乾酪庵 Cottage de fromage

スピブログとして発足しましたが、ただの日記になりつつあります。
最近は芸人さんの話題が多いです。

聖闘士星矢 十二宮編.後編 ラスト3話のツッコミどころ

2022-11-28 18:00:00 | 聖闘士星矢

GYAO! の配信で十二宮編が終わったので忘れないうちに感想を書こう。後編です。

ここから十二宮編ラスト3話(71~73話)の話を書きます。なるべく短く書くのが目標です。毎度のことですが。

 

 写真AC

 

ネタバレしまくりです。配信が終わってるので間違ったこと書いてたらすみません。

 

  • 71話 消える火時計! 教皇の正体
    アフロディーテ  のデモンローズ  は星矢の流星拳で一瞬で吹き飛ばされた。ここまでの苦労は何だったのか。流星拳は魔鈴さんも使える技の筈ですが 
    サガのぜんらくろすは有名ですが、星矢の目の前で装着されたのは覚えてなかったな。以前視たはずなんだけど。星矢にしたらミスティに続いて二人目ですよ。見たくねーよなきっと
    前教皇シオンの弟、アーレス猊下のご尊顔が拝める貴重回。

 

  • 72話 行け星矢! 友の死をこえて
    事実上のクライマックスで戦闘シーンがかなりえげつないです。サガが星矢にしてることがただのぎゃたいにしか見えません。下手すると今だと地上波で放送できないんじゃないか。
    こういうのがあるから私きっとサガに同情できないんだろうな。人気あるキャラなんですけどね。
    この回、作画が滅茶苦茶美しくて(作監、直井正博さん)、特に一輝が美人過ぎます。横顔可愛い。やることがいちいちカッコいい 。シャカ  が美人なのは通常営業ですが。
    星矢は例のペガサスローリングクラッシュをサガ相手に繰り出しますが天井屋根床ベチャ星矢の方がダメージ受けます えぇ…。

 

  • 73話 集え友よ! アテナのもとに
    十二宮編最終回。冒頭でアテナが復活するので、正直戦闘シーンは消化試合感がある。とは言えまだまだサガがぴんぴんしてるのでやっつけなきゃ終われないけど。
    アテナは白羊宮から歩いてアテナ神殿に向かいます。けど星矢たちがダッシュで駆け上ってた距離の階段、そのペースではアテナ到着前に確実に星矢は ぬと思う。しかし徐々に黄金聖闘士が加わるこの大名行列は好きなシーンです。シャカの立ち姿が美しい
    往く路路で、紫龍、氷河、瞬をアテナが復活させるんですが、カミュとアフロディーテは間に合わなかったのか…。シュラはほら、星になっちゃったから仕方ないけど。そして蟹は黄泉平坂から帰って来そうにないけど
    例の29話から44話ぶりに青銅5人が揃いました OA的にはほぼ一年ぶりです。ひゃっほい
    そして5人での総攻撃、黄金聖闘士生き残り組の糾弾、アテナの説教と続きますがことごとく跳ね返すサガ
    ジェミニ強い ジェミニ強い  なんでこんなに強いのか考えてみました。この人数差でサガが弱かったらいじめにしか見えないからだと思います。星矢がサガにされたことは何だったんだって話ですが、主人公は正義の味方でなければならず、サガは善の心も残った存在だったのでこれ以上できなかったんだと思います。
    色々あって最終的にはサガはアテナの胸の中で永遠の?眠りにつきます。荒ぶる父親は安らかな息子の顔に戻りました(急な独自解釈をぶっ込んできた)。

 

…こうして十二宮編は幕を閉じました。全員満身創痍で北欧編への引きもあり、あまり大団円な雰囲気ではないラストです。ひと時でも休んでいただきたいですね…。

次回、何を書くかまだ考えてないです。ここまでありがとうございました。

 

大方の予想通り? 北欧編の感想を書きました


聖闘士星矢 十二宮編のツッコミどころ.前編

2022-11-27 21:24:00 | 聖闘士星矢

GYAO! の無料配信ですが、十二宮編終わって北欧アスガルド編に突入してます。というわけで忘れないうちに十二宮編の感想を。

終わらす気ないのか。もうこうなったら来年の海皇ポセイドン編終了まで続けちゃおっかな 。マジすか 

前回予告した小宇宙と聖衣の話はできれば最後にしたいので一旦延期します。

 

えーと、十二宮の前に大分前半のエピソードですが。一つツッコんでおきたいのは、海との結婚て何ですか。

いや、大昔(今でもあるのか)航海の無事を祈ってそういう儀式があったのは存じてますが、沙織さんが突然自分の指輪だのネックレスだのの類いをぽいぽい海に放り込み始めたのはポカンでした 。合計でウン千万とか辰巳が青くなってた。正に発想がバブル。

