乾酪庵 Cottage de fromage

スピブログとして発足しましたが、ただの日記になりつつあります。
最近は芸人さんの話題が多いです。

銀河鉄道999雑感

2022-09-28 18:00:00 | マンガ、アニメ

今(書き始めたのは)、9/25(日)の夜です。某所にて銀河鉄道999の再放送が最終回を迎えましたので、雑に感想など書いてみようかと思います。ネタバレあります。

追記:後から確認したらいくつか事実誤認があります。話し八分で読んで下さい。

 

999の大きなテーマのひとつに、『娘の母殺し』と言うのがあると思います。

それ自体は物語のテーマとして珍しくはないのですが(イグアナのところでも書いた)、この作品で特筆すべきは男性の作家さんがそれを描いてるところ。

これは何でなんでしょうね。すごい不思議。

まぁ、こういう言い方は男性作家には女性の気持ちが分からないと決めつけてるみたいで失礼だけれども。

 イラストAC

女王プロメシュームを弑したのはメーテルですが、メーテルの相方の鉄郎の方は重度のマザコンなのも面白いですね。確か映画の第二弾だったと思うが、鉄郎の方がプロメシュームを斃すんですよ。

思うに、母親を恋しく思う気持ちと罰したい気持ちは矛盾することなく、男女の区別なく誰にでもあるのだけど、娘の方が同性である分対立が表面化しやすいのかな。

鉄郎は(世間の多くの人と同様)自分は母を愛してると信じてるから、罰したい気持ちを抑圧してるんですよね。その分をメーテルに仮託してるということだと思います(勝手な解釈)。

 

ちなみに同じテーマを持つ作品としては、セーラームーン、ベルサイユのばら、などがあります(いずれも女性作家)。

(白状するとベルばらに関してはある本で指摘されてたもので、私が自分で気づいたわけではないです。セラムンはうさぎとちびうさが実の母娘なので分かりやすいですが)

他の多くの作品(おとぎ話等も含む)では何か別の形で決着をつけるのですが、999だと直接的に娘が母親を手にかけてる。これ多分私が知る限りでは唯一なんじゃないでしょうか。

しかも父親の手を借りてる、むしろ父がけしかけてる。意味深。

 

ところで、999はおおよそ2年半に渡り、鉄郎が機械の体を手に入れるために旅を続ける話ですが、最終回間際になって突然「機械の体になんかならない」とか言い出して、子どもだった私はぽかん( ゚д゚)状態だったのですけど。
何のためにここまで旅して来たの? まぁ、今なら仰りたいことも分かりますけどね。

 

 Σ ああああ、今気づいたけど。大衆の側に生まれて上級国民側に行こうとして、結局大衆の側に戻ってくるってベルばらのロザリーと完全に一致。そしてロザリーこそマザコンのくせに母殺しの権化みたいな人じゃん(殺せないんですけど)
わー、面白ーい。深堀りしたいけど絶対長くなるからしたくなーい。笑

 

さて、鉄郎の母さんを演じていらっしゃる坪井章子さんですが、マザコンと言えばでおなじみの(そうなの?)キグナス氷河のマーマでもあります。
なんなんですかね。マザコンを生むお声なんでしょうかね(悪いとは言ってない)。
それだけ子どもから愛される、魅力的な美声なんだと思います。

 

999に関してはそんなところです。

実は現在、まだ聖闘士星矢の4話目を書きあげてないので、今回の記事を上げるのはそれが一段落した後だな。書きたいけど書くのめんどくさいな

聖闘士星矢、4話済です。


Ⅳ.聖闘士星矢 マンモス哀れなヤツだっP!

2022-09-26 22:53:04 | 聖闘士星矢

聖闘士星矢雑文。そのⅣです。

Ⅰ.アニメ聖闘士星矢レビュー 第1話
Ⅱ.アニメ聖闘士星矢レビュー 2~6話、前編
Ⅲ.アニメ聖闘士星矢レビュー 2~6話、後編(長文)

 

前回はキャラレビューでしたが、今回老師とあの人について別記事にしてみました。

 

老師の初登場、紫龍の回想シーンだが、異様に声が高くてびっくりしました。多分聖闘士星矢という作品自体が方向性がまだ定まってなくて、老師のキャラクターも探っていたのだろう。

