はい、というわけでね。またいつものあれが始まりますけれどもね。
私もこんな事ばっかり言いたくないんですよとひとくさり言い訳から導入させていただきますけれども。
X(Twitter)で度々見かける「(赤ちゃんに)泣けばいいと学習させてしまいましたね」って言う人。
見る度イラッというかモヤっとしてしまうんですけど。お察し(かどうか分かりませんが)の通り、正に家の親がそんな主張をする人でした。
「泣けばいいと学習させる」が諸悪の根源みたいな、それは絶対阻止しなければいけないと思ってるみたいなんですけど。
家の母は「学習」という言葉は遣ってなかったけど。「まったく、泣けばいいと思ってるんだから」とはよく言ってた。
母、というか、幼稚園の先生にも言われたことがあって。某有名人と同姓同名だったから今でもフルネーム覚えてるんだけど、子どもの保育に携わる人がこういう認識なの本当に絶望する…。
それがせめて3歳とかになってれば分からんこともないが(それでもどうかと思うが)、1歳になるやならずみたいな子にまでそんなことを言う人がいるんだけれど。
まだ言葉を喋れないような子が、泣くことによって一所懸命何かを伝えようとしてるわけだが。
お腹すいた、オムツ濡れた、以外で何か不快を感じても「泣けばいいと思ってる」のを正すために、放置したり叱ったりするわけだ。わたしゃ書いてるだけで胸が痛いよ。
大人から見れば些細なことかもしれない、あっちのスプーンがいい、みたいなことでもその子からしたら大事なことかもしれない。
と、思うのと同時にホントの理由は別にあるのかもしれないとは考えない? 血糖値の乱れや鉄分不足で癇癪起こしやすくなったりするらしいし。特に子どもは身体が小さい分、そういうのの影響受けやすいみたいだし。
後日結果を聞きに行ったら、貧血の診断だった。
— トンテキカツ美 (@Katsumi_Tonteki) May 12, 2025
たくさん食べて日中機嫌もいい赤ちゃんだったからびっくりしたけど、処方された鉄剤を飲ませていたら別人みたいによく眠るようになった。
夜泣きの原因は様々だけど、うちの場合はこうだったって話ね。
あの小児科には本当に何度も救われてる…。
あとさ、これは各ご家庭の事情だからあんまり言うのアレなんだけど、家の中の雰囲気が悪いとかでも影響うけるよ、きっと。
極端な話、言葉を全く話さない子猫や子犬だってミューミューキュンキュン鳴いてれば親は何とかしてあげたいと思うものだよ。知能があればいいってもんじゃないね、まったく。
誰かがポストしてましたけど、植物だったら花が咲かない時、土が悪いのかしら、水やりが多すぎる(少なすぎる)、のかしら、日照時間が~とか考えるのに、人間の子だと途端に本人に我慢を強いる不思議…。
https://x.com/summerbeeko1/status/1923174109577457992
必死に助けを求めてるのにそんな感じであしらわれて、学習性無力感に陥っても、その親からしたら「泣けばいいと学習」させるよりましなんでしょう。それで、小学生ぐらいになって「うちの子は覇気がない」と文句言うわけだ。
うちの親はそれは言わなかったな。大人しい方が手がかからなくて楽でいい(少なくとも問題はない)と思われてた可能性はある。それともそれが生まれ持った私の個性だと受け入れてたのか。私に言わせればあなたの接し方のせいなのだが。親のせいって言いたくないんですけどね、さんざん言ってますけど。
過去記事読み返してみたら同じことしか書いてなくて、成長無くてすみません。で、何度か書いているが、母が亡くなっても特に悲しくなかった。これって私が母を嫌ってるせいと思われてるかもしれないが、私の中ではそれとは微妙に違う。
嫌いと言うより、それまでの人生で母が心の支えだったことがないから。支えてくれた柱がなくなったら不安定になる人もいるだろうけど、ごく幼いころからそういう意味では全然頼りにならなかったから。ない柱を失ったところで特に困らんというわけだ。
こう書くとなんかひどい親みたいに思われる向きもあろうが、わりとどこにでもいる常識もある善人だったと思う。酒もタバコもやらないし、毎日定時に帰ってきて真面目に生きてた。でも優しいと思ったことはないけど。
最近 Twitter(X)で、「そうめんでいい」が炎上してましたが、家の母もこの時期はよく汗だくでそうめん茹でてましたよ。
まぁ、いくらでも書けちゃうけど。
念のため言っておきますけど、何らかの助けを求めている子を、心情を想像もせず「泣けば言い分が通ると思ってしまうから」と全く取り合わない人に対する話で、「いくらあやしても何やっても何時間も子供が泣き止まない、なんで(´;ω;`)…」ていうお母さんお父さんには普通に同情します。
以上、泣くことが悪と思ってる人って何なんですかねぇ? っていうお話しでした。