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花より団子?!

私が発見した、ちょっとした「幸せ」をおすそ分け

「やさいさん」「くだものさん」 by ツペラ ツペラ(tupera tupera)

2015年01月12日 | 脳をくすぐる読み物
 
大人の脳をくすぐると言いますか、2歳児の我が子が楽しそうに読んでいる絵本ということでご紹介します。
 
絵本って本当にたくさんありますね。
過去出会ったことがある絵本、図書館に出かけて手に取るか(なかなか実施できておりません)本屋さんで手に取った絵本。
そのような絵本が最終的に我が家にたどり着いているように思います。
 
先日小児科受診後、薬局で待ち時間が発生するため旦那と我が子を先に返し、一人待ち時間を本屋さんで過ごす機会がありました。
楽しいひと時でした!!!
そこで出会ったのがツペラ ツペラさんの作品「やさいさん」と「くだものさん」。
 
文字が多い絵本にはまだ興味を示しきれない我が子。
こちらの折りたたみのしかけ絵本には反応がとてもよいです。
自分が知っている野菜や果物が出てくることもあり、ページを広げながら野菜や果物の名前を声を大にして教えてくれます。

もっと心地いい暮らし BY 鈴木尚子氏

2012年11月26日 | 脳をくすぐる読み物
 
知り合いが紹介していた書籍「もっと心地いい暮らし」を、先日AMAZONでポチッてみました。
 
私自身整理整頓を得意としないですし、その上(自分の)物を捨てることがとても苦手でして。
なるべく、家に物を持ち込まないように気をつけてはいるのですが...会社の机の上をご存知の方がこの記事を見たら”ダウト”と言われること間違いなしです。
 
やはり、「棚卸し」は避けて通れない道のようです。
面白いなと思ったのが、棚卸しの観点が、何を捨てるのかではなく、何を選ぶのかという点でした。
 
後半は、鈴木さんご自身のお家の収納を写真入りで紹介されており、これらがとても参考になりました。
とくに、収納した先に何が入っているのか、何が足りなくなりそうなのかを「見える化」するために、なるべく物を立てて収納するという点がツボにはまりました。
早速気になっていた”衣類”のところを4箇所ほど”実践”してみました。
 
さて、どのぐらい、”かなり満足”な状態を維持できるでしょうか。
うち2箇所は旦那が利用するところなので、しばらくしたら使い勝手を聞いてみようと思います!

ローマから日本が見える BY 塩野七生

2008年10月09日 | 脳をくすぐる読み物
 
最近、通勤の経路が少しだけ長くなったこともあり、読書が進むようになりました。と言いましても、時間にすると2~3分ぐらいしか変わらないので、スポット的に新聞の購読ができていないほうが大きいかもしれません。ふと新大阪の駅にある書店で手にとったのが「ローマから日本が見える」です。会社の大先輩で塩野七生さんの作品が大好きな方がおり、もう3年ぐらい前になりますでしょうか、たまたま2冊同じ文庫本を買ってしまったのであげるよと言われ、それが私の塩野七生さん作品のデビューだったのです。そのような経緯もあり、ついつい選んでしまったのかもしれません。

いろんな経緯もあり、ふたを開けて見ますと、歴史たるもの、毎回同じ時代から学び始めることもあり、本当に限られた時代しか知らないのです。塩野さんも書かれているように『歴史とは人間である』ので、ピープルウォッチングが好きな私としては、本来だったらはまるべき分野だと思うのですが、趣味もついつい他が先行してしまったようです。

が、これから通勤時間が長くなることもあり、いよいよローマ史デビューしてしまいそうです。1992年以来、1年に1冊ずつ書き上げて計15巻になる『ローマ人の物語』、単行本は重いので遠慮するのですが、文庫本版の1冊目をゲットしてしまったのです。実に「ローマから日本が見える」はこの15巻にはまる上での適当な導入書だと思うのです。同じ経緯をたどってはまった方もいるのではないでしょうか?!

私の中での「読書の秋」、いよいよ幕開けのようです!

PRINCESS MASAKO BY BEN HILLS

2008年06月09日 | 脳をくすぐる読み物
先日、初めて「新丸の内ビルディング」デビューをしました。だいぶ混んでいると聞いていたのでなんとなく避けていたのですが、出かけてみてびっくりです。大丸が新規オープンしたからでしょうか、さほど人がいるわけでもありませんでした。レストランが5階~7階の間にあるのですが、「街のゲストハウスとしての空間」である7階を歩いて後にすることにしました。7階のテラスから皇居を撮った写真を掲載します。

同じに日に、バンコクの空港でゲットした「PRINCESS MASAKO Prisoner of the Chrysanthemum Throne」を読み終わりました。時間をつぶすために1冊書籍を買おうと思って本屋さんに入ったところ、宮内庁?!の反対にあって国内で翻訳版発行が取りやめになった聞き、にわかに興味を持って手にした本です。この書籍はオーストラリアを代表するジャーナリストで元東京特派員、ベン・ヒルズが書いたものです。雅子妃や皇太子の友人、恩師、元同僚をはじめ、日本、アメリカ、イギリス、オーストラリア各国の関係者が幅広くインタビューされています。

