すろうはんどのページ

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我バンドを振り返って

2006-02-02 01:48:02 | Weblog
今日から2月。早いものである。

自分が趣味とする音楽に関して、自身で属するバンドが2つある。

 一つは会社の(正確に言うと同じ会社だった)仲間とその同級生の仲間を中心にして組んでいる「TEN-YEARS-CLUB」。自分が所属して十年位になるだろうか。
 BLOGにもバンドHPをリンクしているし、バンドの曲等に関しても何度か書いているので今更でもあるが。

関東に転勤してきてからも、変わらない活動を続けられていることはとても幸せなこと。それは、一言で言えばバンドのポリシー自体が、人前で演奏する活動そのものをメインとしていると言うよりも、音楽に対する「想い」や「共感しうる感覚」「音楽の楽しさ」等をバンドと言うグループ、仲間を通じて共感している、許容し合っていることにあるから。
言い方を代えると「TEN-YEARS-CLUB」と言う音楽サークル、みたいな感覚なのかも。なので、もちろん実際の練習や演奏会もそうだけど、メールでの会話、やりとり、必ずしもメンバ全員が揃わない演奏、メンバの家でのパーティなど、どれも活動の一環である。普段、仕事なんかで忙しい自分の中では大切な心のオアシスであり、これからも許される限りずっと続けられたら、と日々思っている。

 もう一つは、4人組のグループ「FOUR YOU」。これは活動自体はここ3年前位からの開始なので「TEN-YEARS-CLUB」に比べるとずっと歴史が浅い。それに、練習の回数、演奏会出演の実績に関しては数えるほどの回数しかまだない。だけれども、メンバ各々の技量そのものもさることながら、各々の環境や音楽に関する経歴、年齢、性別(?)を超えて、音楽を楽しみたいと言う気持ち、過去2回の本番に向けた目的感を共有した演奏は、メンバ間の相性の良さみたいなものも合間って練習、本番の時間も実に楽しく、お互いの持つ空間の様な物を自然に共有できうるバンドである。
今後は、各々の環境や日常の中でそれほどの頻度で練習や実際の演奏活動はできないかもしれないが、これからも同じメンバで是非続けていければ、と自身としては思っている。

 音楽のバンド活動はアマチュアであればあるほど取組みに関して理屈ではない「音楽そのものを楽しむ」「音楽を通じて楽しい空間を共有する」気持ち、そして「メンバ間の相性」とが大切で、メンバ全員が各々の立場でそれを支えている点がポイントでもある。自分にとってはその点に関して、どちらのバンドにおいても幸いなことにとてもメンバに恵まれている。

 関東でもバンドに誘ってくれる話がないわけではないが、正直、参加した場合にそんな部分で「楽しくやれるだろうか」と言う不安がないわけでもない。
 
後、2つのバンドに関してしいて言うなら自分だけ遠隔地に居ることが「練習」や「本番」に関しては障害がある、と言うことになるだろうか。いずれにしても自身にとって見ると2つのバンド、メンバの持つ許容感みたいなものに甘えられて、好きな時に好きなようにやれているので問題ではない。

また、音楽が好きで実際にバンドをやる人の多く(特に自分)は、直感的な族が多い。「あの曲をバンドでやってみたい」「急にこの曲がやってみたくなった」と言うような感じで。
しかし、「聴いてて良い曲」と「実際に演奏して良い曲」は異なるし、「演る側が弾いてたり歌ってて気持ちの心地よい曲」がいい、と言う点を考えると人前で演奏することを考えた場合は「バンドの演奏に相応しい曲」かつ「聞く側と演奏側が両方楽しめる」と言うのがベストでもある。そうすると実際は「相応しい曲」と言うのは限られてくるのかもしれない。

今後は人前での演奏会と言うものを前提に考えた時の選曲としては、思いつきではなく「バンドにとって相応しい曲」「回数は少なくとも曲の完成に向けた堅実な練習」と言うことが大切かな、と今後の活動に絡めて改めて思っている。

いずれにしても、今年も、2つのバンドに関しては、焦らず、各々のペースを保ちながら大切にしていきたい、と言うことに変わりないし、メンバにもそうあって欲しいし、(遠隔に居る)自身の役割を今後も許容して欲しいと、改めて思っている。

 「あうんの呼吸」で活動している「TEN-YEARS-CLUB」に関しては改めて言うまでもなく、2年前の今頃、初めての人前での演奏に向けて練習を重ねた「FOUR YOU」での演奏における一体感を、初心の様な物として忘れないようにしたいものである。