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そんなに海と結婚したいんならジュリアンのプロポーズ受けてあげればよかったのに(適当に言ってる)。てか星の子学園とか然るべきところに寄付するなり何かの基金を立ち上げるなり何か有効な遣い方を考えてくれと思ってしまうバブルは遠い令和マンなのでした。

あと同じ回か忘れたけど、長いことウワサで聞いてた「あいつのギターがむせび泣いてる」が視れたのはよかった。

 

十二宮、最初のツッコミどころは白羊宮。星矢がムウに既知みたいな口をきいて「ん? 初対面、だよね?」と思ったんですが、原作ではミスティ戦の時いっぺん会ってるんですね。まぁこの辺はキリがないのでスルーします(してない)。

 

十二宮に入っちゃうと一気に絵変わりがなくなる。私今回の件で初めて知ったんですけど、初期の聖闘士星矢は2、3週ごとにロケーションが変わるんですよ。グラードコロッセオ、街中、港、岩山、城戸邸の庭、海岸 etc…みたいな感じで。

それがずっと延々神殿と階段続きになるのでどうしても見た目単調になりがちですね。実際ただでさえ面白くなかったΩは十二宮に入ったら一層つまんなくなったごほんごほん

そこを飽きさせないストーリー運びと演出は見事だと思いました。知ってたし、今更ですけど。

 

十二宮のストーリーは氷河くんを中心に見るとつながりが分かりやすいです。

双児宮で正体不明の黒幕アナザーディメンションされ → 瞬のネビュラチェーンで復帰 → 天秤宮に落っこちて、カミュにフリージングコフィン → 紫龍がその天秤座のソードで救出 → またも瞬ちゃんに 人肌 小宇宙で助けられ → 次の天蝎宮で瞬を姫抱きして復活 → ミロのスカーレットニードルを受けセブンセンシズに目覚め始め → 最後から二番目の宝瓶宮で宿命の師弟対決、オーロラエクスキューション 

ものすごい綺麗な流れです。全部の戦いが線でつながってるのこの子だけです。

 

あと、みなさん思ってると思いますが、沙織さんは野ざらし雨ざらし  で可哀そうです。ドレスなんかべっちゃべちゃだと思うんですけど。まぁ後の展開とか考えると仕方ないんですが。

 

そして私は一つ重大な発見をしたのだが(え、知ってた?)アフロディーテって教皇の正体について知ってるとも知らないとも言ってないのよね。ただ力は正義だとしか。シュラはその辺どうだったか。知らなかったとしたらどうなるんだ、どうもならんか。

 

後編に続く 28日(月)夜予約投稿予定


シン・一輝と瞬 後編 父親 vs. 息子 & 母親 = ?

2022-11-14 18:00:00 | 聖闘士星矢

初めてちゃんと視たということで始まったがもうそんなことは関係ないシリーズ。
シン・一輝と瞬、後編です。

一輝と瞬、前回のキャラレビューのリンクも貼ります。つながってないので読まなくて大丈夫です。

 

やはり瞬は一輝に対してだけ発動する謎のスイッチなんだろうな。しかし何故なんだろう。妹や恋人じゃダメだったのか。

 

 写真AC
兄弟で検索したら出てきた画像。かぁええ

 

エスメラルダというのも考えてみれば謎の存在だ。容姿が瞬と瓜二つでなければならない物語上の合理的な理由がない。間違われてトラブルに巻き込まれるとかの展開もなく無意味にただ顔だけ似ている。

これはもう単純に、瞬は一輝の深層では心の恋人か母親なんだで説明がついてしまう(知ってた)というかそれ以外に解釈のしようがない(知ってた)。血のつながりがない異性だったら何の問題もなく結ばれることができる(知ってた)

これびーえるとか関係なしにですよ。いや、関係ないわけないけどさ。

 

結局なんだかんだ言って聖闘士星矢の世界というのは基本男尊女卑の世界観なんだと思いますよ。んー、一概にそうとも言えないけど、男社会であることは間違いない。
本来星矢たちより強いはずの魔鈴さんやシャイナさんは、いくら味方であってもファミリーの内側には入ってこないからね。良い悪いの問題じゃなくてですよ。

仮面を付けてるのは女を捨てるためとか言ってますが、あんなの人権はく奪じゃん。(-"-)

