糊空木 2024.7.13
Rhapsody On A Theme Of Paganini
ノリウツギはアジサイの仲間ですが、円錐形の花序(花房)をもつため開花時の趣は一般のアジサイと少し異なります。
開花期もアジサイより遅く、花の少ない夏にはありがたい樹種です。
花弁のように白く円錐花序を彩るのはしべが退化した装飾花の萼片で、雄しべと雌しべをもつ両性花には装飾花のような大きな萼片はありません。
「ピラミッドアジサイ」の名で市場に出回っているミナヅキは、ほとんどの花が装飾花となり、円錐花序全体が白色で覆われます。
ノリウツギ(サビタ)は、釧路湿原を舞台にした原田康子の小説『サビタの記憶』や『挽歌』にたびたび登場する。
また、釧路在住の画家、佐々木栄松の描く釧路湿原の画の中に、さまざまな色に変化するサビタの花を描き出している。
サビタの花 (ノリウツギ)
ノリウツギの花が綺麗に咲いています。
小さな花のまわりで白い蝶がヒラヒラと遊んでいるように見えるノリウツギを
北海道では『サビタの花』と呼んでいます。
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