ガンバの冒険のイカサマもそうだった。最初声が高くてカワイイ系だったのが回を追うごとにシリアスが増していった。

第一話での星矢もそうだったが、割とコメディータッチで始まったのに回が進むにつれてキャラも物語自体も重くなってくって、聖闘士星矢に限らず多いですよね。

 

これ、冥王編が始まったころか、ある程度話が進んだあたりだったと思うんですが、御大が何かのインタビューで語ってらした記憶があります。

「最近笑いのシーンを入れづらい。ちょっと気を抜くとキャラが死んじゃうから」みたいな意味の事を。

 

その直後からですよ星矢がお下品なことをしたりデスマスクが奇行に走ったりしだしたのは。

 写真AC(一部加工)

正確な時系列は分からないが、多分あの前後だと思うのよね。

デスマスクのセリフは後の文庫版では直されてるらしいので、やっぱやりすぎたと思われたのか。
それとも、酒井法子さんの、のりP語が分からない世代が増えてきたことに配慮したのかもしれない。
連載当時、マンモスうれPとか言っちゃうアイドルがいたんですよ、ええ。

 

というようなことで、partⅠの伏線を回収しました(何のために)。

 

 

あ、ちなみに今12話まで視てるとこですけど、この辺りまで来ると沙織お嬢さんが人間臭いですね。

えーと、何度も言いますが私が視始めたのは十二宮編あたりで、もうアテナとしての自覚もあって凛とした女性だったし。

最初の10話くらいまでは逆の意味で人間らしくないというか、人を人とも思わぬ所業というか

 

城戸光政の霊なのかホログラムなのかよく分からない何かと会話してから急にしおらしいです。あんなことであんな大人しくなるなら生前もっとちゃんとしつけといてあげてください、いろんな人のために。

 

聖闘士星矢については今回ここまでです。読んでいただいてありがとうございました。

予告・近日中に銀河鉄道999の記事を上げます。(28日予約投稿済み)

結局書いてしまった聖闘士星矢 続きの感想


Ⅲ.アニメ聖闘士星矢レビュー 2~6話、後編(長文)

2022-09-25 18:00:00 | 聖闘士星矢

聖闘士星矢雑文。そのⅢです。

Ⅰ.アニメ聖闘士星矢レビュー 第1話
Ⅱ.アニメ聖闘士星矢レビュー 2~6話、前編

 

以下個別のキャラレビュー、に見せかけてストーリーも追います。

 

  • 沙織さん
    私は聖域や北欧(アスガルド)、はたまたジュリアン・ソロにプロポーズされたパーティー会場、海皇の海底神殿等の、非日常風景しか視たこと無かったんで最近まで気付かなかったんですが。'80年代の東京であのドレスを普段着にしてるのはおかしいだろ。好きな服を着てるだけ悪いことしてないよと言われれば、まぁそうなんだけど。
    後の話ではDCブランドみたいな肩パットの入ったスーツを着てるシーンもあります。時代だねぇ。どっちにしろ13歳の着る服ではない。
    性格については、…知ってたから、うん。

 

  • 氷河
    原作にはあった『聖域からの刺客』という設定は無かったことにされてるのか。お陰でただ遅刻してきた子になってる。まぁあの設定は原作でもすぐに無かったことにされてたと思います、多分。よく知らないけど。
    星矢に次いでバックボーンが出てきたキャラ。マーマについては、…知ってたから、うん。

 

  • 紫龍
    ペガサスドラゴン戦。一輝を別にすると唯一本編の中で、いわゆる『青銅一軍』同士が直接対決してます(映画は別枠)。この戦いで潮目が変わります。後述。
    顔面偏差値によってほぼヒエラルキーか決まる聖闘士星矢の世界において、イケメン、主人公を秒殺、女の子(春麗)が追いかけてくるという大変煽ってくるキャラクター
    しかしその煽りは星矢にはほぼ効いてないぞ多分。
    紫龍が脱ぎキャラにされてしまったのは背中の龍を読者(視聴者)に見せる必要があったためで本人が脱ぎたかったわけじゃないと私は信じてます。

 

  • 美穂ちゃん
    思ったよりヒロインしてて驚いた。星矢の写真を飾ったり、無事を神様に祈ったり。この頃のままでいられれば充分沙織さんと戦えた。てか沙織は敵ですらなかった
    「神父さんにお願いしてここで働かせてもらってるの」という台詞があるが、彼女もまだ13歳、神父さんより先に行政に頼りましょう。誰か教えてあげて。

 

