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空をみるひと

そらをみながら あるいていこう なんでもない ひとであろう …日々や旅、街や自然、季節や未来をみつめるBLOGです

立春2010 ~ あけましておめでとう!アゲイン

2010-02-04 | 日月じつげつ:旧暦・二十四節気を旅する
 
 
今日は、今年の、「立春」。

「二十四節気」という太陽の暦でも、新しい年が巡ってきました。

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思えば。
冬至から一月半が経ち。
小寒・大寒も往き。

風はとても冷たいけれど、日差しはたしかに明るくなってきた…そんな、陰陽入り混じる頃。

---

今年はわりと温かな冬だったようで。

こないだは、南向きの庭に、バラの花が咲いていました。

それでも、今週になってから、東京にも2度の雪が降って。

いましばらくは、春の気が立つ中に、冬の名残もみられそうです。

---

皆さま。

あけましておめでとうございます。

新しい春が来ました。

巡る時の中、本年も、お互いさま、よい日日を重ねられますように…。


 立春の朝に 

   kuu





追記:

古来、「立春」を新しい年の初めとした、その感覚が、僕は好き。

(昨日の「節分」は、いわば「大晦日」のようなもの。
「豆まき」だって新年を迎えるための儀式なんだな。

なので。

今日、改めて、このBLOG『空をみるひと』の読者みなさんとも一緒に。

この世界に

やあ!!!
Hello!!!

と言ってみよう、と思います。

1月7日はお節句です (人日の節句、七草粥の日?)

2010-01-07 | 日月じつげつ:旧暦・二十四節気を旅する
 
 
1月7日はお節句です。


…って言っても、知らない人も多いのかも知れません。

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「節句」と言えば。

3月3日の雛祭り(上巳の節句)
5月5日の菖蒲祭り(端午の節句)
7月7日のたなばたさま(七夕の節句)
9月9日の菊のお節句(重陽の節句)

といわゆる、ゾロ目の日。

唯一の例外、1月7日も節句なのです。

一般には「七草粥の日」として知られているけれど。

古来、「人日の節句」として祝われてきました。

---
 
人日(じんじつ)とは、五節句の一つ。
1月7日。
七種粥を食べることから七草の節句ともいう。

風習
古来中国では、正月の1日を鶏の日、2日を狗(犬)の日、3日を猪(豚)の日、4日を羊の日、5日を牛の日、6日を馬の日とし、それぞれの日にはその動物を殺さないようにしていた。
そして、7日目を人の日(人日)とし、犯罪者に対する刑罰は行わないことにしていた。

また、この日には7種類の野菜(七草)を入れた羹(あつもの)を食べる習慣があり、これが日本に伝わって七種粥となった。
日本では平安時代から始められ、江戸時代より一般に定着した。
江戸幕府の公式行事となり、将軍以下全ての武士が七種粥を食べて人日の節句を祝った。

また、この日は新年になって初めて爪を切る日ともされ、七種を浸した水に爪をつけて、柔かくしてから切ると、その年は風邪をひかないと言われている。

wikipediaより http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E6%97%A5 )

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1月7日 人日の節句

七草粥の日として知られる正月のお節句

3月3日、5月5日と、同じ数字が並ぶ5節句の中の唯一の例外は、1月7日の人日(じんじつ)の節句。
1月1日から行なわれる様々な新年行事がひと段落ついたころ、この日は七草粥を食べる日としてよく知られています。
人日とは、文字通り "人の日" の意味。中国は前漢の時代、東方朔が記した占いの書には、正月1日に鶏、2日に狗、3日に羊、4日に猪、5日に牛、6日に馬、7日に人、8日に穀を占ってその日が晴天ならば吉、雨天ならば凶の兆しであるとされていました。
ですから、7日の人の日には邪気を祓うために、七草の入った粥を食べ、一年の無事を祈ったのだともいわれています。

七草粥に入れるのは、いわゆる春の七草。
初春の野から摘んできた野草の生命力を食して、邪気をはらうということでしょうか。
古来、宮中や神社でもこの日七種の野草を摘む行事を "若菜摘み" といい、多くの歌に詠まれたり、能楽のワンシーンとしても登場しています。

でもお正月には、まだ野草は芽吹いていないのでは?と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
かつての旧暦でのお正月は、現在の2月頃。
まだ寒さも厳しいながら、陽射しには春を感じるころです。
長い冬が終わりに近付き、野に出て春いちばんの息吹きを持ち帰る、七草粥の行事は新しい年が始まる喜びの行事だったと想像できるのではないでしょうか。

そして現代の私たちにとっても、1月7日に食べる七草粥は、おせち料理で疲れた胃をやさしくいたわる、理にかなった食べ物だといえるでしょう。

春の七草

芹(せり)・・・芹
薺(なずな)・・・ペンペングサ
御形(ごぎょう)・・・ハハコグサ
はこべら・・・ハコベ
仏座(ほとけのざ)・・・タビラコ
菘(すずな)・・・蕪
須々代(すずしろ)・・・大根

