美多哲夫★新・月の起源★

月はゆっくり地球に接近して激突したが、奇跡的に破壊を免れて、地球を回る衛星となった。

ベスタの分厚い地殻を形成した巨大衝突

2019-06-21 18:33:10 | news
小惑星「ベスタ」を起源とする隕石の年代測定から、ベスタが約45億年前に巨大衝突を経験したことが示され、ベスタの南半球の異常に分厚い地殻がどのように形成されたのかという謎が解明された。
【2019年6月20日 東京工業大学】

地球などの惑星の元となった原始惑星が、太陽系の歴史の中でいつ誕生しどのように成長したかは、太陽系形成シナリオを考える上でとても重要だ。ほとんどの原始惑星は衝突などによって失われたが、火星軌道と木星軌道の間に広がる小惑星帯の中で2番目に大きい直径525kmの小惑星「ベスタ」は、原始惑星の数少ない生き残りとして存在している。
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アストロ天文ニュース

エウロパの表面に食塩があった

2019-06-19 18:31:56 | news
木星の衛星エウロパの表面に見られる黄色い模様は、海水の塩分の主成分で食塩としても利用されている塩化ナトリウムであることが明らかになった。
【2019年6月18日 ハッブル宇宙望遠鏡】

1979年に木星へのフライバイを行ったNASAの惑星探査機「ボイジャー」や、1995年から7年間にわたって木星の周回観測を行った探査機「ガリレオ」のデータから、木星の衛星エウロパの氷の地殻の下には塩分を含んだ液体の水の層(地下海)が存在すると考えられている。
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アストロ天文ニュース

太陽でも起こるかもしれない「スーパーフレア」

2019-06-15 17:19:51 | news
若い星でしか起こらないと考えられてきた「スーパーフレア」が、太陽でも起こりうることが統計的な研究から示された。通常の数百から数千倍もの大規模爆発がもし太陽で起これば、地球にも大きな影響を及ぼすことは必至だ。
【2019年6月14日 コロラド大学ボルダー校】

太陽の大気で発生する爆発現象である「フレア」では、磁気エネルギーが解放されて莫大な光や熱が放出される。大規模なフレアが発生すると地球付近にも影響が及ぶことがあり、オーロラが見られたり、人工衛星や通信、送電施設に被害が生じたりする。
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