中編…、てことは久々の三部作なんですね?
相変わらず盛大なネタバレ有。前回はこちら。
魔鈴さんの再現度の高さだけはムダに評判がいい。
映画『#聖闘士星矢TheBeginning』
— 映画『聖闘士星矢 The Beginning』公式 (@kotz_movie_jp) April 21, 2023
🎞️本編映像解禁🎞️
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星矢とマリン、師弟ふたりの壮絶修行シーン
疾走感MAXのアクションはスクリーンで観るべき迫力感💥
4/28(金)公開、小宇宙を燃やして劇場へ走れ💨 pic.twitter.com/d5CFaIFEGe
ここからは構造の話をする。聖闘士星矢(原作・旧アニメ)は母性 対 父性の話しだと以前に何度か書いていますが。
城戸光政、初登場時の一輝、教皇サガ、と、基本的に主人公に立ちはだかる敵は父性の象徴である男性キャラクター。
対して、男だらけのこの作品内に於いて数少ない女性キャラクターは、ことごとく主人公または主人公陣営の誰かの味方で母性の象徴。特に十二宮編まではこの特徴が顕著である。
ところが『~Bigining』ではこの構造が完全に逆転してる。アルマン・キド(城戸光政)はシエナ(沙織さん)の養父であり、二人は実の父娘同然の絆で結ばれている。主人公の星矢は当初アルマンを疑ってる(敵かな? 味方かな~?)が、アルマンの元妻でありシエナの養母であるグラード(原作には登場しない)が徹頭徹尾紛うことなき敵なので、なし崩し的にアルマンに匿ってもらう形になる。
そう、キドとグラードは別の組織なのだ。ややこしいぞ。
敵の象徴が母、味方の象徴が父、っていうと、私の分類だと999とかベルばら型の物語ということになる。
タイバニはまた特殊で、敵も味方も父と息子で完結してる。あの話に出てくる母親は空気だと私は思っている。
『~Bigining』っていうと、タイバニにも『Bigining』っていう劇場版があって紛らわしいな。
星矢と鉄郎は壮大な母娘げんかに巻き込まれた男子、に見える。
星矢 | 鉄郎 |
シエナ | メーテル |
キド | ドクターバン |
グラード | プロメシューム |
こんな感じに対応してます。
ベルばらの場合は、母娘の対立、というか娘の一方的な反抗って感じかな。アンドレはあくまでオスカルの味方してるだけで、別にアントワネットと敵対してるわけじゃないし。
そうして考えると今作は、ベルばらよりは999型ですね。元夫婦って設定も思いきりかぶってるしね。
長くなったので記事分けます。次回は『~Bigining』三部作、最終回です。
30日(日)午前10時予約投稿済み。