  • 星矢
    何故、紫龍の煽りが星矢には通じないのか(あるいはやせ我慢?)。それは本人が結構モテる、加えてそのことに無自覚なので女の子が追いかけてきたのを目の当たりにしても別に普通だよなと思ってそう。
    美穂ちゃんと手を握り合うシーンがあっても彼にとっては幼なじみの延長でしかないのかもしれない。しかしそういう気持ちが全くゼロでもなさそうでややこしい。罪なオトコである。アシタカみたいにならないでよ。

 イラストAC

紫龍が星矢に助けられて後は、友情、仲間とかの概念が生まれてきて見やすくなります(潮目が変わった)。そして青銅一軍と二軍の明暗が分かれ始めます
紫龍が助かった直後にはしゃぐ星矢は視てて心配になる。おのれも早よ病院行け。

 

  • 春麗
    紫龍と連れ立って星矢の病室を訪ねるさまはもう立派なご夫婦。しかしここからの彼女の人生は試練の連続である。幸せになってくれ頼む。てゆうか紫龍幸せにしてあげて
    あっという間に初対面の美穂ちゃんと打ち解けてほっこりの同い年ガールズ。しかしついさっきまで「今から五老峰に帰る」って言ってた筈の紫龍まで星矢と一緒に病院からいなくなっちゃって女子二人青くなる言ってるそばからこれだよもうorz

 

  • 邪武
    女性関係で一番煽られてるとしたら多分この人。紫龍が対戦相手じゃなくて良かったね。しかし特定のステディではなく不特定多数のファンがついてる瞬が相手だったのでどっちにしてもうぜーと思ってそう。
    この人自身も煽ってくるキャラだが誰も相手にしてなくて不遇煽ってこないキャラなんていないけどね。
    沙織の車のドアを開けたりしてるのだが、これは沙織さんと同じ車で移動してるってことだよね。それとも入り待ちしてたの? どうやってそこまで入り込んだんだ邪武よ…。
    邪武がそばにいると沙織さんのイヤな女度マシマシ印象が悪いので、お互いのために近寄らない方がいいと思います。ま、じきにそうなるけど。

 


  • 紫龍もそうだが、初期の瞬は気障というかイヤミっぽいですね(なぜか氷河は印象が変わらん)。
    紫龍はストレートに煽ってくるイヤミ瞬は謙遜してる風に見えて実は強いというイヤミだ。敬語なのが尚のこと慇懃無礼な印象を与える。
    まぁ、対アフロディーテ戦とか考えると瞬のイヤミは後々まで治らないぞ。こういうの舐めプって言うらしいですね。
    ただ現状強いのは瞬じゃなくてチェーンと誰かに言われても否定は難しい。いや、分かってますよ。あの鎖は瞬の言うことしか聞かないから結局強いのは瞬ですよ。
    紫龍を助けるシーンの瞬ちゃん美形ですよね。青銅一軍初めての共同作業
    兄さんについては、…変わってないね、うん。

 

  • 一輝
    もったいぶってもったいぶってようやく登場しました。登場したとこまでしか視てないので何とも言えません。
    しかしあの登場シーンを視たほぼ全員が思ったであろう。お前何日間その中にいた

 

さ、そんな感じで今回はここまで。7話以降は書かない、大変だから。

次回ちょっとオマケ


Ⅱ.アニメ聖闘士星矢レビュー 2~6話、前編

2022-09-24 21:15:00 | 聖闘士星矢

アニメ聖闘士星矢レビューという名の雑文、続きです。partⅠはこちら

 

ここでは各話というより全体のざっくりとした感想について。

 

 写真AC
銀河戦争の会場ってローマのコロッセオをモデルにしてると思うんだけど。ギリシャ関係ないよね多分。
それを言いだしたらシュラの聖剣だってシャカの沙羅双樹だってデスマスクの黄泉平坂etc…、だって関係ないけどね。

 

銀河戦争が始まってすぐはとにかく殺伐としている。登場人物全員

戦闘(バトル)ものなんだから当たり前なんだけど視てて辛い。この路線のままいかれたら、多分私は後に視ることはなかった。

味方は美穂ちゃんと心の中の魔鈴さんと記憶の彼方の姉さんだけ。何気にオンナには人気だよな星矢。女の人は殴れないよとか言う子だからさ。
(女の人だがこの時点の沙織さんは敵ではないが味方にも見えない)

 

