乾酪庵 Cottage de fromage

スピブログとして発足しましたが、ただの日記になりつつあります。
最近は芸人さんの話題が多いです。

銀河鉄道999雑感

2022-09-28 18:00:00 | マンガ、アニメ

今(書き始めたのは)、9/25(日)の夜です。某所にて銀河鉄道999の再放送が最終回を迎えましたので、雑に感想など書いてみようかと思います。ネタバレあります。

追記:後から確認したらいくつか事実誤認があります。話し八分で読んで下さい。

 

999の大きなテーマのひとつに、『娘の母殺し』と言うのがあると思います。

それ自体は物語のテーマとして珍しくはないのですが(イグアナのところでも書いた)、この作品で特筆すべきは男性の作家さんがそれを描いてるところ。

これは何でなんでしょうね。すごい不思議。

まぁ、こういう言い方は男性作家には女性の気持ちが分からないと決めつけてるみたいで失礼だけれども。

 イラストAC

女王プロメシュームを弑したのはメーテルですが、メーテルの相方の鉄郎の方は重度のマザコンなのも面白いですね。確か映画の第二弾だったと思うが、鉄郎の方がプロメシュームを斃すんですよ。

思うに、母親を恋しく思う気持ちと罰したい気持ちは矛盾することなく、男女の区別なく誰にでもあるのだけど、娘の方が同性である分対立が表面化しやすいのかな。

鉄郎は(世間の多くの人と同様)自分は母を愛してると信じてるから、罰したい気持ちを抑圧してるんですよね。その分をメーテルに仮託してるということだと思います(勝手な解釈)。

 

ちなみに同じテーマを持つ作品としては、セーラームーン、ベルサイユのばら、などがあります(いずれも女性作家)。

(白状するとベルばらに関してはある本で指摘されてたもので、私が自分で気づいたわけではないです。セラムンはうさぎとちびうさが実の母娘なので分かりやすいですが)

他の多くの作品(おとぎ話等も含む)では何か別の形で決着をつけるのですが、999だと直接的に娘が母親を手にかけてる。これ多分私が知る限りでは唯一なんじゃないでしょうか。

しかも父親の手を借りてる、むしろ父がけしかけてる。意味深。

 

ところで、999はおおよそ2年半に渡り、鉄郎が機械の体を手に入れるために旅を続ける話ですが、最終回間際になって突然「機械の体になんかならない」とか言い出して、子どもだった私はぽかん( ゚д゚)状態だったのですけど。
何のためにここまで旅して来たの? まぁ、今なら仰りたいことも分かりますけどね。

 

 Σ ああああ、今気づいたけど。大衆の側に生まれて上級国民側に行こうとして、結局大衆の側に戻ってくるってベルばらのロザリーと完全に一致。そしてロザリーこそマザコンのくせに母殺しの権化みたいな人じゃん(殺せないんですけど)
わー、面白ーい。深堀りしたいけど絶対長くなるからしたくなーい。笑

 

さて、鉄郎の母さんを演じていらっしゃる坪井章子さんですが、マザコンと言えばでおなじみの(そうなの?)キグナス氷河のマーマでもあります。
なんなんですかね。マザコンを生むお声なんでしょうかね(悪いとは言ってない)。
それだけ子どもから愛される、魅力的な美声なんだと思います。

 

999に関してはそんなところです。

実は現在、まだ聖闘士星矢の4話目を書きあげてないので、今回の記事を上げるのはそれが一段落した後だな。書きたいけど書くのめんどくさいな

聖闘士星矢、4話済です。



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