ネコは、ネーネーという鳴き声に接尾語コを添えた言葉だという説がありますが、ニャーニャーと鳴くけれどネーネーとは聞こえません。
ネコは、本能的にネズミ(鼠)を捕まえるのが好きで、ネズミをコのむ(好む)ことからだという人もいる。いずれにせよ、ネコのネは、ネズミのネであろう。そこで、ネズミとはどうしてそう言うのでしょうか。夜行性で寝ず(ネズ)に見(ミ)ていることからか?古くはネズミのことを夜目(ヨメ、 . . . 本文を読む
花や花穂、葉の形が鳥の飛ぶ姿、足やくちばしの形に似ていることから鳥の名前がついた植物さんは多い。ヒヨドリ、ホトトギス、チドリ、ウグイス、スズメ、カラスが多く、チャボ、メジロ、クジャク、ツバメ、カッコウ、カゴメ、サギ、トキ、トンビ、カリ、タカ、キジ、カモ、ツル、インコなどがあり、一般的な名称であるトリとついている植物もある。鳥の名前のついた植物さんで、お好きなものはなんでしょうか。独断で選んだものを . . . 本文を読む
漢字の未は、十二支の八番目で動物のひつじを当てます。いまだとかまだという意味で木の葉がしげることから出来ました。未の刻は、昔の時刻で、今の午後1時、及びその後の2時間をいいます。羊の字は、羊の角と尾の形を表す象形文字で、読み方のヨウは角がまがっていることの意味の「夭(よう)」の音からです。なお、美は羊の下に大きいと書き、太った羊、つまりおいしい、うまい、美しいということで肥っていることは美しいとい . . . 本文を読む
干支のサルは、動物の猿に当てられていますが、東洋思想では、地の気の十二気を表し、動物名は一般の人に覚え易いように便宜上もってきたものです。したがって、それらの動物とは直接の関係はないそうです。十二支上の意味は、小林三剛著・東洋医学講座一 の基礎篇には、申の作用、伸の字義から成り、陰気が伸びるの意。ぐんぐんと朝夕の冷気が増し、涼気が目に見えて加わり、いっそうの収斂(しゅうれん)結実(けつじつ)をする . . . 本文を読む
馬に関連した植物さんのなかで、まず身近なのはホース・ラデイッシュではないでしょうか。根を大根おろしのようにすると、ワサビのような辛さと芳香が出てきます。おろしたものを包丁でたたく、少し砂糖を加えると辛味が増します。葉が大根に似ていることから、和名をワサビダイコン、西洋ワサビといい、アブラナ科です。市販の粉ワサビ、または練りワサビの原料として大量に消費されています。若葉はそのままサラダにします。北海 . . . 本文を読む
ローマ時代に塩は、役人や軍人に給与として支払われた。サラリーとは、現物給与を意味するラテン語のサラリウム(塩金)に由来しています。
エスキモーのように肉を常食として、あまり加工しないで食べる場合は、肉の塩分が失われないので特に補給の必要は少ないが、穀物や野菜や煮た肉を常食とする場合は、塩の補給が必要となります。海水からの塩や岩塩またはミネラル分の多い土が利用できない時は、植物さんから工夫しました . . . 本文を読む
渋は、植物さんが身を守るための物質として一般的な物であるし、草木染め、木工加工、薬用等への利用も多く、多くの資料が集まります。
紅(くれない)は移ろふものそ
橡(つるばみ)の馴(な)れにし衣になお若(し)かめやも
大伴家持 万葉集巻⑱ 4109
紅花で染めた美しい色(遊女)はさめやすいものである。
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梅干と言っただけで、すっぱそうな顔をする人には申訳ございません。すっぱい植物さんに付き合ってください。
スイバ(タデ科酢葉):別名スカンポは名前のとおり葉に酸味があり、酸い葉の意味。
スカンポもその酸い葉からの転化といわれている。古名をスシという。酸味のあるシ(ギシギシ)という意味。漢名は蓚 又は酸模。化学で言う蓚酸(しゅうさん)の蓚は、スイバの味から。なお、酢の英語はVinegar(ヴィネガ . . . 本文を読む
ニンニク、ニラ、クサヤなど、どういう生れなのか、ともかくくさい食物に目がありせん。
クサヤを深夜にこっそりと換気扇をまわしながら焼いて、アツアツをムシリながら1杯やるのが幸せのひとときです。朝「何か におうわね」と言う人がいるけれど、「何喰わぬ」顔をしている。
くさいことから名前が付いた植物さんを紹介いたします。
クサギ(クマツヅラ科)葉は、臭気があり「臭い木」の意味。その葉をよくもんでその汁 . . . 本文を読む
以前勤めていた会社の人が、フィジー旅行の土産に、「あなたは変わった物でないと満足できないでしょうから」といって、5ミリぐらいの緑色の小さな実をもらった。さっそく食べてみたら、激辛のトウガラシ。洗面所に飛び込み、1人でうなり続けました。いいお土産でした・・。
辛い植物さんといえば、カラシナ(アブラナ科)、ワサビ(アブラナ科)、コショウ(コショウ科)、トウガラシ(ナス科)が代表で、それぞれの味が違っ . . . 本文を読む