ところで私はてっきり銀河戦争の期間、聖闘士たちのホテルとかグラード財団が手配してあげてるんだと思ってたんだがそういうわけでもなさそう。

え、でも外国から帰ったばかりの10代の子たちに『自力でなんとかしろ』は無責任すぎない? 自分たちで呼んどいてさ。

まぁ、そんな気遣いができる人たちだったらそもそも身寄りのない子を100人も集めて世界各地へ聖闘士の修行に送り出す(大体僻地、命の保証無し)、とかしないか。人権もへったくれもあったもんじゃない

星矢のヨットハーバー(引っ越し先)は、星の子学園の関係者が用意してくれたっぽいが、家具とか敷金礼金とかどうしてたんでしょうね。まぁ、いいんだけどね。

 

次回。個別のキャラクターについて、と見せかけてストーリーも追う。長文です。partⅢ


Ⅰ.アニメ聖闘士星矢レビュー(ほぼ初めてちゃんと視た)

2022-09-24 10:00:00 | 聖闘士星矢

初めて乾酪庵(このブログ)でまともに聖闘士星矢の話を書きます。全3~4回。

 

今、GYAOで聖闘士星矢の無料配信をやってます。

 

第1話は来年の1月まで視れるみたいです。
2話目以降は配信がすでに終わっているエピソードもあるのでご興味のある方はお早めに。

 

私が本放送を視始めたのは、十二宮編の途中からでした。それ以前のエピソードって、後年になってから何かでやはり無料配信してた時に、結構飛び飛びでしか視てないんですよね(大体のストーリーは知ってる)。

最初の4~5話は以前にも視たことあった気がするが、あまり記憶に無かったので、今更ですが改めてちゃんと視てみました。

忘れないうちに感想書いておきます。レビューっつーか、備忘録みたいなものです。

 

  • 第1話 よみがえれ! 英雄伝説
    カシオスとの決戦に勝利した星矢は天馬星座聖衣を手に入れる。追ってきたシャイナたちを退け星矢は単身日本に向かう。


教皇「お前たちは今日まで、各々9人の戦士と戦い勝ち抜いてきた。1024人いた戦士の中で、残ったのは最早お前たち2人のみ」

Σ( ゚Д゚) え、そんな設定だったの 銀河戦争(10人)よりはるかに激戦なんですけど。
(聖闘士星矢のこういう処は深く考えてはいけない)

他にも、教皇のcv.が田中秀幸さんだとかこのシーンに確か原作にはアイオリアがいたはずだがとか聖衣を手にした星矢に教皇がありがたい訓示を垂れるのだがお前は言える立場かとか(中身サガ)細かいツッコミどころを挙げてくと終わらないんで端折ります。

てか、よく聞くとこの訓示、というか『忠告』は後々の伏線になってるんだね。言える立場だった

追記:当時の教皇はサガでは無かったことが16話にて発覚しました。この教皇は星矢が聖域を発った直後に死ぬらしい。16話はドクラテスが城戸邸に攻めてくる回です。ツッコミどころの多い回ですね。滅茶苦茶だよ。笑

追記2:やっぱり死んでなかった疑惑が41話にて浮上しました。もう何も信じませんw

 

魔鈴さんと星矢が住んでる掘っ立て小屋。
狭い部屋で16歳女子と13歳男子が二人きりで寝てる(実は寝てない)。しかし多分二人とも何も意識してない。

魔鈴さんは何かあったらブン殴りゃいいと思ってそうだが、星矢は多分本当に何も考えてなさそうでそれはそれで心配になる(余計な世話)。

結局聖域での二人の最後の晩は、怪しげな小宇宙を感じたことで部屋から飛び出し慌ただしく過ぎる。

長くなるので以下割愛。

 

初回の星矢は表情や動きにコメディーチックなところがあって、素顔のままって感じがします。本来の星矢はこういう子なんでしょうね。

私が見始めた十二宮編は、緊迫した状況でとてもあんな余裕はない…。しかしそれが後の冥界編での壊れっぷりを招くとは誰が予想しただろうか…。(伏線)

 

2話目以降の感想も忘れないうちに上げます、今夜にでも。


ガンバ ミュージカルの想い出

2022-09-19 19:14:44 | マンガ、アニメ

ガンバあれこれ。続き物ではないですが、今回一応4回目です。

1.小林七郎さんのこと
2.劇場版 3DCG GAMBA 前編
3.    〃     後編

 

学校で年一回お芝居その他を観る日、あるじゃないですか。

小学校の時、観に行ったのか学校まで来てくださったのか(そういう年もあった)忘れたけど、ある年『冒険者たち』を観たんですよ。

ガンバのミュージカル……? ちょっと待てひょっとしてあれ劇団四季か?

