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goodシネマ 全集 ⑭ 映画『旅情』「201」 

2024-09-09 21:03:12 | goodシネマ

goodシネマ 全集 

⑭ 映画『旅情』

アメリカの地方都市で秘書をしていた三十八歳のジェイン・ハドスン(キャサリン・ヘップバーン)は、欧洲見物の夢を実現し、ヴェニスまでやって来た。

フィオリナ夫人(イザ・ミランダ)の経営するホテルに落着いた彼女は、相手もなくたった一人で見物に出かけ、サン・マルコ広場に来て、喫茶店のテイブルに腰を下した。

しかし、背後からじっと彼女をみつめる中年の男(ロッサノ・ブラッツィ)に気づくと、あたふたとそこを去るのであった。

翌日、彼女は浮浪児マウロの案内で名所見物をして歩いた。

通りすがりの骨董店に入ると、そこの主人は昨日サン・マルコ広場で会った男だった。

Rossano Brazzi - "Summertime in Venice " 映画「旅情」 (1955)

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キャロルつながり☆旅情 | carol-airdのブログ

映画「旅情」のラストシーンは、サンタルチア駅での別れの場面です。

ジェインが旅立つ決心をし、プラットフォームに立ちつくすレナートに手を振るシーンが有名です。

 
“パーティに出ても帰るタイミングがわからなくていつも長居しすぎた。

でも、あなたのお陰で私は成長したわ。今はわかるの、いつ去るべきなのか”

“おなかが減ったときにスパゲティを出されたら、ビフテキが食べたくとも、スパゲティを食べなさい”

歳をとって経験を積まなければわからない映画。

全てのシーンが美しく、せつない。

川、ゴンドラ、影、空、花、花火、映像で物語を語る。

悲しいけどこれでよかったと笑顔のラストシーン。

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