大好きな人種である。

 納車は2019年末もしくは2020年になってからとまだ先の話ではあるが、まだ生産型のスタイリングも正式な価格も発表されていない段階にもかかわらずアメリカなどでは2018年8月に受注が始まっており、CNETの記者がポルシェアメリカのCEOに取材した記事によればアメリカではすでに1万台ほどの受注が集まっているらしい。EV先進国のノルウェーでも3000台以上の受注が集まっているということで、合計ではすでに1年分を超える受注となっているらしい。

 発売されてから買おうと思っても、その時には数年の納車待ちを余儀なくされることになるほどの人気ぶりだ。

 ポルシェは生産計画を年3万台に拡大を検討しているという。3万台といえば、ポルシェのアイコンである911の生産台数と互角の水準である。


テスラを上回るステータス性

 はたして誰がポルシェのEVを買おうとしているのか。同じくCNETの記事によれば、多くはポルシェを初めて買う客らしい。その中で最大勢力はなんとEV専業のメーカー、テスラのオーナーだという(https://www.cnet.com/roadshow/news/porsche-taycan-tesla-orders/)。

 テスラは日本ではまだ存在感が薄いが、アメリカでは2017年にはモデルSとモデルXという高級車だけで、年間5万台近くの販売を達成。生産にてこずっていると伝えられた小型のモデル3の生産が軌道に乗ってきた2018年は、11月までの段階で16万台に達し、かなり存在感のあるブランドとなっている。モデル3は8月以降月販2万台近くに達している。これはセダン市場においても車名別ベストテンに食い込む台数であり、テスラ全体でも直近ではモデル3の占める割合は8割近い。

 これはどういうことを意味するのか。2017年までのテスラは、モデルSとモデルXという大型高級車のみで構成されるブランドで、年間5万台といえばポルシェと同水準の希少性があり、価格も8万ドル以上とステータス性の高いものであった。

 もう「ありふれてしまった」メルセデスベンツやBMWではなく、テスラを所有することが進歩派の社会的ステータスとなっていたのである。それ故に高価格にもかかわらずよく売れたのだ。同じ電気自動車でも、より安くて買いやすいはずのBMW i3や日産リーフの販売台数はテスラよりはるかに少ない。i3やリーフでは社会的なステータスを表現できないからだ。

 しかしこれが2018年後半になると事態は一変し、4万ドル台のモデル3が月2万台のペースで一気に出回るようになったのである。

 テスラのブランドイメージがとても良くステータス性も高いゆえ、安いモデル3に飛びつく層が多く、50万台以上の受注残があるためしばらくは作れば作るだけ増えていくことになるだろう。2019年にはおそらく25万台以上のテスラが売られることになり、それはポルシェの5倍以上という多さになる。

 モデルSやモデルXを買った人のうち、感度の良い人はテスラの社会的ステータス性が程なくして消滅すると感じていても不思議ではない状況だ。このような絶妙のタイミングで受注を始めたのがポルシェ・タイカンなのである。


「真っ先に乗る」ことこそ最高のステータス

 タイカンに注目が集まるのはそれがEV専用車で、プロトタイプを見る限り一目で「ポルシェのEV」とわかるカタチをしていることだ。しかもスポーティでスタイリッシュだ。比べると、テスラのモデルSもモデルXもずんぐりしているうえにやや安っぽくも見える。

 そのようなステータス指向層からみれば、テスラを捨ててポルシェのEVにいち早く乗ることが新たな優越感につながると感じたのではないか。真っ先に乗ることが重要であるゆえ、実車のお披露目を待つまでもなく発注するのである。

 テスラ3はテスラにとって諸刃の剣で、大成功したがゆえにテスラを代表する車種となり、テスラの価格帯イメージをかなり下げることになるだろう。数が増えてありふれたブランドになってしまうと、テスラ3の販売も急降下する可能性もある。

 電気自動車は、冷静に考えればまだ不便な乗り物である。今でもテスラ以外の、ステータス性の低いEVは売れていないのだ。テスラもその点には気付いていて、2020年には価格20万ドル以上という高性能スポーツカーを発売すると発表しているが、圧倒的な販売台数となるモデル3に対して、どれだけブランドイメージに貢献できるだろうか。

 一方のポルシェは、今までの顧客層は維持したまま、このタイカンで新たな客を年2万~3万人獲得することに成功することになるわけだ。しかも価格帯はポルシェにふさわしいゾーンを維持したままに、である。

 これは真にブランド力があるブランドがブランドイメージを高い水準に維持したまま顧客層を広げることに成功した事例として語り継がれることになるであろう。
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カイエンの大成功の再来を目論む!?

