Green Banana

　昨日、義姉がサリサリストアーの店先でバナナを売っていました。太くて短いバナナはよく売っているのですが、普通のバナナを置いたことは珍しく「Green bananaだぁ。」日本ではまず見ることができないバナナなので、少しだけ買おうと「いくら？」って聞いたのですが、「持ってっていいよ。」と義姉が言います。「悪いなぁ」と思いつつ、家の中に持込みキッチンへ。「Green bananaってどんな味がするんだろう。食感は？美味しいのかなぁ？」今までは、熟しかけた甘酸っぱいバナナを食べたことがありましたが、まるっきりGreenは初めてです。キッチンに立ってバナナを見ているうちに、「食べてみよう」という衝動に駆られました。先日まで、下痢に苦しんでいたことなど頭の中には微塵もありません。人間って喉元過ぎればなんとやら…ですね。房を左手にもち、選んだ一本を右手でもぎ取ろうと、普通のバナナをもぐ感覚で力をいれたのですが、固くてもげません。さらに力を込めてもぎました。メキメキって感じでした。そして房からもいだところを右手で持ち、皮を剥こうと持ったところを２～３回左右に振り下におろしました。剥けません。まだ若いせいか、筋のところが実から離れないのです。「こんなところを義姉に見られて、笑われるのもシャクだな」等と思いながら、一度玄関の方を確認。誰もいません。今のうちにと、筋をバナナの実から削り取るようにして、実を露わにしました。その実を指で少しだけ取り、口に運んでみました。最初に口の中が渋味でイッパイに、続いて青臭さが広がりました。
　だいぶ昔のことですが、バナナのことをテレビで見た時、日本に着いたバナナはGreenで、コンテナの中（記憶違いならお許しください。）で熟させて市場に出す、というのを見た時から「Green banana」を食べてみたいと思っていたのです。変なオヤジですよね（笑）昨日、そんな子供のような「夢」？が叶いました。こんな小さなひとつの「夢」ですが、叶うと嬉しいものです。それが、固くて、渋くて、青臭くても…ね。
　まるまる一本はとても食べられません。そのあと、キッチンに置いて熟すのを待っている最中です。食べられるのはいつかな？
　また月曜日が訪れ、仕事に行く方も多いことでしょう。気をつけて行ってらっしゃいませ。今日、私はアパートの水道管を修理する予定です。


　　　　　　　義姉の店先に並んだバナナ
　　　　　　　アップ
　　　　　　　固くて、渋くて、青臭いバナナくん