今,会社で,入社間もない2006年新入社員との面談を人事部門の立場として実施している。
社会人の新人1年生となって実際の職場へ配属されて約6か月を経過した今,彼ら彼女等の仕事や職場に対するモチベーションぶりを確認するのが狙いである。
自分とは会社生活の上で約20年のギャップがある訳だが,にも拘わらず彼ら彼女等から学ぶことも多々あり,感心尽きないのである。
我々入社の頃は,言わずも,携帯電話世代ではないしネットも未発達の時代であった。情報伝達はプッシュ式の電話に書籍からの情報収集が主流だった(いつの間にか,プロジェクトXのナレーション口調になっている・・・)。
圧倒的に情報収集量,流通量が違う,そして,大学や家庭に居ても,どこに居ても自分で苦労しなくても,現代においてはすぐ情報が入ってくる環境にある。
その情報や知識を繋ぎ合わせて,企業やビジネスについても,まるでゲームを展開するかの如く,そして自分が経験したかの如く,たとえば,企業や企業からみたお客さんとのビジネスのシミュレーションがイメージ出来てしまう。
「ITのソリューション要員にとっては,お客様の多様なニーズに応えて課題解決に繋がり付加価値ある提案を行っていく上で,新しい技術力もさることながら提案力や説得力,折衝力といったヒューマンスキルが非常に重要なポイントとなる。と言うことがわかりました。」等といった仮説の下りを,わずか数日の企業勉強において課題を浮き彫りし皆の前でプレゼンしてやってのける。彼ら彼女等に足りないもの,それはこれからの実は愚直な,そして泥臭い実務経験により実際の仮説に対する検証をしていくプロセスである。社会人の場合は人生の大半がこれであり,それらによって得られる経験則が肥やしとなり積み重なっていく。
全く自慢できないが,我々の世代としてはそれが実にスタンダードな社会人としての成長の過程であった。
企業の使命や収益構造等の仕組みのことはさほどわからず,目の前に上司から与えられた,先輩から課せられた仕事を「とにかくやれ」「ハイ」というやりとりの中でせっせとやりこなすばかりであった我々世代の新人時代にとっては,現在の学生や新人の情報収集によるシミュレーション力やプレゼン力にはとても驚かされるし目を見張るのである。
それと,経験則を得るには仕事での迂回や愚直な努力も避けられないのが常。最近の世代は,それを強固に避けてショートパスを選択したがるし無駄な事象や時間を避けたがるし何せ無駄な時間経過と愚直な苦労が嫌い。
我々世代は,仕事での迂回や努力を経てようやく得た経験則によるノウハウを,努力のさほどない昨今の若手にいとも簡単に伝えて「なるほど,勉強になりますね,わかります。」と他人事の様に涼しい顔でノウハウの知識だけ得ていく彼らにどこか不条理であるという感情を湧かせているのである(自分は人間が小さいな~と思うつつも,ついつい・・・,しかし,仮説の術を知っている彼ら彼女等に伝えられることは,愚直な経験による検証結果しかないことも現実なのである。。)。
社会人経験則の族 VS 新入社員族
時代背景という異なる土俵の上で,限りない戦いが続く。。。
To Be Continued
社会人の新人1年生となって実際の職場へ配属されて約6か月を経過した今,彼ら彼女等の仕事や職場に対するモチベーションぶりを確認するのが狙いである。
自分とは会社生活の上で約20年のギャップがある訳だが,にも拘わらず彼ら彼女等から学ぶことも多々あり,感心尽きないのである。
我々入社の頃は,言わずも,携帯電話世代ではないしネットも未発達の時代であった。情報伝達はプッシュ式の電話に書籍からの情報収集が主流だった(いつの間にか,プロジェクトXのナレーション口調になっている・・・)。
圧倒的に情報収集量,流通量が違う,そして,大学や家庭に居ても,どこに居ても自分で苦労しなくても,現代においてはすぐ情報が入ってくる環境にある。
その情報や知識を繋ぎ合わせて,企業やビジネスについても,まるでゲームを展開するかの如く,そして自分が経験したかの如く,たとえば,企業や企業からみたお客さんとのビジネスのシミュレーションがイメージ出来てしまう。
「ITのソリューション要員にとっては,お客様の多様なニーズに応えて課題解決に繋がり付加価値ある提案を行っていく上で,新しい技術力もさることながら提案力や説得力,折衝力といったヒューマンスキルが非常に重要なポイントとなる。と言うことがわかりました。」等といった仮説の下りを,わずか数日の企業勉強において課題を浮き彫りし皆の前でプレゼンしてやってのける。彼ら彼女等に足りないもの,それはこれからの実は愚直な,そして泥臭い実務経験により実際の仮説に対する検証をしていくプロセスである。社会人の場合は人生の大半がこれであり,それらによって得られる経験則が肥やしとなり積み重なっていく。
全く自慢できないが,我々の世代としてはそれが実にスタンダードな社会人としての成長の過程であった。
企業の使命や収益構造等の仕組みのことはさほどわからず,目の前に上司から与えられた,先輩から課せられた仕事を「とにかくやれ」「ハイ」というやりとりの中でせっせとやりこなすばかりであった我々世代の新人時代にとっては,現在の学生や新人の情報収集によるシミュレーション力やプレゼン力にはとても驚かされるし目を見張るのである。
それと,経験則を得るには仕事での迂回や愚直な努力も避けられないのが常。最近の世代は,それを強固に避けてショートパスを選択したがるし無駄な事象や時間を避けたがるし何せ無駄な時間経過と愚直な苦労が嫌い。
我々世代は,仕事での迂回や努力を経てようやく得た経験則によるノウハウを,努力のさほどない昨今の若手にいとも簡単に伝えて「なるほど,勉強になりますね,わかります。」と他人事の様に涼しい顔でノウハウの知識だけ得ていく彼らにどこか不条理であるという感情を湧かせているのである(自分は人間が小さいな~と思うつつも,ついつい・・・,しかし,仮説の術を知っている彼ら彼女等に伝えられることは,愚直な経験による検証結果しかないことも現実なのである。。)。
社会人経験則の族 VS 新入社員族
時代背景という異なる土俵の上で,限りない戦いが続く。。。
To Be Continued