と大人になってから気づいた。ぜいたくな話しだなオイ。なかなか行けないよ。学校教育のこういうところいいですよね。

 

 shikichannel 2016/06/02

劇団四季:ガンバの大冒険:プロモーションVTR:2017  1:24

※途中から始まります。

この歌覚えてるんですよね(行こうよ仲間たち)。当時すでにガンバ大好きっ子だったから覚えようと必死に観た & 配られたプリントに歌詞が載ってたんだよね、確か。

 

別の劇団もガンバのミュージカル演ってるらしい。

MUSCIAL 冒険者たち 〜この海の彼方へ〜

イカサマが女の子になっててカッコよさそうですね

 

こんな風にすそ野が広がっていくのは観ていて楽しいです。
ガンバと言う作品が様々な人たちに愛されてることが分かります。

 イラストAC

さて、この辺で今回の一連のガンバは一旦おしまいです。また何か気が向いたら語るかも。

読んでいただいてありがとうございました。


3DCG GAMBA.後編 ノロイとツブリ(野沢雅子さん)の話

2022-09-17 20:59:36 | マンガ、アニメ

続き物ではないのですが、今回の一連のガンバの話、一応番号通しておきます。

1.小林七郎さんのこと
2.劇場版 3DCG GAMBA 前編

今回は3話目です。
フル CGアニメーション、GAMBA の話、後編です。若干ネタバレあり。

 

前回の冒頭でご紹介した、GAMBA の予告編ですけど。最後の方(1:22辺り)『声の出演』のところ面白いですね。
この時点ではノロイのcv.ってシークレットだったんでしょうか(野村萬斎さん)。ノロイには中の人なんていません、みたいになってるw

 

さて、この映画。旧作で主人公のガンバを演じてらした野沢雅子さんが出てらっしゃいます。オオミズナギドリのツブリの役です。

 イラストAC

観客は旧作のキャラが応援に駆け付けたように感じるのか、概ね好評みたいなんですけど。いや私も別に文句があるわけじゃないんですけど。

今作のツブリっていうのが、ガンバたちにノロイには勝てないから戦うのを考え直せと諭す役回りなんですよね(旧作ではどんな役だったか覚えてないなさすがに)。

え…、ガンバの声でそれを言ったよ……。

ガンバだけじゃない。鉄郎や、悟空や、いつも前を見ることしか知らない色んなキャラたちが、勝てないって言ったよ……

よくわかんないけど脳が混乱して泣いてしまってね。

野沢さんだってそりゃ、お仕事だし役者さんなんだから色んなセリフ言いますよ。いつも元気少年の役ばかり演ってるわけじゃないし。

ただあまりにイメージに無いことを不意打ちで言われてショックでさ。

 

話は飛ぶけど聖闘士星矢Ωで古谷徹さんが「君らにアテナを託す」とか言い出した時もショックでした。

星矢が他の誰かにアテナを託すなんて

知ってるけど Ωの主役は星矢じゃなくて光牙なんだから託されて当たり前なんだけど

 

まぁ、誰が悪いとかじゃなくそんなことがありました。という話しです。

 

GAMBA ノロイPV - YouTube 1:59

 

今はもう普通に見れます。一応フォローしとくとツブリの出番はこれで終わりじゃないです。

 

あとは旧作だと、自分たちの問題なのにガンバたちに責任を押し付ける卑怯な島ネズミ(裏切りの砦)とか出てくるんだけど、今作では最後のノロイとの決戦で島ネズミも戦うのは良かった。

とあるブログで指摘されてて気づいたんですけど、今思えば旧作のガンバたちも「私指示する人、あなた従う人」みたいな感じで結構えげつないんですけどね(主にガクシャ)。こういうキレイごとじゃないところが何十年経っても色褪せない所以なんでしょうね。

 

CG版の感想はこんなとこです。後でちょっとおまけの話をするかも。


3DCG GAMBA ガンバと仲間たち.前編

2022-09-15 23:06:00 | マンガ、アニメ

と、言う流れなので、いつか書きたいと思っていた CG版('15) のガンバの感想を書こうと思う。

ここでは'75年に放送されたTMS版を旧作と呼びます。またご存知の通りネズミの話ですが、いちいちめんどくさいのでまとめて『人』と表記してる箇所があります。

毎度のことながら不正確なところがあると思いますのでふわっと読むようにしてくださいね。

 

