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空をみるひと

そらをみながら あるいていこう なんでもない ひとであろう …日々や旅、街や自然、季節や未来をみつめるBLOGです

【美しいヒト】 三宅一生 ~ 「個人的、そして倫理的な責任」

2009-07-16 | 美しいヒト
 
 
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三宅一生さん、NYタイムズで被爆体験明かす


世界的デザイナー三宅一生さん(71)は14日の米紙ニューヨーク・タイムズに寄稿し、7歳の時に広島で被爆した体験を明かした上で、「核兵器なき世界」を訴えたオバマ米大統領に広島訪問を呼びかけた。

 三宅さんはこの中で、原爆投下時の「真っ赤な閃光(せんこう)に続いて黒い雲があがり、人々が逃げまどう」風景が今も目に浮かぶと記した。「ほかのだれも体験すべきではないこと」だとして、その悲惨さを強調した。放射線を浴びた母は後に亡くなったという。

 これまで、被爆体験については、ほとんど語ってこなかったが、その理由について、「“原爆を生き延びたデザイナー”といったレッテルを張られたくなかった」と説明。原爆について尋ねられることも不快だったと述べ、忘れようと試みたこともあったと明かした。「破壊されてしまうものではなく、創造的で、美しさや喜びをもたらすもの」を考え続けた末、衣服デザインを志向するようになったと記した。

 だが、オバマ大統領の言葉が、「私の中に深く埋もれていた何かを呼び覚ました。今まで、話すことをためらっていたことだ」といい、核爆弾を生き延びた1人として発言するよう「個人的、そして倫理的な責任」を感じるようになった。8月6日に広島で開かれる平和式典への大統領の出席を望み、核廃絶に向けた「現実的で象徴的な一歩になる」と主張。日本が北朝鮮の核の脅威にさらされ、ほかの国でも核技術の移転が進むと報じられる中、「少しでも平和への希望を生むためには、世界中の人たちがオバマ大統領と声を合わせなければならない」と訴えた。

 オバマ大統領は今年4月、訪問先のプラハで、核廃絶を希求する演説を行った。


7月15日 読売新聞


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「個人的、そして倫理的な責任」という彼の言葉がリアルで心を打った。


「個人的、そして倫理的な責任」を僕も果たそう。








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【美しいヒト】 五月晴れのタンポポ

2009-06-08 | 美しいヒト
 
 
日曜日は良く晴れた


翌月曜の朝

いつもの道に


たんぽぽ


厚い雲の向こうから差す光は弱いけれど

その黄色は鮮やかだ


季節外れの、とひとは言うかもしれないけれど

僕は、今日、君に会えて嬉しいよ


君は、今しか知らない

君には、ここしかない






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【美しいヒト】 五月晴れの日曜に、姪っこは…

2009-06-07 | 美しいヒト
 
 
今日は良く晴れて

昼には暑いくらいに


小2の姪っこが

「ああ、プール行きたい」

「ねえ、プール行きたいよ」

と僕にせがむ


その

むちっとしたカラダと

ちいさな胸と

丸いおでこ



正しい

自然に満ちみちている


五月晴れの日曜のこと



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【アーカイヴ】 白洲次郎 (「美しいヒト」)

2009-03-01 | 美しいヒト
 
 
白洲次郎の人生がTVドラマ化されて放映中、だとか。

最近益々人気の様子。


偶像化されていくような感じが、ちょっと心配でもある。

なにより次郎センパイがそれでは喜ばないだろうから。


僕らは、白洲次郎を仰ぎ見るのではなく、白洲次郎を越えて行かなければいけないよね。


このBLOG『空をみるひと』では、何度か彼の言葉を取り上げて書いているので、

ここらで、ちょっとまとめてみることに…。

 
 
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美しいヒト 村上春樹の言葉 ~ 「壁」と「卵」(エルサレム賞受賞スピーチ)

2009-02-18 | 美しいヒト
 
 
村上春樹氏がイスラエルで「エルサレム賞」を受賞。
受賞を拒否するべきだ、という声をよそに現地に赴き、受賞スピーチで、彼の言葉を語った。


スピーチは英語で。
以下は、その“ハルキ風”翻訳。(Kittens flewby meより)
 
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村上春樹さんのイスラエル講演をハルキ風に和訳してみた

壁と卵 - 池田信夫 blogで英語のスピーチの抄録が紹介されていたので、ちょっとハルキ風に和訳してみた。


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僕は小説家として - あるいは嘘の紡ぎ屋として、エルサレムにやって来た。政治家や外交官も嘘をつくけれど(すみません大統領)、小説家のそれは違う。

小説家の嘘は告訴されないし、またその嘘は大きければ大きいほど、賞賛も大きくなる。彼らの嘘と小説家のそれとの違いは、それが真実を明らかにするところ - 全体の中から掴み取るのが難しい真実をフィクションの世界で紡ぎ出すところ、にある。だが、小説家はまず、自分たちの嘘を明らかにするところから始めなければならない。

今日は真実を話そう。そんな日は1年のうちほとんどないことだけれど。
この賞を受けるのかどうか、僕はガザでの戦闘のことで忠告を受けた。それで自分にこう問うた:イスラエルを訪れるのは適切なことか?それは一方の立場を支持することにはならないか?