聖闘士星矢のピンク(戦隊もの的な意味で)』とかどこかで呼ばれてたのを見かけましたけど、瞬がアテナのそばにいるためには仮面を付けるかピー)を生やすしかなかった、てことだと思います。

 

だからリメイクで瞬を女の子にしようという人がいたのは分かるしある意味正論だ思うんだけど、それ絶対やっちゃダメなやつだったのな。ヽ(^o^)丿

 

十二宮編後の話になるが、アーレス(サガ)もやがて一輝と同じ道を歩むことになる。一度死んで復活し、星矢たちと距離を置きながら見守ってる。

これは聖闘士星矢だけの話じゃなくて、敵として登場したキャラクターが味方になっていくってジャンプのマンガによく見られるパターンだ。キン肉マン('79)とかドラゴンボール('84)とか(相変わらず昭和マンガしか出てこないけど)アニメじゃなくてマンガの開始年です。

 

要するに、敵を倒すことは読者である男の子たちが父性を取り込んで大人になることの暗喩だと思う。

 

思えば紫龍ですら最初は星矢の敵として登場した。敵を倒して味方にさせるというのはこの世界観を成り立たせるための必須条件なのだ。

この時、父性を倒すことと母性を後援につけることの両輪が必要になってくる。十二宮編まではこのバランスがいいんだと思うが海皇編以降はこれが上手くいかなくなっていく。

と言うのは、海皇ポセイドンも冥王ハーデスも、倒してもアテナの味方になってくれるわけじゃないからだ。CP が NP にならないのである。

※軽く解説しておくと CP = 厳しい親、NP = 優しい親、です。

ただ、ポセイドンはハーデス編でちょっとアテナを手伝ってくれるらしい。覚えてないけど。

というわけで、徐々に人気は低迷していくのだな。なんだか悲しい結論になってしまった。

 

 堀川りょう 2021/06/05

【聖闘士で共演】古谷徹さんのここがすごい!! 9:04

 

一度夜中に途中まで拝見して危うく声を上げて号泣しそうになり、近所迷惑なのでそのまま動画を止め、そこから先を未だに視ていないのだが。

視れないよー、視たいけどー。うわーん。

大丈夫です。自分が大分キモいという自覚はあります。大丈夫です(二度言う)。

 

次回こそ、なるか、最終テーマ (全く信用できない)。聖衣と小宇宙の話をします。
聖衣と小宇宙の話は延期します 十二宮編の感想を書きました


シン・一輝と瞬 中編 兄さんスイッチ !「や」

2022-11-13 18:00:00 | 聖闘士星矢

っぱり来てくれたんだね

……肝心のおとうさんスイッチの本物を視たことがないのでこれであってるのか分からない。

 

初めてちゃんと視たということで始まったがもうそんなことは関係ないシリーズ。
シン・一輝と瞬、中編です。

一輝と瞬、前回のキャラレビューのリンクも貼ります。つながってないので読まなくて大丈夫ですが、微妙に小ネタがつながってるかも。

 

一輝は一度はお墓をたてたところまで退場しかかりましたが、謎の復活を遂げて以来味方になります。文字通り生まれ変わったのかもしれん。

 

 写真AC

 

しかし完全に他の4人と同化することもできず、やや離れたところから見守る道を選ぶわけです。同化できなかったのは彼が子どもではなく父親の立場にいたからだと思います。

以前、瞬は特に変わったことしてくれない、と書いたんですがなんとなく理由が分かった気がする。瞬は一輝に不足した母性を補う役割をしてるんだと思う。戦士としての役割を期待されてないんじゃないのか。

思えば白銀聖闘士編以前は、瞬が単独で敵と戦ったのって銀河戦争のユニコーン邪武  と殺生谷  の暗黒アンドロメダしか印象に残ってない。他誰かいましたか。いや、私は瞬ちゃんは好きですよもちろん。

まぁ、聖闘士星矢の見せ場って流血したりマーマだったり憎めだったりするから、見せ場なんてない方がいいのかもしれないっていうか、考えてみればブラコンだけでお腹いっぱいだぞ。 だから瞬ちゃんは好きですってば。

 

うーん、母性を補う、というか一輝の父性の中の母性、優しさを引き出すためのトリガーの役割なんじゃないかな。エゴグラムで言う処の CP を NP にスイッチングさせるというか(説明は めんどくさい 私より専門家に聞いた方がいいので各自でググってください)。

 

瞬が星矢たちに対して母親的かというとそれはないと思う。天秤宮とかでそういう役割をする場面もあるけど。どっちかっていうとお母さん枠は紫龍の方が多く担当してる気がする。