  東映映画チャンネル 2015/08/31

映画『GAMBA ガンバと仲間たち』予告 1:28

 

 

配給が東映なんですね。ガンバのアニメ化は当初(?)東映動画(現、東映アニメーション)と原作者の間で進んでいた。

かなり具体的なところまで行ってたのだが、作者も知らないうちに出版社が東京ムービー(現、TMSエンタテインメント)と契約してしまっていて、東映の方は流れた、と言う話しだ。

実に約40年越しに念願かなったという理解でよろしいか。

製作の白組の方も構想15年、とか謳ってるくらいでかなりの思い入れを感じる。

 

しかし興行成績は振るわなかった。

 

うーん、個人的にはそんなに悪い作品と思わないんですがね。ネットの評判を見ると概ね指摘されている点は2つ。

  1. キャラデザがリアルネズミすぎる
  2. そんなのやってるの知らなかった(宣伝しなさすぎ)

あと、ターゲットが分からないっていうのもあった。新規の子供たちなのか、旧作を視てた大人たちなのか。

 

キャラデザについては、致し方無い面もあったと思う。旧作のあのデザインのままやってくれれば、という気持ちは分かるが無理な注文だ。あれ使えないんですよ、多分この作品に TMS は一ミリも関わってないので。ただまぁ、観客にとっては知ったこっちゃない話ですけど。

カワイイ路線に行っちゃうとどうしても旧作の二番煎じぽくなってしまうだろうしな。むしろ旧作との差別化を図ったらああなったんだと思うよ、知らないけど。

個人的にはここまで変えてくれたからこそ旧作とは別物として観れた。ただ確かに子どもが飛びつきそうなデザインではないかもね。アンパンマンもドラえもんもみんな丸いしね。

 

デザインだけではなく、キャラクターの中身もかなり違う。特にガクシャとイカサマは完全に別人。ガクシャはクールなエリート、イカサマは無頼漢みたいになってる

それが悪いとは思わないですよ。この辺は原作読んでみないと分からないですよね。多分 CG版の方が原作に近いんでしょうね。

イカサマに関しては旧作の、TMS版の、堀絢子さんの、出﨑監督のイカサマを超えるキャラクターなぞこの宇宙のどこにもいるはずないと思ってますので。あれしきのことでなんも揺るがないです私にとって。

 

登場人物のうちシジンが出てこないのはなんででしょうかね。続編のカワウソ編ででシジンは物語の発端なので。続編を制作する可能性を最初から捨ててたってことなんでしょうか。まぁなんとでもなりそうだけど。個人的にはTMSのカワウソ編に忠太が出てこない事の方がよっぽどぶつぶつ…。

【本編プレビュー】ガンバとカワウソの冒険│" THE ADVENTURES OF GAMBA AND SEA OTTER" (1991) - YouTube - 11:08

こうして見ると背景の画風は前作を踏襲しようと頑張ってはいるんですね。

 

 

さて~、案の定なのか意外となのか、思ってるより長くなったので一旦切ります

今のところ全何回になるかは不明。週末中に終わらせるつもりではいます後編


【ガンバの冒険】小林七郎さんの訃報によせて

2022-09-13 23:16:51 | マンガ、アニメ

私が大好きなアニメ、『ガンバの冒険('75)』で美術を担当してらした小林七郎さんが亡くなられたそうです。

アニメ美術監督の小林七郎さん死去:時事ドットコム

 

もちろん、ガンバ以外にもたくさんの作品に携わられていたのですが、キリがないので今回はガンバの冒険の話をします。てかガンバの話をしたいんだ。

私もそこまで詳しいわけではないので、ざっくりした印象の話になります。いつもの如くふわっと読んでください。

 

ガンバの冒険、といえばやはり印象的なその背景美術を抜きに語れないでしょう。あの武骨な背景が独特の世界観を生み出してます。

それはどこかおどろおどろしささえ感じるほどで、子どもによっては怖くて視れない子もいるらしいですね。もったいないが気持ちは分かる。

これはガンバたちの、つまりちっさいネズミたちの目線を意識したためで、岩肌のごつごつした感じとか、大海原の荒々しい波とかを表現したかったらしい。

 