 ポルシェは過去にも似たような手法で顧客層を広げることに成功している。2002年に発売したSUV、カイエンである。

 それ以前のポルシェは2ドアのスポーツカーしか生産しておらず、顧客層は生粋のスポーツカーマニアに限定されていた。当然、古くからのポルシェファンはカイエンに見向きもしなかったが、時はSUVブームが花開いた時期であり、ステータス性の高いポルシェのバッチが付いたSUVにそれまでポルシェを買ったことがなかった客が一気に殺到し、ポルシェの総販売台数が1年で倍増することとなった。

 現在でもスポーツカーの生産台数は年間6万台程度と2000年代初頭からあまり増えていないのだが、パナメーラやマカンといった4ドアモデルをさらに追加することによって今やポルシェは年産25万台を超える水準になり、15年あまりで5倍に増やすことに成功している。

 この一連のモデル追加においても価格帯を下げることはしておらす、元々のスポーツカーの価格帯を維持した車種構成となっている。台数からすれば今やポルシェはSUVメーカーと言っても良い状態なのだが、ブランドイメージはスポーツカーを中心にうまくコントロールをしている。このブランドイメージがなければタイカンは成功できない。

 ポルシェに限らず、今後様々なブランドからEVが登場するであろう。しかしノルウェーや中国のように政府主導でEVに大きなインセンティブが与えられている国は別として、まだまだ不便なことが多いEVを実用価値で売ることは難しいであろう。ポルシェ・タイカンも、ポルシェらしくアウトバーンで200km/h以上で飛ばせば1時間も経たずにバッテリーは空になるはずである。いくら高性能でも、ゆっくり走らなければ長くは走れないのがEVであり、バッテリーが空になれば充電に30分はかかるのがEVなのである。

 となると、当面の間はEVを売るには実用性とは異なる価値をいかに提供するか、すなわち社会的なステータス性をいかに感じさせるかが勝負である。バッテリーに飛躍的な改善が見られない限り、マスブランドのEVが大々的に売れることはないだろう。トヨタが現在EVの販売に消極的な一方で、安全でエネルギー密度が高く、短時間充電も可能な個体電池の開発に力を入れているのは正しい判断である。現状、EVを売るためにはプレミアムなブランド力がきわめて重要な役割を果たすのである。


日本でポルシェEVは売れるのか?

 世界では「ステータス・ゲーム」の新しい主役を演じることになるポルシェ・タイカン、果たして日本でも売れるであろうか。

 日本で1000万円以上の価格帯の車の需要は都市部に集中している。都心の高級マンションに暮らす富裕層がその主体だ。アメリカで大売れしているテスラが日本ではそれほど売れていないのはそこに理由がある。六本木ヒルズなどの大規模なところを除けば、高級マンションでも充電設備を設置しているところはほとんどない。

 アメリカでは富裕層は都市中心ではなく郊外の広大な豪邸に住むのが普通であり、車は3台以上所有するのが当たり前であるうえに、充電設備を設置するスペースにも事欠かない。テスラを購入するうえでの障害はほとんどない。

 一方の日本では、富裕層といえども都心では複数保有はコストがかかりすぎるうえに充電設備を自由に設置できない。テスラが良いと思っても購入にはハードルが高いのである。

 従って日本のEVは、充電設備が設置できる郊外の一軒家に住む層が販売の中心となるため、一般サラリーマンにも手が届く日産リーフのほうがよく売れるわけだ。日産リーフには「LEAF to Home」というリーフに貯めた電気を家庭の電源に使える機能があり、深夜電力を使った電気代の節電や災害時に停電したときの非常電源にも活用できる。

 これはリーフを買う重要な理由の一つにもなっているが、テスラにはこの機能はない。ポルシェ・タイカンにもないと考えられる。このように考えると、テスラ同様、ポルシェ・タイカンは日本では苦戦するだろう。そもそも、アメリカでタイカンの需要を支えている、テスラユーザーがわずかしか存在していないのだから。

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