トマ・ピケテイ 21世紀の資本 2015.02.03 [Yo-Yo Ma plays Ennio Morricone]Gabriel's Oboe and The Falls
『21世紀の資本』(21せいきのしほん、仏: Le Capital au XXIe siecle 、英:Capital in the Twenty-First Century)は、フランスの経済学者トマ・ピケティの著書。
2013年にフランス語で公刊され、2014年4月には英語訳版が発売されるやAmazon.comの売上総合1位に輝くなど大ヒットした。
アメリカ合衆国では2014年春の発売以降、半年で50万部のベストセラーとなっており、多くの言語で翻訳されている。2015年1月現在、世界10数カ国で累計100万部を突破した。
長期的にみると、資本収益率(r)は経済成長率(g)よりも大きい。その結果、富の集中が起こるため、資本から得られる収益率が経済成長率を上回れば上回るほど、
それだけ富は資本家へ蓄積される。そして、富が公平に分配されないことによって、社会や経済が不安定となるということを主題としている。
この格差を是正するために、累進課税の富裕税を、それも世界的に導入することを提案している。
日本での版権を持つみすず書房は、日本語版 (ISBN 978-4-622-07876-0) を2014年(平成26年)12月8日に 出版した。
それ以前の紹介では『21世紀の資本論』と表記したものが多い。2015年1月現在、日本語版は13万部に迫っている。