寒い新潟を飛出し、今バングラデシュのバングラデシュ農業大学(BAU)にいます。
1/20-22に開催される The 4th International Conference on Integrated Pest Management に参加することが今回の目的になります。
これは新潟大学農学部からいっしょに参加している教員と大学院生。時差は3時間。気候は暖かいと思いきや、暖かいのは昼間だけで、朝晩はものすごく冷え込みます。セーターは着たまま、我慢ができなければ新潟から持ってきたコートを着込むことになります。
BAUは首都ダッカから車で2時間ほどのところにあるマイメイシンという街にある農業大学で、学生数は6,000人(男女比55:45程度)、そのほとんどが寄宿舎で生活しているとのこと。
このビルにさまざまな学科と研究室が入っています。
さて、キャンパスの脇にはブラマプトラ川が流れているのですが、その川岸に生えている植物はなんだかわかりますか?
もう少し近づくと。。。
分かりますか?そう、イネです。
川を水田の代わりに利用してイネを栽培しています。
バングラデシュではイネは年に2回もしくは3回収穫できるそうで、今が田植えの時期。収穫は5月ごろで、雨季の始まる前に収穫するようです。
ただし、土壌は川の堆積砂でとても固く、根が十分に生育しないため、収量は1 haあたり約2トンと極めて低いとのこと。予想に反して雨が多いと、収穫期にイネが水没してしまい、収量に大きな影響を与えるそうです。
そしてこれはブラマプトラ川にそそぐ、小さな小川の川底に定植されたイネ。
イネを一粒でも多く収穫するためにここまでする。。。うーん、すごいですね。