京甲冑 平安武久 WEBサイトより http://www.bukyu.com/seck/s1.html

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さて。

こうした節句や日本の季節の行事は新暦よりも旧暦で、または二十四節気七十二候に準じて執り行う方がずっと味わい深い、というのは僕の持論であり、また21世紀の古くて新しい常識common senseだと思う。

因みに。
今度の旧暦一月七日は、新暦では2月も後半の、2月20日だそうだ。

その頃には、七草はもちろん、春を告げる草木や花が顔を出して、すっかりしっかり“迎春”って感じだろうなあ。

それまで、僕は、旧暦師走を、大寒を、存分に味わおう、っと。


寒の入り 小寒2009-2010

2010-01-05 | 日月じつげつ:旧暦・二十四節気を旅する


薄暗いうちに起きる。

毛布がはだけていて背中が寒い。

あいつはどこへ行った?

床は思ったほど冷たくない。

靴下を履いて。

薬缶を火に掛けてから。

顔を洗って、着替える。

上着も着てしまおう

番茶にマイ梅干と醤油と生姜を入れて、グッと呑む。

ジッパーを襟元まで閉めて。

自転車の鍵を外して、手袋をする。

駅までの道、耳が冷たい。

空高く、月もさぞかし寒かろう

---

さあ。

「寒の入り」。

どうしていたってやって来る「春立つ日」を、新しい年を、胸を張って迎えられるよう。

身口意の業を清めて。

小寒、大寒、節分を。

年年、日日、いま・ここ、を。





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秋分 2009 ~ ウィンド・シャツを着てみる…

2009-10-05 | 日月じつげつ:旧暦・二十四節気を旅する
 
 
帰り道

秋風がちょっと冷たい


歩きながら

夏中バックパックの中にあった

お気に入りのウィンド・シャツを出して

羽織ってみる


駅まで歩く間に

腕辺りがちょっと汗ばむ


電車を待つ間に

また丸めて仕舞う


2009年の秋分の末


そんな時季だ




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土用2009 ~ 土用干し…

2009-08-04 | 日月じつげつ:旧暦・二十四節気を旅する
 
 
節気の便りが届いた

紀州から

梅の「土用干し」が今日始まった、とか


ああ!


梅雨明け十日の、土用の晴れ続きの日々は、僕の住む街には、いつ来るの?


関東甲信越地方の梅雨明け宣言は、どうも勇み足だった様子


マイ梅干作り2009も、燦燦と降り注ぐ太陽を待っている


そうこうするうちに、「土用」も終わり、「大暑」も過ぎ、「立秋」が来ちゃいそう


それでも


自然はいつも自然


僕らは、ただ、待つよりないんだな…





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水無月は水の無い月?さにあらず水の月なり!の声が聞こえる?

2009-07-23 | 日月じつげつ:旧暦・二十四節気を旅する
  
***

水無月は水の無い月?さにあらず水の月なり!の声が聞こえる?

***


降って降って

大変な所もある様子


照って照って

の季節も来るのでしょうか?


月はまた満ちはじめ

蔓が伸び

夏野菜が育っています


BLOGのサブタイトルも替えておきました



みなさまにも

よい日日を…



 kuu






閏皐月に…

2009-06-24 | 日月じつげつ:旧暦・二十四節気を旅する
 
 
皐月の月が満ちて

皐月の月が満ちはじめた


そう


旧暦には「閏月」があって

今年の今月は閏皐月


梅雨の雨はまだまだ降って

五月晴れの空は夏そのもの


気温も高くなって

ジメジメはムシムシに


きゅうりの花

なすの花

が咲いていた

実もなっている


今年の夏は早いな


いや


巡る時の

いま・ここ




生きて

生きて

生きていよう




(Special thanks to Seena Ringo 椎名林檎)





追記:

BLOGのサブ・タイトル、替えておきました

「マダマダフッテマタフッテハレテフッテノウルウサツキヤ」

小満己丑2009 梅雨のはしり 五月雨に想う

2009-06-03 | 日月じつげつ:旧暦・二十四節気を旅する
 
 
降る

このところ

降る、降る


降っては晴れて

また降って

を繰り返す時季が

一年のうち、何回かある


そんな時が、僕は好きだ


小満の頃、旧暦皐月の雨を受けて

あじさいが色付いている





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立春2009 ~ あけましておめでとう!アゲイン&アゲイン