僕はいくらか考え、来ることに決心した。僕も多くの小説家と同じように、人に言われたこととは反対に行動しやすい。自分の目で見て、手に触れたものしか信じないような小説家にとって、沈黙するよりは来てみること、来て話すことのほうが自然なことなのだ。そして僕は、立ちはだかる壁とそれにぶつかって割れる卵となら、その壁がどれほど正当でまた卵がどんなに誤っていようとも、卵の側に立つ。

僕たちはみな、割れやすい殻の中にかけがえのない魂を持ち、それぞれに高い壁に立ち向かっている卵なのだ。その壁とは、人としてそぐわないはずのことに人々を強制させる「システム」のことである。
僕が小説を書いている唯一の理由は、人が持つ最も尊い神性を描き出すことにある。僕たちを巻き込む「システム」に対して、その神性のかけがえのなさで満たすことだ。- そのために僕は人生を書き、愛を書き、人々に笑いと涙を差し出す。

誰もが立ちはだかる壁に対し望みを持てない:それは高すぎて、暗すぎて、冷たすぎる、僕たちはそんな割れやすい卵なのだ。だから暖かみや強さを得るために、心を繋ぎあわせなければならない。僕たちは自分たちの「システム」にコントロールされてはならない。それを作り出したのは僕達自身に他ならないのだから。

僕の本を読んでくれたイスラエルのみなさんに感謝しています。この場が何かの意義をもつことができればと思う。僕がここにいる理由とともに。


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書いててジーンときた。


***



さて


さあ?

僕は?


さあ?


さあ!




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縄文時代からやってきた美しいヒト

2008-12-05 | 美しいヒト


ジョーモニアン・ビューティー!!!
 
…あんまりカワイイので、おもわずこのBLOGにもクリップ。

ブログ『空をみるひと』は縄文文化を応援しています。






追記:


画像…京奈和自動車道建設予定地で見つかった縄文時代の土偶=2008年11月28日、林由紀子撮影

記事は下記の通り:

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縄文土偶 奈良・橿原の集落跡で出土 目と口を丸で表す

 奈良県橿原市観音寺町で縄文時代晩期(約3000年前)の大規模集落跡が見つかり、目と口を丸で表したユニークな土偶(全長14センチ、幅約6センチ)が出土した。県立橿原考古学研究所が3日、発表した。

 京奈和自動車道建設に伴い調査。土偶は左手が失われている以外はほぼ完全な姿で、大声で何かを叫んでいるようにも。土偶の近くからは、先端に彫刻を施した珍しい石棒(長さ26センチ、幅5センチ)も出土。女性をかたどった土偶と男性の象徴を表した石棒は、共に子孫繁栄を願う祭祀(さいし)に使われたとみられる。調査地では、遺体を納める土器棺墓(かんぼ)16基も見つかり、一帯は集落の墓だったらしい。

【林由紀子 12月3日19時53分配信 毎日新聞】

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追記2:

僕は、「縄文時代」に、なんかこう、すごく惹かれる。

ふと、尖石遺跡を訪ねたくなった


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北八ヶ岳メモから 5 峠へと駆け上がる道は

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クマのクヌート、2歳に ~ 美しいクマ・美しいヒト

2008-12-04 | 美しいヒト
  
 
小雪の頃、クマさんのニュースが届いた


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ベルリン動物園のシロクマ「クヌート」が2歳に

ベルリン動物園の人気者、シロクマの「クヌート」が5日、2歳の誕生日を迎える。3日には雪のかぶる囲いの中で過ごす姿が撮影された。
 クヌートは母親トスカが育児放棄したため同動物園で飼育係に育てられた。

(12月4日9時58分配信 ロイター)

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ところで、クヌート、冬眠しないのかな?

あ、クヌートはシロクマだから、冬眠しないのか。


ヒトに人気の動物園のクヌートだけど

ヒトなどいない氷の上で暮らすシロクマの方がが幸せだと思うな


ヒトよ

クヌートとその親戚たちが暮らせる北極の氷をなくすな

クマの暮らせる森を、クマに返そう

 


追記:

僕は、クマさんに、なぜなのか、すごく惹かれる。

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【アーカイヴ】 クマよ。

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新月に祈りを(霜月2007) ~クマをおもう、ヒトをおもう