goo blog サービス終了のお知らせ 

神足勝記を追って

「御料地の地籍を確定した神足勝記」を起点として「戦前の天皇・皇室・宮内省の財政について」のあれこれをとりあげる

No.510 自転車泥棒 

2025-07-04 01:03:07 | 閑話
(1)夕方、近くをあちこちと散歩しますが、かれこれ1週間くらい前から、近くの公園の入り口の木に、スポーツタイプの自転車がよっかかる用に放置されているのに気が付きました。
 何日も放置されている自転車というのは、たいがい「盗難車」です。それが、この近くには時々あるのです。

    
    どう見ても盗難された自転車

(2)見ると、すでにチェーンに錆が出始めていて、盗難にあった「所有者の悔しさ」、放置されて「自転車の無念さ」が伝わってきましたから、駐在所から本署へ電話で届けました。
 「おせっかい」といえば「おせっかい」ですが、警察も、放置されているだけでは、「置いといただけなのに持って行かれた」といわれかねないので、勝手に撤去できないのだそうです。通報なり苦情なりがあって、それに対処したという形ならOKのようです。
 ともかく、これまでに5回ほど「自転車の救助」をしたことがあります。

(3)自転車だけではありません。バイクもありました。
 この時は、バイクの座席にカギが掛かっていなかったため、空けると、中から保険証などの所有者がわかるものが出てきました。見ると、とんでもない北に住む人だったので、電話で連絡してあげると、やはり盗難にあったとのことで、この時は、菓子折りを持って挨拶にきました。

(4)上に「5回ほど」と書きましたが、実は放置自転車らしいのはもっとあります。
 というのは、何日か同じ場所に自転車がおいてあるのに気が付くことがあって、明日行ってまだあったら通報してあげようと注意しているとなくなっている、ということもあるからです。
 そういう時は、誰かが通報してくれたのだな、思ってますが、自転車が貴重品だった時代を知っているものとしては、身につまされます。
 
(5)なぜ人の自転車に乗ってきてしまうのでしょうか?
 もう、明らかに貴重品だからではないですね。いまは、高級車や電動式自転車などでない限り、修理するくらいなら新車を買った方が安いくらいのものもあります。
 そうすると、想像するに、酒を飲んで終電帰りとなった、しかも、少しでも長く楽しみたかったから、遅くまであるいつもとは別路線で帰った、降りた駅から自宅までは歩けない距離ではないがちょっと遠い、面倒だな・・・とあたりを見ると、都合よく鍵のかかってない自転車がある・・・、ということでどうでしょうか?

(6)イタリア映画に『自転車泥棒』というのがありました。もしまだご覧になったことがないという方はぜひ一度ご覧ください。
 現在でいえば、職人さんが車なしでは仕事にならない、ということに当たるでしょうか。実に身につまされる作品です。

   
   ムラサキシキブ

【コレクション 257 藤岡市史】
 これは、いまから30~40年前に刊行された、私の出身地・群馬県藤岡市の『藤岡市史』のパンフです。
 このブログを見てくださる皆さんの中に藤岡市史に興味を持つ方がどのくらいいるかわかりませんが、2㌻目にヤリタナゴの写真が出ていたこと、それから、2~3ページにの上部に「菊川英山筆」の「浅間神社祭礼」の絵が乗っていたところがきょう私が注目したことです。
 菊川英山は、私の曽曽祖父〔ひいひいじいさん〕の曲亭玉世(本名:新井右一郎、のちに兵右衛門)が親しくした狩野派の画家です。
 また、浅間神社は藤岡市の西の端にある神社です。
 近世の藤岡市は繭・絹の買い付けで北関東の周辺の中心地となっていました。菊川英山は、藤岡に娘が嫁いでいたために江戸からやってきて、晩年をこの地で過ごし、市内の成道寺に葬られました。墓地の入り口付近に案内標が立てられています。ちなみに、入り口右には、関東大震災の時の朝鮮人虐殺の慰霊碑が建立されています。
 町はにぎわったということですが、その一端をこの絵から知ることができます。久しぶりに感動しました。

 パンフの大きさはB4の用紙を二つ折り下4ページの仕立てです。
 
      1㌻



   2㌻              3㌻


      4㌻


 今日はここで。

   
    カノコガ

 今度の選挙は、気を付けないと、危ない選挙ですね。
 排外主義・極右・・・。
 中には、「天皇に側室を」なんて言ってた人もいるんですね。
 ・・・!
 まだ若いのに、「側室」の意味、わかってたんですかねぇ?
 もし、愛子天皇が誕生したら、その場合はどうするのかな?
 ・・・?

 やはり、政治はモード〔おしゃれ〕とかフィーリングではなく、理詰めで行きましょう。『朝日新聞』3日付11面の高村薫「穴は至る所に」は、まさにそのことを言っている警告の寄稿です。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« No.509 ちょっとホイ | トップ | No.511 菊川英山と新井玉世 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

閑話」カテゴリの最新記事