2009-02-04 | 日月じつげつ:旧暦・二十四節気を旅する


今日は、今年の、「立春」。

「二十四節気」という太陽の暦でも、新しい年が巡ってきました。

---

思えば。
冬至から一月半が経ち。
小寒大寒も往き。

風は冷たくて、日差しは明るい…そんな、陰陽入り混じる頃。

---

いつもの道で、梅が咲きました。
畑には、ウグイスが来ていました。
ベランダに出ると、路地裏の猫の恋はもう始まっているみたい。

---

無常の時は巡った。
そして。
無常の時は巡る。
さあ…。

---

皆さま。

あけましておめでとうございます。

新しい春が来ました。

巡る時の中、本年も、お互いさま、よい日日を重ねられますように…。


 立春の朝に 

   kuu






追記:

古来、「立春」を新しい年の初めとした、その感覚が、僕は好き。
(昨日の「節分」は、いわば「大晦日」のようなもの。「豆まき」だって新年を迎えるための儀式。)

なので。

今日、改めて、このBLOG『空をみるひと』の読者みなさんとも一緒に。

この世界にHello!!!

と言ってみよう、と思います。





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大寒2009 ~ 雨と山茶花

2009-01-30 | 日月じつげつ:旧暦・二十四節気を旅する
  
  
ここしばらく

ようやく冷え込んだ

はずだった

 
今日

東京では雨

けれど

冷たくはない


いつもの道に

山茶花が一輪

濡れて咲いていた


キレイだった

なぜだろう

ドキッとした


冬の名残

春の兆し


大寒末候

鶏始乳 にわとりはじめてとやにつく頃





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あけましておめでとうアゲイン=賀春 睦月2009

2009-01-26 | 日月じつげつ:旧暦・二十四節気を旅する

 
皆さん、あけましておめでとうございます。

---

今日、新暦1/26は、
旧暦では、睦月ついたち。
すなわち、新年明けて、元日です。

例えば、僕らが江戸時代に生きていたら、
僕らは、今日、こうして、新年の挨拶を交し合っていたんですね。

---

冬至・小寒・大寒を越えていくこの時季は。

厳しい寒さの中にも、春の兆しが見え隠れ。
日は少しずつ長くなり、陽光も温かみを増してゆきます。

カラダで識るなら。

「賀春」というには、新暦より、旧暦で執り行う方が、よりふさわしいことも自ずと“体得”出来ようというもの。

---

そして、もう一つの旧暦:二十四節気でも、「節分」・「立春」が間近。

---

皆さんも。
それぞれの場所で、
冬を過ごし、
春を待っていることと思います。

日々に、素晴らしい日々を。

新しい春が、
新しい年が、
皆さんにとって、僕にとって、この星にとって、
素晴らしい時でありますように…。

謹んで、ご挨拶申し上げます。


 kuu




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月がまた満ち始めます。

BLOGのサブタイトル、変わりました。

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新しい年をむかえる 冬を越え まためぐり来る春をみる頃 … 日々や旅、街や自然、季節や未来をみつめるBLOGです

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画像: 旧暦元旦。空は明るくなってきた。桜の枝先はプツリと固く膨らんでいる。



新暦1月9日=旧暦十二月十四日の雪

2009-01-09 | 日月じつげつ:旧暦・二十四節気を旅する
 
 
今朝方には東京都心でも雪だったそうだけれど。

残念ながら、積もるまでのことはなかった。

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ところで。

今日、新暦1月9日は。
旧暦では、12月14日(師走十四日)。

赤穂浪士による吉良邸討入(いわゆる「元禄赤穂事件」)の日だ。

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今から306年ほど前の旧暦の今日・今晩。

お江戸の町は、真っ白の雪化粧だったんだなあ。




追記:

僕は、子どもの頃、台風や大雪が来るのが好きだった。
学校が休みになったり、集団下校になったりしたら、それはもう、最高だった。

大人になった今でも。
台風や大雪や雷や地震、停電や断水や交通網の麻痺といったのに、なぜかこう、ワクワクするんだ。



追記2:

「討入の夜、雪だった」というのは、実は『仮名手本忠臣蔵』での脚色らしく、快晴だったとも。

であれば、ほぼ満月の月明かりが義士たちの目に明るかったろうなあ。





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1 初雪前夜は眠れなそう…
2 幻の初雪 ~ 五官で識る冬の朝の景色
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「寒の入り」 ~ 小寒2008-2009

2009-01-05 | 日月じつげつ:旧暦・二十四節気を旅する

  
正月「3が日」は過ぎて、まだ「松の内」の今日

1月5日は、今年の「寒の入り」

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この「寒の入り」という言葉が、僕は、なんだか好きだ

ピリッと身の引き締まるような気がするから

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実際はまだそれほど寒くないのが残念だけれど

冬を越えて、またの春を迎える日まで

我が身を清めていこう

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気持ちを奮い立たせたら

すぐにカラダを動かすこと

義を見てせざるは勇なきなり

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まずは作務

年末に勉強会でゲットしたEM薄め液を床にまいて、勇ましく雑巾がけする





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「小寒」
2005 小寒 ~お山の上から寒中見舞
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2007 鏡開き/小寒/霜月下弦 2007
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