沙織が担当してるというか担当できる母性は精神面に偏ってるので、実務面は主に紫龍が担うことになるんだろうな。沙織さんが実務で母親をやったのって ND の冒頭で星矢の看病してた時くらいよな。
一輝が自由人な父ちゃんで、紫龍が苦労性の長男、時に長女(小母、ちゃいかぁ)と考えればすっきりする。

主人公の星矢を中心に語るなら、母性は美穂ちゃん、魔鈴さん、イマジナリー(想い出の中の)姉さんで事足りてるし、途中から沙織さんとシャイナさんまで加わるから、わざわざ男の子である瞬にまでそれをしてもらう必要がない。つくづくには不自由しない人生ですね。

 

やはり瞬は一輝に対してだけ発動する謎のスイッチなんだろうな。しかし何故なんだろう。妹や恋人じゃダメだったのか。

 

シン・一輝と瞬 後編に続く 明日 14日18時予約投稿予定


シン・一輝と瞬 前編 男と女の家族ゲーム

2022-11-13 10:00:00 | 聖闘士星矢

声優交代がどうこうとか言う古傷をえぐられるようなトレンドワード  がオタク界を騒然とさせた先週、皆様いかがお過ごしでしたか。

★矢クラスタの皆さまなら分かっていただけると信じたいが、もう20年近く経つのよな。ご存じない方も多いだろう。私のアニメ聖闘士星矢は冥王ハーデス十二宮編と劇場版天界編で終わっている。冥界行ってからとエリシオン編を観ることはない。

さて、当ブログの聖闘士星矢シリーズ、試みに文字数カウンターに放り込んでみたら優に2万字超えてました

全部読んでくださってる方っているのでしょうか 。もしいらしたらありがとうございます 

小説だったら思いついた段階で没にしてる文章量です。こんなに書けないよ。文庫本一冊が大体10万字くらいだそうです。

一時は夢中でキーボードたたいてた覚えがありますが、すでに燃え尽きた感もあり、さすがにもう疲れた書きたくない~、しかし書いてしまいたい~、脳の中にある分吐き出してしまいたい~、と誰にも望まれてないのに自分の中にある何かとの謎の戦いに挑んでおります。ホントに何と戦ってるんだ。

まぁ、書いちゃわないと他のテーマのことも書きづらいしな、というわけで書いてみます。オープニングトーク長いよ。

 

初期のアニメ聖闘士星矢にツッコミを入れるシリーズ。

当初、一輝とサガの話をする予定だったのだが、書いてみたら一輝と瞬ちゃんの話になってしまった。ので前回のキャラレビューのリンクも貼ります。つながってないので読まなくて大丈夫です。

 

聖闘士星矢、という作品は母性 対 父性の戦いの話だ、という見解を以前書きました

言い換えると、家族の崩壊と再生の物語なのですね。破壊を担ってるのが教皇アーレスが象徴する父性、再生が女神の母性です。聖域を母体とする一つの大きな家族です。

登場したころの一輝も破壊の役割を担ってました。荒ぶる父親です。この頃はまだ聖域の存在は裏に隠れており、沙織を中心としたちっちゃいファミリーでした。

 写真AC
この画像の意味は後編にて。

青銅5人と沙織とで、6人の疑似家族と考えると、星矢、紫龍、氷河の3人は子どもとしての役割を担っています。師匠との関わりやマーマの存在などからそう推測できます。

一輝にとっては師匠は憎しみの象徴で、それはそのまま彼の父親のイメージにスライドされるのだろう。彼はアニメではアーレスに、原作では実父である城戸光政に対し激しい憎しみの感情を抱いている。疑似家族の父親でありながら反抗する息子の面も一輝は持っている。

瞬の師匠と言うのはほとんど形しか登場しないのだな。ジュネの存在もなんだかとってつけたようだし。彼は一家の子どもでもあるのだけどやはり全員の弟、と呼んだ方がいい。どう違うんだって話だけど。そして別にムリクリ家族の形になぞらえる必要もないのだけど。

で、沙織さんが母性の象徴なのは分かりやすいと思う。一輝が父性と言うのもまぁ分かると思うが、ややこしいのはこの2人はカップルではないということ。…ややこしくもないか、教皇とアテナも別にカップルではないもんな。

そう考えると一輝が沙織お嬢さんに対して味方になった後も不遜な口が利けるのも分かるのではないか。沙織は一輝にとって主君ではあるけどどこかで対等な関係だし、沙織も「私の言うことが聞けないのですか 」とか言ったりしない(してたっけ? してた気もする)。邪武とは大違い。

 

シン・一輝と瞬 中編 へ続く(また3部作なの? )今夜 13日18時予約投稿予定