この本を読み進めるうちに、何が事実で何がそうでないのか、正直よくわからなくなりました。日本ではウワサとしてなんとなく聞こえてくるのだが確かめようもない、体外受精治療のこと、メンタルヘルスのことが、当たり前のように書かれていました。また、書籍を読み進めていくと、宮内庁が皇室一家を一番苦しめているような気がしてきてしまうのです。もしこれが事実だとしたならば、次のプリンセス選びの時は相当苦労するのではないでしょうか。

成婚当初、2600年の伝統を持つ皇室に雅子妃が新風を吹き込むのではと私自身も勝手に期待していた者の一人だったのですが、13年たった今、適応障害と戦う女性として昨今報道されているのが残念でならないです・・・。

PS 確認をしますと単行本で「プリンセス・マサコ―完訳 菊の玉座の囚われ人」が第三書館から出ていました。

シェエラザード BY 浅田次郎

2006年02月25日 | 脳をくすぐる読み物
久しぶりに私の睡眠時間を惜しんでむさぼるように読んだ小説がありました。浅田次郎の「シェエラザード」です。何気なしに友達からもらった小説なのですが、はまってしまいました!

『昭和20年、嵐の台湾沖で、2300人の命と膨大な量の金塊を積んだまま沈んだ弥勒丸(みろくまる)。その引き揚げ話を持ち込まれた者たちが、次々と不審な死を遂げていく――。』この作品のモデルとなったのが、昭和20年4月1日夜半に米国潜水艦の攻撃にあい沈没した「阿波丸」の事件だそうです。国際法で安全が保障されていたはずなのに、台湾海峡にて民間人を多く含む2044人の命が奪われたのです。

印象的でした言葉は「良心」と「よォーそろォー」です。「良心」という言葉を使って、浅田次郎は、かつて人々が持ちそしてなくしていったものを表現しているように思います。

さゆり BY ARTHUR GOLDEN

2005年12月07日 | 脳をくすぐる読み物
ロンドンに留学していた際、何人もの友達に「MEMOIRS OF A GEISHA」を読んだことがあるか?と聞かれ、いつかは読んでみようと思っていたのですがなかなか実現せず・・・。彼らが本を読んで感じたことを、疑問に思ったことを聞き、楽しくお話したのを覚えています。初版は1997年に出たそうですが、私が文庫本「さゆり」を手にとって読んだのは、映画化を機に書店に文庫本が置かれるようになった最近のことです。

2003年の3月に留学先の学生を引きつれて京都を訪ねた際、舞妓の「鈴子さん」と出会う機会があり、それがきっかけとなり帰国してから「都をどり」を観にいきました。そういう意味で、この文庫本を手にしたことは自然な流れだったのかもしれません。

まず、読み始めたら最後でした。寝る間も惜しんで読み続けてしまいました。最初に読みはじめて考えたことは、ここまで舞妓・芸子さんの生活を書き綴っても良いものだろうか?!ということでした。外からですと、「祇園」の中は分るようで分らない。まるで中の様子を語ってはいけないという不文律があるかのように。どうなのだろうか?!

あまり多くを書いてしまうと、これから読む方の楽しみを奪ってしまうことになりますので・・・。海外にて良く読まれている本であることを考えますと、まだ読まれていない場合は、是非手にとってみて下さい!

終戦のローレライ BY 福井晴敏

2005年10月04日 | 脳をくすぐる読み物
以前紹介しましたとおり、「亡国のイージス」にはまったため、同じ作者の作品である「終戦のローレライ」を読んでみることにしました。こちらは4巻から構成されているのですが、正直、2巻目の1/3までは「読み続けたいという衝動に駆られる」ことは全くありませんでした。そろそろ読むのをあきらめようかと思っていた矢先に、知り合いがあと10ページぐらい読み進んだら面白くなるから!とアドバイスをくれたのです。これはとても的確なアドバイスでした。それ以降は「寝る間を惜しんで」読み続けてしまいました。

時代は設定は、第二次大戦の終盤である1945年7月から8月15日となります。潜水艦「伊507」とその乗組員の17歳の工作兵折笠征人が主人公です。アナログとデジタルの境目である「新兵器」なのですが、ちょうどレーダーやコンピューターへ主導権が移って行く時代を象徴しているかのようです。

こちらの作品は、映画化のために書き下ろされた作品であると聞いています。映画版「ローレライ」はどうだったのでしょうか?!

