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人魚の眠る家

2018-08-17 | 読書
東野圭吾「人魚の眠る家」幻冬舎文庫


きっと、そのときになってみないと
私自身、どう思いどう考えどう決断するかはわからない。

播磨夫妻のようなこと、
願うけれどかなえられない。
誰でもができることじゃないけど。
江藤夫妻のように、私思っていたけれど、
今だから思えるのか、
心が揺れました。

そして、ある一面だけで
この人はこんな人と、決めつけてはいけない。

薫子さんと同じように
新章先生のこと、みていたけれど、
実は違うのだと気付いたとき、
薫子さんのように自分で行動したわけではないけれど、
自分の一方的な見方を、なんだか申し訳なく思いました。


播磨夫妻は、それぞれの形で
気持ちの区切り、と簡単には言えないけれど、
それをつけられた。

揺れる心、変化する気持ちは
その時、その人じゃないと
わからないことなんだ。

誰かに言われたり、諭されたり、
それでは決まらないんだ。ふ


ずっと、瑞穂ちゃんのことがかわいそうだけど、
生人君のことも心配でした。
若葉ちゃんにも涙しました。


あのあと、夫妻がどうなったかはわからない。
それでも、みんな強く優しく穏やかにと願います。


私が、播磨夫妻のような治療ができるとして、
それでも、それをするか、できるかわからない。

江藤夫妻のように、その立場で同じことが言えるかわからない。

でも、それが人間だとも思うのです。


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2 コメント

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Unknown (神崎和幸)
2018-08-18 18:20:07
こんばんは。

自分も「人魚の眠る家」読みましたよ。
テーマは大きくて重いと思います。
それに知らないことがたくさんあり勉強になりました。
そのうえ何をもって人の死を判断するのか。それを考えさせられましたよ。
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Unknown (snowdrop)
2018-08-18 19:07:05
神崎和幸さん、コメントありがとうございます。


私も知らなかったことがありました。
重く深いこと、
悩み考え、納得できることが一番なのでしょうが、
そういえるのも、今の自分のたち位置だからかもしれません。

うまく言えないのですが、
やはりその時にその人にならなければ
わからないのではとも思いました。
でも、心の片隅に刻んでおこうと思います。
返信する

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