(1)きのう、いつものコースを辿って、高月・秋川べりまで行きました。
(2) 多摩川べりを遡上すると、堤防脇にトリの巣が見えました。
こんな高さだと、マムシか何かに狙われてしまうのではないかと心配になりました。もっとも、堤防近くは人通りがあるので、むしろ天敵の襲来を防げるということかもしれません。おまけに、堤防のすぐ脇とはいえ、夏場は人もまた入るのに勇気が必要な藪になります。

(3)それから、トリさんに出会いました。
私が行くと、2羽の鳥がパッと木に飛び上がりました。
それで、「仲好しのところを申し訳ない」とトリ語で詫びると、耳を傾けてくれました。

もう1羽も、ちょっと高いところから挨拶してくれました。

(4)拝島橋を渡ると、多摩川が穏やかでした。
しばらく見ていると、次々に大型ダンプが通り過ぎ、そのたびに橋がグイグイという薄気味悪い揺れを感じさせました。「こうやって劣化していくのだな」と思いましたが、しばらくすると多摩川の侵食された小岩の上にカワセミのペアが戻ってきました。
こういう時が「性能のよいカメラが欲しいなあ」と思う時です。
私のは、公文書館で文書撮影ができれば御の字のカメラです。それでもここまで撮れますから贅沢は言えませんが、ここだけでも何十枚も撮りました。でも、彼らの動きが素早くて、大半はボツ・・・。

(5)ようやく、高月の圓通寺に着きました。
実は、このお寺さんには大伯父(祖父の兄)の子の賢三のお墓があります。長男なのに賢三という事情などもまったく分かっていません。私の父の従兄弟にあたりますから、父も知っていたはずですが、そういうことを聴く機会さえありませんでした。遺族の所在も不明です。要するに、すでに無縁仏になっていたわけです。それを、私が停年になって、コロナ蔓延の頃、家系を調べしていて見つけたわけです。
ということで墓参をして、境内の枝垂れ桜のようすを調べました。すると、今まだ蕾ですが、来週には開花のピークを迎えるだろうことがわかりました。また来週には行くつもりです。

枯れ木に花を咲かせましょう!
(6)圓通寺を出て、高月の集落を抜けて秋川べりに出ました。
ここでもカワセミに出会えるかと期待しましたが、きょうは出会えませんでした。ふと見ると、道脇で草取りをしている人がいました。食用になる野草を摘んでいるようすもないので、聞くと、毎日散歩に来ていて、ここが好きだから、草に覆われないように少しずつ草取りをしているといいます。
何か事情があるのでしょう。しかし、それは聞かずに、前に見たカワセミの話をして、来週には花が咲くでしょうからまた来ますといって別れました。
話すと明るく受け答えをする良い人でした。
(7)帰途、拝島の睦橋を渡って多摩川を下ると、上りの時には気が付かなかった桜が開花しているのに気が付きました。
きっと、きょうはもっと開花したでしょう。

(8)ちょっとその前に、貴婦人に会いました。
今日は舞ってはくれませんでしたが、迫り来られてしばし絶句。春ですなァ!

【コレクション 197 ギリシァ悲劇全集】
ギリシァ悲劇については各種の翻訳が出ていますから、本としては珍しくはありませんが、パンフの「刊行にあたって」によると、この岩波版は「平易な現代語訳」・「脚注と充実した解説」を付して、「失われた数多の作品の断片集も加えて」刊行する「全集」だということです。
パンフの大きさは、B5判8㌻です。B5判4枚分の横長の用紙を最初に左右から4分の1を折り込み、それを二つ折りしてできています。広げると2・7㌻、さらに広げると3~6㌻となります。
下には、1㌻、2・7㌻の推薦文を載せておきます。
なお、2・7㌻は 上段:「刊行にあたって」
下段:下に掲載した「推薦文」
なお、3者とも読む前に推薦文を書いたようです。
全体の体裁は、
1㌻ 下に掲載
3~5㌻ 各巻の内容紹介
5~6㌻ 本文の組方見本
7㌻ 下に掲載
8㌻ 特色 装丁見本
刊行案内 A5判 360㌻ 定価3700円 1990年5月刊行開始 岩波書店
1㌻

7㌻ 2㌻

以上です。
今日はここで。

雪の日の夕暮れの中神駅
左:下り電車 右:上り電車 遠方:大岳山
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