亡国のイージス BY 福井晴敏

2005年08月22日 | 脳をくすぐる読み物
知り合いが、出張のお供として購入したはずの「亡国のイージス(上巻)」を一晩で読みきってしまい、帰国と同時に本屋さんを捜し求め「下巻」を購入し、これまた一晩で読んでしまったと聞いたのです。内容的に男性ならではのはまり方なのかなと思いつつ「上巻」を借りたのです。何気なく読み始めたところ、久しぶりに睡眠時間を削ってでも読み続けたい!という衝動にかられ・・・。お盆の時期でしたので仕事がそれほど忙しくないことが幸いしました。

『...職人気質に裏打ちされた技術力と長年培ってきた奉公という美徳の発露によって、日本は戦後、驚くべき速度で復興を為し遂げた。が、奉公という美徳の裏側には、組織の中に埋没する人間性、その結果として生じる無思考、無責任、無節操という影があることを、我々は無視しすぎてきたのではなかったか。...誰も責任を取らない平和論や、理想論に基づいた合理的経済理論では現在の閉塞を打ち破ることは出来ない。...現状では、イージス艦を始めとする自衛隊装備は防御する国家を失ってしまっている。亡国の楯。それは国民も、我々自身も望むものではない。必要なのは国防の楯であり、守るべき国の形そのものであるはずだ。...』

自衛官への道を歩み始める防大生が実名で自衛隊体制を批判する内容の論文を掲載、在日米軍基地で未曾有(みぞう)の惨事が発生。最新のシステム護衛艦「いそかぜ」は、真相をめぐる国家間の策謀にまきこまれ暴走を始める。交わるはずのない男たちの人生が交錯し、ついに守るべき国の形を見失った楯(イージス)が、日本にもたらす恐怖とは・・・。

原作はとても良かったです!

原作が非常に良い場合、映画を観るべきなのかどうか・・・。悩んだあげく、原作を読んで得た「感動」を忘れて、期待値をリセットして映画館に出向いたのです。しかし・・・、結果は散々たるものでした。大事な場面を全てカットしており、誰が何のために決意した行動なのかが伝わってこないのです。原作を読んでいた私は、気がつくと映し出されている場面に対し、原作のストーリーを照らし合わせているのです。緊張感高まる場面でも、全体的に危機感が伝わってこないのです。

原作を読まずに映画を観られた方はどう感じたのでしょうか?

沈まぬ太陽 BY 山崎豊子

2005年06月20日 | 脳をくすぐる読み物
3年以上も前に会社の後輩に薦められ、一気に読破したのが山崎豊子さんの「沈まぬ太陽」です。こちらの作品が、私にとっての山崎豊子さんの世界への「デビュー」でした。それ以降、『不毛地帯』『華麗なる一族』『大地の子』『女系家族』『白い巨塔』と次から次へと読破しました。彼女が書く文書と、どうやら相性が良いみたいです。

何故数年後の今「沈まぬ太陽」を思い出したかといいますと、こちらが日本を代表する航空会社の凄まじいまでの腐敗の内実を描いたノンフィクション・ノベルだからです。そして、その航空会社による「小さな」ハプニングが最近相次いでいるからです。

両者を私の中で決定的につなげたのは、2005年6月20日号の日経ビジネスの特集の中の「現場軽視の経営」「職場の意図的な分断」「労使対立」等の文言でした。小説の中の主人公である「恩地元」さんはどのように現在の状況を見られているのでしょうか?!これだけ「空」の旅が身近になった今だからこそ、内部抗争などにエネルギーを使うのではなく、全社一丸となって「安全」を追求してほしいです。

最後に、日経ビジネスの記事より:『安全は長く続くと”不安全”になる。事故を回避することを考えなくなるからだ。』

運命の法則 BY 天外伺朗

2005年05月26日 | 脳をくすぐる読み物
今は別の会社で活躍をされている先輩が『燃える集団』という現象のお話をされているのを聞き、自分も手にしたのが、こちらの「運命の法則」です。「CD」や「AIBO」の開発責任者であるソニー研究所の天外伺朗さんが書かれた本です。

ご自分の経験を元に、『チームが「燃える集団」の状態になると、メンバーの一人ひとりがスーパーマンと化す』と運命の法則を定義されています。私も、システム開発のプロジェクトにて似たような経験をしたことがあります。この状態になると、どんなに困難な局面を迎えようとも、どこかしらからか突破口が開かれるのです。本の中に、『技術者の人生で、一度でもこういう状態を味わった者は至福者である』と書かれていますが、本当にそのように思います。しかも、一度経験すると、やみつきになると言いますか、もう一度経験するために、次のプロジェクトに飛び込んで行きたくなるのです。このような経験をされた方はいませんか?

本日紹介したかったのが別の法則、『共時性の法則』です。共時性は『奇妙な偶然の一致』の総称といえます。『ほとんどの共時性は、日常生活の、ごく些細な、取るに足らないような軽い出来事として観察される』ため、私も今までは「単なる偶然」として無視していたように思うのです。しかし、最近、ひょんな偶然の一致が私を取り巻いているように思うのです。私の中では「転機」が訪れているのですが、まるでタイミングを合わせたかのように「見かける」のです。近代科学では説明できるようなお話ではないので、どう捉えたら良いのか、自分でも決めかねるところがあるのですが・・・。

ここではそれぞれの「法則」を詳しく説明していませんが、興味をもたれた方は、是非本を手に取ってみて下さい!