背景の迫力と椛島義夫さんによるキャラクターの可愛らしさのギャップ、そして白い悪魔ノロイの無機質な狂気が重層的に織りなすストーリーがたまらない魅力になっている。あの背景が無かったらあの作品ここまで印象に残ってない気がするんだな。

\ 薄汚いネズミどもよ… /
 写真AC

※『進撃の巨人』感想を書く - 乾酪庵 Cottage de fromage

 

二作目の映画であの背景のタッチが受け継がれなかったのは返す返すも残念です。あと忠太が出てないところ(←多分永遠に言う) お話しは面白いんですけどね。

二作目の映画って多分あんま有名じゃないか。『ガンバとカワウソの冒険('91)』ってゆうのがあるんですよ(CG の方 ('15) ではない)。ちなみにラスボス、野犬ブラックのお声を大塚明夫さんが演じてらっしゃいます。ご存知の通り、ノロイ役の大塚周夫さんの息子さんです。

どうでもいいが、私は長い間シジンはじいさんだと勝手に思っていたのだが、急にフィアンセとか言い出されてびっくりしました
シジンと忠太の関係はおじいちゃんと孫みたいなものだと思ってました。

 

で、小林さんと出﨑統監督でタッグを組まれた幾作の劇画調の作品のほか、『うる星やつら2ビューティフルドリーマー('84)』のような殺伐とした廃墟や荒廃した街なども手掛けられているのですが。

意外と『タッチ('85)』みたいな、何気ない日常を丁寧に切り取りました系の作品も描いていらっしゃる。あれはもう、物語を邪魔しないことに徹した美術ですよね。

見事にお役目を果たしたというか、今回の件で色々ググってみたのですが、あれだけの超ヒット作なのに、小林さんの代表作としてタッチを挙げる方がほとんどいない。やはり皆さん、第一にガンバの冒険を挙げる方が多くて、やはりインパクトあったよな、と思うのです。

 

あれだけの量を全部おひとりで描いてらしたのかどうかは分からないけど。10年ほど前まで、およそ50年間現役でいらしたようなので、多分皆さんも気づいてないうちにたくさん作品を見てらっしゃると思いますよ。
昔のアニメの再放送を視ると、あちこちで『小林七郎』のお名前を拝見するので、気がついたら探してみてください(何故)。

 

あたしなんか、言っちゃなんだけど幼少期の家庭生活がホントにろくな記憶が無くて。
日本にアニメとバラエティー番組が無かったら楽しい思い出とかきっと10分の一くらいだったんだろうなと思っちゃうんですよね。
そういう意味では小林七郎さん含め、当時アニメ制作に関わった皆さん全員に足を向けて寝られないです。

 

ハーモニーってそういうことだったのかー   確かにこれは職人技だね、大変そう。

ハーモニーという世界 ~アニメが名画になる瞬間~』を語る が杉並区の「阿佐ヶ谷Loft A」で開催されました。|練馬アニメーションサイト

 

偶然見つけた、個人の方のサイトです(すみません)。スタッフインタビュー。

そして、旅は終わらない

 

  TMSアニメ公式チャンネル 2020/08/19

【1~3話パック】ガンバの冒険★「冒険だ海へ出よう!」「ガンバ、船で大暴れ」「忠太を救え!大作戦」 (1975) 1:13:37

 

CG版の感想を書きました。


皆さまへ いつもありがとうございます。

2022-09-09 21:01:28 | 家族について考える

いつも読んでいただいてる方、たまたまここにたどり着いた方。ありがとうございます。

カテゴリー『家族について考える』の記事ですが、いったん非公開にしようと思います。

何故か急激に続ける気が無くなりました。

理由は自分でもよく分かりません。

ある程度吐き出しが終わって気が済んだのか、実の親を晒しあげてることに流石に罪悪感がうずいたのか。

両方なのかな、ある程度吐き出して心に余裕ができないと、罪悪感も芽生えないでしょう。

あるいは自分でも気づいてない別の理由なのか。分からないけど。

まだ書きたいことというか、書こうと思ってたことはたんまりとあるんですがね。

萩尾先生のところだけ残しておこう。一応続き物なので(途中でカテゴリーが『マンガ、アニメ』から『家族~』に変わってるが、家族の部分だけ消すとわけが分からなくなる)。

再開などは未定です。自分の気持ち待ちです。

別に精神的に落ち込んだりとかはしてないのでその点はご心配なさらず。ciao